TCP/IPの注意/制限

本機側の設定

  • IPアドレスはシステム全体で管理されているアドレスです。ネットワーク管理者と十分相談のうえ、設定してください。

  • ネットワーク環境によっては、サブネットマスクやゲートウェイの設定が必要になります。ネットワーク管理者に相談のうえ、必要な項目を設定してください。

  • ポート状態を[起動]に設定したとき、メモリーが不足すると、ポート状態が自動的に[停止]に設定されることがあります。この場合は、使っていないポートを[停止]にするか、メモリー割り当て容量を変更してください。

  • 使用環境に応じて、受信バッファ容量[受信バッファ-LPD]のサイズを設定してください。送信されたデータより、受信バッファ容量[受信バッファ-LPD]のサイズが小さい場合、受信できないことがあります。

コンピューター側の設定

  • IPアドレスはシステム全体で管理されているアドレスです。ネットワーク管理者と十分相談のうえ、設定してください。

  • NIS(Network Information Service)の管理下で使用されているホストで、ネットワーク(IPアドレスなど)の設定を行う場合は、NISの管理者に相談してください。

電源を切るとき

本機の電源を切るときは、次の点に注意してください。

  • [受信バッファ-LPD]の設定が[メモリースプール]のとき

    プリント中のデータを含め、本機のメモリーにスプールされたプリントデータはすべて削除されます。再び電源を入れたときは、プリントデータはありません。

    ただし、プリント指示の直後に電源を切った場合、プリントデータがコンピューター上に保存されることがあります。この場合、再び電源を入れたときに、新しくプリント指示が行われても、保存されているプリントデータから順にプリントされます。

  • [受信バッファ-LPD]の設定が[ハードディスクスプール]のとき

    プリント中のデータを含め、本機のハードディスクにスプールされたプリントデータはすべて保存されます。再び電源を入れたときに、新しくプリント指示が行われても、保存されているプリントデータから順にプリントされます。

  • [受信バッファ-LPD]の設定が[スプールしない]のとき

    プリント中のデータを含め、本機の受信バッファにスプールされたプリントデータはすべて削除されます。再び電源を入れたときは、プリントデータはありません。

    ただし、プリント指示の直後に電源を切った場合、プリントデータがコンピューター上に保存されることがあります。この場合、再び電源を入れたときに、新しくプリント指示が行われても、保存されているプリントデータから順にプリントされます。

プリント時

  • [受信バッファ-LPD]の設定が、[ハードディスクスプール]または[メモリースプール]のとき

    プリントデータの受信を開始したときに、プリントデータのサイズがハードディスク、またはメモリーの残り容量より大きい場合、そのプリントデータは受信できません。

    補足
    • プリントデータが受信容量を超えた場合、コンピューターによってはすぐに再送信することがあります。このときコンピューターが停止したように見えます。対処として、コンピューター側でそのプリントデータの送信を中止してください。

  • [受信バッファ-LPD]の設定が[スプールしない]のとき

    あるコンピューターからプリント要求を受け付けていた場合、別のコンピューターからのプリント要求の受け付けができません。

  • コンピューターのIPアドレスやコンピューター名を変更した場合

    コンピューターのIPアドレスやコンピューター名を変更した場合、本機側からの問い合わせ処理や取り消し処理が正常に行われなくなります。本機の受信バッファにプリントデータがない状態で、電源を切って入れ直してください。

    補足
    • 本機の受信バッファにあるプリントデータのプリント中止/強制排出は、本機の操作パネルから操作できます。操作方法は、ジョブ確認を参照してください。