プリント機能使用上の注意/ 制限
PostScriptドライバーについて
PostScriptドライバーでは、[ポスター(拡大連写)]などには対応していません。また、[まとめて1枚]の機能では、2/4/6/9/16アップと、枠線の有無の指定が可能です。
MacintoshからUSB接続でプリントする場合
USBを使用してPostScriptドライバーからプリントする場合、図形データ(バイナリーデータを含むEPSファイル)を貼り付けたアプリケーションデータを印刷すると、バイナリーデータ部分をプロトコルデータと誤検知して文字データが数ページにわたってプリントされることがあります。
[仕様設定]>[ネットワーク設定]>[ポート設定]>[USB]>[USB-Adobe通信プロトコル]を[RAW]に設定すると、バイナリーデータを含むEPSファイルを使ったデータを正常にプリントできます。
ContentsBridgeについて
ContentsBridgeを使用すると、DocuWorks文書、PDF、TIFF、JPEG、XPSをドラッグするだけでプリントできます。
PDF、TIFFは本機に直接ファイル転送しますが、DocuWorks文書はコンピューター上で内部的にプリント処理をしてから本機にファイルを転送し、プリントします。
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「XPS」とは、「XML Paper Specification」の略です。
文書プリント/デジカメプリントについて
文書プリント/デジカメプリントでは、市販のシングルスロットタイプのメモリーカードリーダーを使用できますが、動作保証はできません。
マルチスロットのメモリーカードリーダーでは、特定の1つのスロットだけしか使用できません。どのスロットを使用できるかはリーダーの機種毎に異なり、お客様が使いたいメディア/メモリーカードのスロットを複合機では使えない場合があります。
また、動作保証はできません。
メディアプリントの表示機能について
デジカメプリントは、サムネール表示はできますが、プレビュー表示には対応していません。また、文書プリントは、サムネール表示およびプレビュー表示ともに対応していません。
操作パネル操作中のプリントジョブについて
次のときには、プリントジョブの処理・出力速度が遅くなることがあります。
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プリントジョブを実行中に操作パネルを操作した場合
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[ジョブ確認]画面でプリントジョブの状態を表示している場合
プリント結果が設定と異なるとき
プリントページバッファの容量不足が原因で、次のように、設定と異なる結果になることがあります。この場合、メモリーの増設をお勧めします。
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両面の指定が片面でプリントされる
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ジョブが中止される(プリントページバッファに展開できない場合、そのページを含むジョブが中止されます)
USB Host(USBメモリー)からダイレクトプリントをするとき
本機が「スリープモード」のときに、USBメモリーを接続した場合、コンピューターは本機を検知できません。「スリープモード」を解除してからUSBメモリーを接続し、印刷指示を行ってください。
USBメモリープリントについて
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USBメモリープリントを行うには、USBメモリーキット(オプション)が必要です。
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USBホストアダプターを利用して、お客様がお持ちのUSBメモリーおよびUSBケーブル(必要に応じて)からプリントできますが、動作保証はできません。
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次のUSBメモリーは対象外です。
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USBメモリーのコンテンツにアクセスするために別途ユーティリティが必要なメディア、パーティションが複数あるUSBメモリー
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外付けのハブを介して接続したUSBメモリー
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複数のUSBメモリーを同時に装着して使用することはできません。
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USBメモリーにアクセス中の取り出しを回避するためのメニューは提供していません。
両面プリントでのメーターのカウントについて
両面プリントする場合、使用しているアプリケーションによっては、部数を指定するときの条件などにより、自動的にページ調整の白紙を挿入することがあります。このときにアプリケーションが挿入する白紙出力は、カウントアップの対象となります。
透かし印字でのメーターのカウントについて
複製管理拡張キットを利用して原稿に透かし印字(アノテーション、強制アノテーションなど)をした場合、メーターのカウントは次のようになります。
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カラー原稿の場合は、透かし印字の有無にかかわらず、カラーコピーでメーターがカウントされます。
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白黒原稿の場合は、透かし文字をカラーで指定していればカラーでカウントされ、白黒で指定していれば白黒でカウントされます。
操作パネル操作時のプリントジョブの速度について
ApeosPortシリーズをお使いの場合、プリントジョブを実行中に操作パネルを操作したり、[ジョブ確認]画面でプリントジョブの状態を表示しているときは、プリントジョブの処理・出力速度が遅くなることがあります。
PDFダイレクトプリント機能について
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PDFファイルの構成によっては、レンダリング処理が複雑になるため、出力に時間がかかる場合があります。
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本機で提供されている弊社独自のPDF Bridgeについて
