メール/ インターネットファクス機能使用上の注意/ 制限
メール送信時のご注意
本機の通信確認画面、通信管理レポート、モニターレポートに表示される「送信完了」は、本機に設定したメール送信用のSMTPサーバーまで送信できたことを示します。メール送信では、インターネット網の途中経路の問題により、受信側にメールが到着しない場合があります。このような場合、本機に対しては何も通知がありません。重要な内容を送受信する場合は、電話などによる確認をお勧めします。
インターネットファクス送信時の機能の組み合わせについて
[送信画質]
[インターネットファクスプロファイル]で[TIFF-S]を選択しているときは、[超高画質(400dpi)]、[超高画質(600dpi)]は選択できません。
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インターネットファクスプロファイルについては、インターネットファクスプロファイル(インターネットファクスプロファイルを指定する)を参照してください。
[通信モード]
ファクスゲートウェイ機能を使って送信するときにだけ通信モードを指定できます。それ以外の場合は、G3自動で送信されます。
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ファクスゲートウェイ機能については、中継局を介してインターネットファクスを一般のファクスに送信するを参照してください。
[読み取りサイズ]
[インターネットファクスプロファイル]で[TIFF-S]を選択しているときは、A4サイズ以上を指定しても、A4サイズに縮小されて送信されます。
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インターネットファクスプロファイルについては、インターネットファクスプロファイル(インターネットファクスプロファイルを指定する)を参照してください。
インターネットファクスとインターネットファクスダイレクトについて
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通常のインターネットファクスとインターネットファクスダイレクトは、機械管理者モードで切り替えられます。両方を同時に利用できません。切り替えについては、機械管理者に確認してください。
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インターネットファクスとスキャナー(メール送信)は、両方を同時に利用できます。インターネットファクスダイレクトとスキャナー(メール送信)も同様です。
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インターネットファクスダイレクトを使用できる相手機種(ファクス機能搭載機)は、次のとおりです。
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ApeosPort-VII C7788/C6688/C5588
DocuCentre-VII C7788/C6688/C5588
ApeosPort-VII C7773/C6673/C5573/C4473/C3373/C2273
DocuCentre-VII C7773/C6673/C5573/C4473/C3373/C2273
ApeosPort-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271
DocuCentre-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271
DocuCentre-V C2263
DocuCentre-V 3060/2060
DocuCentre-V 1060
ApeosPort-V C7776/C6676/C5576/C4476/C3376/C2276
DocuCentre-V C7776/C6676/C5576/C4476/C3376/C2276
ApeosPort-V C7785/C6685/C5585
DocuCentre-V C7785/C6685/C5585
ApeosPort-V C3320
ApeosPort-V 4020
ApeosPort-V 4070/3070
DocuCentre-V 4070/3070
ApeosPort-V 7080/6080/5080
DocuCentre-V 7080/6080/5080
ApeosPort-V C7775/C6675/C5575/C4475/C3375/C2275
DocuCentre-V C7775/C6675/C5575/C4475/C3375/C2275
ApeosPort-V C7780/C6680/C5580
DocuCentre-V C7780/C6680/C5580
DocuCentre-IV C2263
ApeosPort-IV C5575/C4475/C3375/C2275
DocuCentre-IV C5575/C4475/C3375/C2275
ApeosPort-IV 4070/3070
DocuCentre-IV 4070/3070
ApeosPort-IV 7080/6080/5080
DocuCentre-IV 7080/6080/5080
DocuCentre-IV 3060/2060
DocuColor 1450 GA
ApeosPort-IV C7780/C6680/C5580
DocuCentre-IV C7780/C6680/C5580
DocuCentre-IV C2260
ApeosPort-IV C5570/C4470/C3370/C2270
DocuCentre-IV C5570/C4470/C3370/C2270
ApeosPort-III 4000/3010
DocuCentre-III 4000/3010
