プライベートプリント

プリントを指示したデータを一時的に認証用ユーザーIDごとに蓄積させ、プリントしたいときに本機側の指示でプリントできます。必要な文書だけ選択してプリントできるため、無駄な出力を抑えることができます。また、認証されたユーザーの文書およびユーザーに関連づけられたサブユーザーの文書しか本機に表示されないため、プライバシーの保護を図ることができます。機械管理者によって管理されている特定ユーザーの認証/集計管理に向いています。

プライベートプリントへの保存が設定されている場合、受信したプリントジョブは、認証用User IDごとに保存されます。

補足
  • 認証ユーザーのUserIDにサブユーザーを関連づける機能を利用するには、別途アプリケーションが必要です。詳しくは、弊社の営業担当者にお尋ねください。

  • この項目は、[認証/プライベートプリントの設定]の[受信制御]が、次のどちらかに設定されている場合に表示されます。

    • [プリンターの認証に従う]を選択し、[認証成功のジョブ]を[プライベートプリントに保存]に設定

    • [プライベートプリントに保存]を選択

  • プライベートプリント機能を設定した場合、プリンタードライバーから通常のプリント、セキュリティープリント、サンプルプリント、時刻指定プリントは使用できなくなります。

参照

プライベートプリントに保存された文書のプリント、および削除方法について説明します。

  1. タッチパネルディスプレイの認証情報の表示エリアを押します。

  2. User IDを入力し、[確定]を押します。

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    補足
    • パスワードを設定した場合は、User IDを入力したあと[次へ]を選択し、パスワードを入力してから[確定]を押します。

    • 認証状態からログアウトするには、認証情報の表示エリアを押します。

  3. [プライベートプリント]を押します。

    補足
    • 機械管理者で認証した場合は、User IDの一覧が表示されます。対象となるユーザーIDを選択して、[文書確認/プリント]を押すと文書一覧が表示されます。

  4. プリント、または削除する文書を選択します。

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    補足
    • 文書は、最大100件まで同時に選択し、プリントまたは削除の指示ができます。複数の文書を選択した場合、文書は選択順にプリントされます。

    • 保存文書の一覧画面で、詳細情報を表示するかどうかを設定することができます。詳しくは、プリント文書一覧の詳細表示を参照してください。

    • 保存文書のリスト表示/サムネール表示の切り替えやプレビュー表示ができます。

    • USBポートから入力されたダイレクトプリントジョブのプレビュー画像は生成されません。

    • プリンタードライバーで製本を指定した場合、[製本]アイコンが表示されます。

  5. 任意の項目を選択します。

  6. プリントするときは、部数を入力します。

すべて選択

すべての文書を選択できます。また、すべての文書選択を解除するには、もう一度ボタンを押します。

削除

プライベートプリント文書を削除します。

補足
  • 削除した文書は、元に戻せません。

補足
  • すべての文書が削除されたユーザーIDは削除されます。

プレビュー

選択した文書のプレビュー画像を表示します。

補足
  • 複数の文書を選択した場合、[プレビュー]ボタンを押すことはできません。

  • 保存文書のプレビュー画面には、先頭ページのみが表示されます。

  • プライベートプリントでは、プレビュー画像を回転させることはできません。

icon(ページビュー)

プレビュー画像を全体表示します。

ページビューでは、プレビューエリアの右側にファイル名、登録日時、ページ数、ホチキス、パンチの設定値が表示されます。

プレビュー画像をダブルタップすると拡大ビューに切り替わります。

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icon(拡大ビュー)

プレビュー画像のサイズの拡大/縮小ができます。

拡大ビューでは、以下の操作ができます。

  • プレビュー画像をドラッグまたはフリックすると表示位置の移動ができます。

  • プレビュー画像をダブルタップすると画像サイズの拡大率を変更できます。

  • スライダーをドラッグすると画像サイズの拡大率を変更できます。

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プリント部数

プリントする部数を指定します。

カラーモード

プリントする文書のカラーモードが表示されます。

両面プリント

片面、両面(短辺とじ)、両面(長辺とじ)が表示されます。

製本

左とじ/ 上とじ、右とじ/ 下とじが表示されます。

補足
  • プリンタードライバーで製本を指定した場合に表示されます。

  • とじ方向が判明できない場合は、「製本」のみが表示されます。

プリント

プライベートプリント文書をプリントします。

参照
  • 機械管理者モードで[プリント時の確認画面表示]が[しない]に設定されている場合は、確認画面は表示されずに、プリント後に文書は自動的に削除されます。詳しくは、プリント時の確認画面表示を参照してください。

プリント部数

プリントする部数を入力します。

プリント

プライベートプリント文書をプリントします。

プリントしたあとの文書の処理を選択できます。

補足
  • 機械管理者モードで[プリント時の確認画面表示]が[しない]に設定されている場合は、確認画面は表示されずに、プリント後に文書は自動的に削除されます。詳しくは、プリント時の確認画面表示を参照してください。

プリント後削除する

文書のプリントを開始します。プリントしたあと、文書は削除されます。

プリント後削除しない

文書のプリントを開始します。プリントしたあとも、文書はそのまま保存されています。

取り消し

文書のプリントを取り消します。