Fコード通信(Fコード通信をする)
F コード通信とは、ITU-Tで標準化されたT.30(通信の規格のことです)のサブアドレスの使い方について、情報通信ネットワーク産業協会が定めた通信手順のことです。F コード機能を持つ機種間の通信では、他社機の場合もF コードを使用したさまざまな機能が使用できます。
F コード通信をする場合は、F コードとパスワードを使用します。F コードは、他社ではサブアドレスと呼ぶ場合もあり、登録(入力)が必要です。パスワードは、必要に応じて設定してください。
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F コードを使用する場合は、あらかじめ相手機のF コードを確認する必要があります。
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本機種間で親展送信、または親展ポーリングをする場合は、FAX 信号方式を使用することをお勧めします。
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短縮宛先番号ごとに、F コードとパスワードを設定できます。詳しくは、宛先表登録(短縮宛先登録)を参照してください。
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F コード通信で、中継同報/ リモート中継同報もできます。中継同報については、中継同報(中継局を介して同報送信する)、リモート中継同報については、リモート中継同報(遠隔地に中継同報する)を参照してください。
F コード通信では、次の機能を使用できます。
親展送信(Fコード方式)
送信先に親展ボックスが設定されている場合に、Fコード(サブアドレス)と、必要に応じてパスワードを指定すると、本機から親展送信ができます。
あらかじめ、送信先のFコード(サブアドレス)とパスワードを確認してください。
(例)送信先
Fコード(サブアドレス):0(Fコード通信を表します)+送信先の親展ボックス番号
パスワード(必要に応じて):送信先の親展ボックスの暗証番号
親展ポーリング(Fコード方式)
相手先に親展ボックスが設定されている場合に、F コード(サブアドレス)と、必要に応じてパスワードを指定すると、親展ポーリングができます。
本機が親展ポーリングをする場合は、あらかじめ相手先のF コード(サブアドレス)とパスワードを確認してください。
なお、本機に対して親展ポーリングをする場合は、相手先に次の情報を伝えてください。
Fコード(サブアドレス) : 0(Fコード通信を表します)+送信するデータが格納されている親展ボックス番号
パスワード(必要に応じて): 送信するデータが格納されている親展ボックスの暗証番号
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親展ボックスの設定によっては、親展受信した文書を自動的にプリントします。詳しくは、ジョブフローを設定/実行するを参照してください。
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レポートのプリント設定によっては、親展受信しても、親展受信レポートがプリントされないことがあります。詳しくは、親展受信レポートを参照してください。
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親展受信文書のプリント方法は、親展ボックスの文書をプリントするを参照してください。
親展送信(Fコード方式)
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[Fコード通信]を押します。
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任意の項目を設定し、[OK]を押します。
しない
Fコード通信を使用しません。
する
Fコード通信を使用します。[Fコード]を指定します。
Fコード
[Fコード]の入力エリアを選択し、表示されたキーパッドでFコードを入力します
補足-
Fコードは20 桁まで入力できます。
パスワード
必要に応じて[パスワード]の入力エリアを選択し、表示されたキーパッドでパスワードを入力します。
パスワードが設定されていない場合、入力は不要です。
補足-
パスワードは20 桁まで入力できます。
キーボード
表示されるキーボードを使って、[Fコード]または[パスワード]を入力します。
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相手先を指定して、[スタート]を押します。
親展ポーリング(Fコード方式)
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[ポーリング(相手から取り出し)]を押します。
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[する]を押します。
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[OK]を押します。
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[Fコード通信]を押します。
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任意の項目を設定し、[OK]を押します
しない
親展ポーリングを使用しません。
する
親展ポーリングを使用します。[Fコード]を指定します。
Fコード
[Fコード]の入力エリアを選択し、表示されたキーパッドでFコードを入力します。
補足-
F コードは20 桁まで入力できます。
パスワード
[パスワード]の入力エリアを選択し、表示されたキーパッドでパスワードを入力します。
補足-
パスワードは20 桁まで入力できます。
キーボード
表示されるキーボードを使って、[Fコード]または[パスワード]を入力します。
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相手先を指定して、[スタート]を押します。