ApeosPort-III 7000/6000/5000
DocuCentre-III 7000/6000/5000
DocuCentre-III C7600/C6500/C5500
ApeosPort-III C7600/C6500/C5500
ApeosPort-III C4405
DocuCentre-III C4405
ApeosPort-III C3305/C2205
DocuCentre-III C3305/C2205
DocuCentre-III C3000/C2000
ApeosPort-III C3300/C2200
DocuCentre-III C3300/C2200
ApeosPort-III C4400
DocuCentre-III C4400
ApeosPort-II 4000/3000
DocuCentre-II 4000/3000
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[送信失敗時の再送信]を[する]に設定している場合、インターネットファクスダイレクトで送信後に再送信待ちの状態になったとき、それ以降のジョブは、待機中のジョブが終了するまで実行されません。
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インターネットファクスでは、[未送信レポート]または[モニターレポート]で、宛先ごとに通信結果を残すことはできません。ただし、インターネットファクスダイレクトでは、残すことができます。
インターネットファクスプロファイルについて
インターネットファクスプロファイルを指定するときは
相手先によって、処理できるインターネットファクスプロファイルが異なります。インターネットファクスプロファイルを指定する場合は、相手先で処理できるインターネットファクスプロファイルを確認してください。
対応していないインターネットファクスプロファイルが指定されると
インターネットファクスプロファイルの指定が異なると、受信側では、受信した画像を表示/プリントできません。送信側、受信側で共に処理できるインターネットファクスプロファイルを確認して使用してください。
受信時に扱えるTIFFファイルとインターネットファクスプロファイル
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TIFFファイル形式:TIFF-FX(RFC2301)
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インターネットファクスプロファイル:TIFF-S、TIFF-F、TIFF-J、TIFF-C
対応していないインターネットファクスプロファイルを受信した場合は、ファイルをプリントできないことがあります。また、TIFF-Cを受信すると白黒でプリントされます。
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Image/tiff-fxは、CIAJ(情報通信ネットワーク産業協会)で使用上の問題がないことを確認しています。
同報送信時の送信条件について
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同報送信をする場合、インターネットファクス送信をする相手先と、通常のファクス送信をする相手先を混在させることもできます。この場合、インターネットファクスで送信する相手先にはメールが、通常のファクス送信をする相手先にはファクスが送信されます。
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同報送信する相手先ごとの送信条件が異なるときは、すべての宛先を次の設定にして送信します。
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送信モード:G3自動
インターネットファクスプロファイル:TIFF-S
開封/配送確認:なし
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メール転送について
ファクス受信した画像がJBIG圧縮形式の場合で、転送先のインターネットファクスプロファイルをTIFF-Fに設定したときは、MH圧縮方式に変換して転送します。また、インターネットファクスプロファイルがTIFF-Sの場合、サイズと解像度はそのままの設定で転送されます。
インターネットファクスでのS/MIME通信について
親展ボックスを指定したインターネットファクスの受信や、インターネットファクス受信したメールのファクス転送では、メールアドレスが特殊なため、S/MIMEの暗号化はできません。
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S/MIMEはApeosPortシリーズだけが対応しています。
S/MIMEの非信頼メール受信の設定について
機械管理者モードで、[ネットワーク設定]>[セキュリティ設定]>[S/MIME設定]の[信頼できないメール]や[信頼できないインターネットファクス]を[受信しない]に設定すると、[開封確認(MDN)機能の使用]を[許可]に設定しても、確認結果を受信することはできません。
ファクスゲートウェイ機能について
この機能は、ファクス送信をするインターネットファクス対応機のメール受信方法がSMTPの場合にだけ使用できます。
メールをファクス文書に変換して送信する場合、相手先に正常に送信できなかったときは、受信した元のメールは削除されます。
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ファクスゲートウェイ機能については、中継局を介してインターネットファクスを一般のファクスに送信するを参照してください。
インターネットファクス受信時の用紙選択制限について
