リモート中継同報(遠隔地に中継同報する)
リモート中継同報は、中継局を2つ以上経由して同報送信をする機能です。
中継同報より、大規模かつ遠方に対しての送信が経済的です。
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2次中継局からは、複数の同報指示(マルチ中継同報)ができます。
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IPファクス(SIP)では、Fコード方式の中継同報のみ利用できます。
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リモート中継同報の1次中継局および2次中継局として使用できる弊社製の機種は、 中継同報を利用できる機種についてを参照してください。
リモート中継同報には、次の3つの方式があります。
FAX信号方式
弊社独自の通信手順を使用しているため、特定の中継同報可能機だけが使用できます。
DTMF方式
通信モードG3 で手動送信ができる機種であれば、リモート中継同報を指示できます。
Fコード方式
F コード機能と中継同報機能を持つ機種間であれば使用できます。
FAX信号方式
あらかじめ次の登録が必要です。
リモート中継同報が登録されている短縮宛先番号、または宛先グループ番号を指定し、[スタート]を押します。
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短縮宛先番号の登録方法は、宛先表登録(短縮宛先登録)を参照してください。
登録先 |
登録内容 |
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指示局 |
中継局を短縮宛先番号(0001~2000)のどれかに登録し、中継同報を設定します。
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1次中継局と2次中継局の登録内容は、1次中継局側、2次中継局側の説明書を参照してください。
DTMF方式
DTMF方式には、自動送信と手動送信の2つの方法があります。
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短縮宛先番号の登録方法は、宛先表登録(短縮宛先登録)を参照してください。
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1次中継局と2次中継局の登録内容は、1次中継局側、2次中継局側の説明書を参照してください。
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弊社のDTMF方式機能対応機であれば、指示ができます。
自動送信(受話器を上げずに送信)
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[宛先追加]画面で[キーボード]を押してキーボードを表示させ、次の形式で入力します。
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パスワード
事前に登録した2桁の数字
補足-
工場出荷時は、パスワードは設定されていません。パスワードを設定する場合は、弊社の販売店にお問い合わせください。パスワードが設定されていない場合、パスワードの入力は不要です。
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中継局ID
1次中継局に登録されている指示局の短縮宛先番号の下位2桁
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短縮宛先番号
1次中継局に登録されている2次中継局の短縮宛先番号
参照-
上記のダイヤル指示の形式を短縮宛先番号に登録し、短縮宛先番号を指定して送信することもできます。詳しくは、宛先表登録(短縮宛先登録)を参照してください。
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複数の中継同報を行う場合は、[次宛先]を押して指示します。
補足-
中継送信先は、20 か所まで指定できます。
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[スタート]を押します。
手動送信(受話器を上げて、またはオンフック送信)
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受話器を上げる、または[オンフック(手動送信/受信)]を押します。
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ドロップダウンメニューで[手動送信]を選択します。
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タッチパネルディスプレイ上に表示されたテンキーで、次の形式で入力します。
補足-
中継送信先は、20か所まで指定できます。
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キーボードを表示させたい場合は、[キーボード]を押してください。
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Fコード方式
本機からリモート中継同報をする場合は、Fコードと必要に応じてパスワードを、1次中継局に確認してください。
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Fコード方式を使用してリモート中継同報をする場合、1次中継局と2次中継局は、弊社のFコード方式と中継同報機能搭載機種が対象になります。
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中継同報の指示局および中継局として使用できる弊社製の機種間の場合は、FAX 信号方式を使用することをお勧めします。
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[Fコード通信]を押します。
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[する]を押します。
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[Fコード]の入力エリアを選択し、表示されたキーパッドでFコードを入力します。
補足-
Fコードは20桁まで入力できます。
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中継同報
1次中継局IDの桁数
1:1次中継局IDおよび短縮宛先番号が2桁の場合
2:1次中継局IDおよび短縮宛先番号が3桁の場合
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プリント指示
1次中継局でのプリントの有無
1:1次中継局でのプリントあり
0:1次中継局でのプリントなし
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1次中継局ID
1次中継局に登録されている指示局の短縮宛先番号
1次中継局IDを設定したときは、リモート中継同報した結果を指示局に通知します。
「00」または「000」を設定したときは、リモート中継同報した結果を指示局に通知しません。
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短縮宛先番号
2次中継局を登録している短縮宛先番号です。
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必要に応じて[パスワード]の入力エリアを選択し、表示されたキーパッドでパスワードを入力します。