スキャナー(PC保存)の設定
スキャナー(PC保存)の設定について説明します。
Step1 事前準備
本機でスキャナー(PC保存)機能を使用するには、あらかじめ次の環境が必要です。
FTP で使用する場合
FTP 転送で使用する場合は、あらかじめ次のFTPサーバーと、FTPサーバーへのアカウント(ログイン名とパスワード)の登録が必要です。
-
Windowsの場合
Microsoft Internet Information Server 7.0以降のFTPサービス
-
OS XまたはmacOSの場合
OSのFTP サービス*
* 日本語のファイル名、ユーザー名、ディレクトリー名は使用できません。
-
各FTPサービスの設定は、ソフトウェアに付属のマニュアルを参照してください。
-
OS XまたはmacOSを利用する場合、FTPサービスの設定方法は、Apple Japan社の公式ホームページをご参照ください。
SMBで使用する場合
SMB転送する場合は、あらかじめ共有フォルダー機能が利用できる、本機でサポートしているOSのコンピューターが必要です。
OS XまたはmacOSの場合は、共有できるユーザーアカウントが必要です。
Step2 ポートの起動とTCP/IPの設定
スキャナー(PC保存)を使用するためにポート(SMB、FTPクライアント)を起動し、IPアドレスなどを設定します。本機で設定する手順を説明します。
-
CentreWare Internet Servicesを使用して設定することもできます。設定方法は、CentreWare Internet Servicesを参照してください。
-
[仕様設定/登録]画面を表示します。
参照-
詳しくは、仕様設定の流れを参照してください。
-
-
ポートを起動します。
SMBプロトコルを使用する場合
SMBポートを起動します。
-
[ネットワーク設定]を押します。
-
[ポート設定]を押します。
-
[SMBクライアント]を選択し、[確認/変更]を押します。
-
[SMBクライアント-ポート]を選択し、[確認/変更]を押します。
-
[起動]を選択し、[決定]を押します。
-
[仕様設定/登録]画面が表示されるまで、[閉じる]を押します。
FTPプロトコルを使用する場合
FTPポートを起動します。
-
[ネットワーク設定]を押します。
-
[ポート設定]を押します。
-
[FTPクライアント]を選択し、[確認/変更]を押します。
-
[FTPクライアント-ポート]を選択し、[確認/変更]を押します。
-
[起動]を選択し、[決定]を押します。
-
[仕様設定/登録]画面が表示されるまで、[閉じる]を押します。
-
-
IPアドレスなどを設定します。
すでにIPアドレスが設定されている場合は、この手順は不要です。DHCPやBOOTP環境がある場合は、取得方法だけを設定します。アドレスが自動で取得できないときや、手動で設定するときはIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスの設定状態を確認します。
参照-
IPアドレスの設定については、プロトコル設定を参照してください。
-
-
[仕様設定/登録]画面が表示されるまで、[閉じる]を押します。
-
[×]を押します。
補足-
設定内容によっては、再起動が必要です。画面が表示されたら再起動してください。
-
-
機能設定リストをプリントし、SMBクライアントポートとFTPクライアントの起動とTCP/IPの設定を確認します。
参照-
機能設定リストのプリント方法は、レポート/リストの出力を参照してください。
-
Step3 コンピューター側の設定
コンピューターに転送先のフォルダーを作成します。
FTP で使用する場合
ログインするサーバーに転送先のフォルダーを作成し、書き込み権限を設定します。
SMB で使用する場合
コンピューター上にフォルダーを作成し、共有フォルダーに設定します。共有フォルダーに書き込み権限を設定します。
-
Mac OSでSMBを使用する場合は、システム環境設定にある[共有]の[サービス]タブで[Windowsファイル共有サービス]を[入]に設定する必要があります。