本機は、メール受信時に添付されているTIFFファイルが、RFC2301およびRFC3250に記載されたcontent-typeで示されているか判断します。前記仕様と判断した場合は、ファクス受信としてイメージを再現するための用紙選択を行います。
インターネットファクスからの受信であっても、不一致と判断した場合は、用紙選択が正しく行われません。たとえば、送信側がA4を送っている場合に、B4にプリントされる現象が発生します。
使用条件によっては改善する場合がありますので、弊社のカストマーコンタクトセンターまたは販売店にご相談ください。
宛先グループを指定した場合の送信画質
インターネットファクスで宛先グループを指定した場合、グループに登録されている短縮宛先番号の[送信画質]は無視されます。送信時の[ファクス/インターネットファクス]画面の[送信画質]の設定に従って送信されます。
メールサーバーの制限について
システム環境(メールサーバーの制限など)によって、大きなサイズの電子メールを送受信できない場合があります。送信メールの分割サイズを設定するときは、送信側、受信側のシステム環境をそれぞれ確認してください。
送信メールを分割しても1ページ分のサイズが大きい場合は、送信画質や原稿の画質を変更してサイズを小さくしてください。
ネットワークでの機密保持について
ネットワークでの機密保持については保証できません。
メールのシステム環境の整備について
メールの送受信には、メールのシステム環境が整備されている必要があります。必要に応じて、SMTP、POP3、DNSサーバーなどの環境を整備してください。
セキュリティーに関するご注意
メールは、世界中のコンピューターとつながったインターネットを伝送経路として使用します。このため、一般的にインターネットで送信される電子メールなどの信号と同様に、第三者に盗み見られたり、改ざんされたりすることがないよう、セキュリティーに関して注意が必要です。
したがって、重要情報に関しては、セキュリティーが確保されているほかの方法を利用されることをお勧めします。また、不要メ-ルの受信を防止するため、メ-ルアドレスを、不用意に第三者に開示しないことをお勧めします。
不要メ-ルの受信防止について
本機には、メールアドレスを知る外部の第三者から使用者のメールアドレス宛に送信される迷惑メールを防止する機能があります。
この機能は、受信を許可するドメインを指定することによって、送信元のアドレスを制限できます。
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送受信ドメインの制限については、送受信ドメインの制限を参照してください。
メール受信時のご注意
送られてくるメールのデータによっては、メモリーが不足し、プリントできない場合があります。その場合はメモリーを増設するか、送信元に解像度を下げて送信するよう依頼してください。
[データサイズ単位で分割]を指定したときのメール受信時のご注意
メールの分割方式を[データサイズ単位で分割]にした場合、本機で分割メールを受信しても復元して印刷することはできません。
[データサイズ単位で分割]を指定したときのメール送信先に関するご注意
[データサイズ単位で分割]を指定した場合、Message Partial規格に対応したメールソフトでメール受信を行うようにしてください。
機能別カウンターレポートについて
ビルドジョブ機能を使用して、設定の異なる複数の[まとめて1枚(Nアップ)]を指定した場合、最後に指定した[まとめて1枚(Nアップ)]の設定に従って、機能別カウンターレポートに表示される[2アップ]、[2アップ以外]のページ数が計算されます。
例1)
原稿1(4ページ)を[2枚→1枚(2アップ)]出力、原稿2(2ページ)を[しない]と設定してコピーした場合、原稿1、2ともに[しない]として、次のようにページ数が計算されます。
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総ページ数:4
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2アップ:0
例2)
原稿1(4ページ)を[しない]出力、原稿2(2ページ)を[2枚→1枚(2アップ)]と設定してコピーした場合、原稿1、2ともに[2枚→1枚(2アップ)]として、次のようにページ数が計算されます。
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総ページ数:5
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2アップ:5
また、DocuLyzer、およびApeosWare Management Suiteで集計される、2in1、4in1、8in1のページ数も上記の例と同様にページ数を計算します。
なお、[メーター確認]画面のメーターは、[まとめて1枚(Nアップ)]の設定にかかわらず、プリントされたページ数が正しく計算されます。
親展ボックスのパスワードについて
IPファクス(SIP)では、親展通信時に、宛先で親展ボックスのパスワードを指定する必要がありません。そのため、宛先に「¥」または「/」で囲んで親展ボックスのパスワードを指定しても、一般のファクスのように「*」で置き換えません。
一般のファクスやインターネットファクスをするとき、誤って、ファクスの種別をIPファクス(SIP)にし、宛先に親展ボックスのパスワードを指定すると、操作パネル、ジョブ確認、レポートで、パスワードがそのまま表示されます。親展通信をする場合は、ファクスの種別を確認のうえ、行ってください。
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image/tiff-fxは、CIAJ(情報通信ネットワーク産業協会)で使用上の問題がないことを確認しています。