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PDF 1.7 Adobe Extension Level 8に対応しています。ただし、PDF 1.5(Adobe Acrobat 6)のOptional Content機能(レイヤー機能)、PDF1.6(Adobe Acrobat 7)のEnhanced DeviceN色空間、3D Artwork機能には対応していません。
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Adobe純正のPDFダイレクトプリントについて
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PDF1.6(Adobe Acrobat 7)の機能に対応しています。ただし、「OpenType フォントを埋め込む」指定には対応していません。また、PDF1.7(Adobe Acrobat 8 および9)の機能には対応していません。
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PostScript のメモリー設定を最大値(128 MB)にしないと、PDF ファイルを正常に印刷できない場合があります。
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カラーUDプリントについて
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RGB画質調整により、文字または文字列の色が変更された場合、変更される前の色が本機能の対象色となります。ただし、本機能によって付加される網かけ、下線には、RGB画質調整後の色が適用されます。
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本機能は、OSから通知される色情報(RGB)を元に処理しているため、本機のカラーバランス機能により、最終的に印刷する色は変更される可能性があります。
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[薄墨印刷]は、本機能と同時に指定できません。薄墨印刷機能が優先されます。
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[スタンプ]や[ヘッダー/フッター印刷]は、本機能と同時に指定できません。
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[すべての色を黒に変換]は、本機能と同時に指定できます。
同時に指定した場合は、本機能の処理対象となる色の文字に、指定の網かけ、下線が付加されると同時に黒色に変換されます。
まとめて1枚(Nアップ)機能について
9アップができるのは、アプリケーションからのプリント指示により受信した印刷ジョブだけです。
ThinPrintについて
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「ThinPrint .print」をWindows Server に設定するには、ライセンス「.print Application Server Engine」が必要です。
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ThinPrintは、通信プロトコルがIPv4で動作しているときだけ利用できます。IPv6には対応していません。
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同時に接続できる最大接続数は3です。これを超えて接続要求を受け付けた場合、接続要求は待ち状態になります。ただし、待ち状態になる接続数は最大10までで、これを超えると接続要求を受け付けられません。すでに開設済みの接続が終了して最大接続数よりも少なくなりしだい、待ち状態になっていた接続要求が順次接続されます。
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ジョブのキャンセル、一時停止などのジョブ制御機能は提供していません。操作パネルでの[ジョブ確認]画面、CentreWare Internet Servicesからのジョブのキャンセルは可能です。
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プリンターにデータのスプールが終了したジョブから順に印刷されます。印刷指示を受信した順に印刷されない場合があります。
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プリンターの電源が切断された場合、本機能は受信済みジョブのスプール順序とデータを保存します。受信中のジョブは破棄されます。
サイズ混在原稿をプリントするときの向きについて
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プリンタードライバーからのサイズ混在原稿のプリント可能な組み合わせは、A4とA3、B5とB4、8.5 × 11インチ(Letter)と11 × 17インチ (Tabloid)、十六開と八開の4種類です。
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使用するアプリケーションによっては、原稿の向き(縦向き、横向き)を正しく判断できないため、サイズ混在原稿の組み合わせによっては、原稿の上下が逆にプリントされる場合があります。
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親展ボックス内の文書をプリントするとき、原稿の上下が逆にプリントされる場合があります。
ダイレクトファクスドライバーについて
ダイレクトファクスドライバーは、長形4号、角型6号、角型20号、洋長形3号の封筒に対応していません。
プレビュー画像の生成について
原稿によっては、プレビュー用画像の生成に時間がかかる場合があります。出力までの時間を早くしたいときや、プレビュー表示の必要がない場合は、プリンタードライバー側の設定で、プレビュー用の画像を生成しないでプリントの指示をすることができます。
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プリンタードライバー側の設定が優先されます。
プリンターフォントを使用してプリントする場合
本機は、プリンター搭載フォントにJIS2004を採用しています。TrueTypeフォントをプリンターフォントに置き換えてプリントすると、MS明朝およびMSゴシックの文字が従来のJIS90と変わる場合があります。
lprポートを使用したプリントについて
lprポートを使用してプリントした場合、プリント中画面やショブ確認画面、ジョブ履歴レポートで、ユーザー名やファイル名、ホスト名が文字化けし、正しく表示されないことがあります。
正しく表示したい場合は、lpr以外のポートを使用してください。
本機で認証機能を使用している場合
プリンタードライバーで認証情報を設定する場合、User ID は半角32 文字(全角16 文字)以内で設定してください。全角で17 文字以上を設定すると、認証エラーになりプリントできません。