ネットワーク設定

[ネットワーク設定]では、ネットワークに関する仕様を設定します。

補足
  • ネットワーク設定については、プリント機能の設定メール機能の設定も参照してください。

  • CentreWare Internet Servicesを使うと、さらに詳細な設定ができます。詳しくは、CentreWare Internet Servicesのヘルプを参照してください。

ポート設定

クライアントに接続されている本機のインターフェイスの設定をします。[ポート設定]では、次の項目を設定できます。

注記
  • LPD、Port9100、HTTP-SSL/TLS通信、SIPは、ほかのポートのポート番号と同じ番号を使用しないでください。

    HTTPを使用するポート(IPP、インターネットサービス(HTTP)、UPnPディスカバリー、SOAP、WebDAV、Web Services on Devices(WSD)、BMLinkS)は、LPD、Port9100、HTTP-SSL/TLS通信のポート番号と同じ番号を使用しないでください。

    また上記いずれも、次のポート番号を設定した場合、ポートの設定状況によっては正常に動作しなくなることがあります。

    25、139、427、445、631、15000

  • Ethernetインターフェイス回線が2 回線のとき、セカンダリーネットワーク(オプション)はLPD、Port9100、SNMP、インターネットサービス(HTTP)、Bonjour、IPP、ThinPrint、Googleクラウドプリント のみ通信できます。それ以外のポートは通信できません。

参照

USB

USB-ポート

USB を使用するときは[起動]に設定します。

USB-プリントモード指定

使用するプリント言語の種類を選択します。[自動]を選択すると、ホスト装置から受信したデータが、どの言語で記述されているかを自動的に判断し、データに合わせて適切なプリント処理を行います。

USB-JCL

JCL(Job Control Language)コマンドとは、実際のプリントジョブの先頭に付加されたデータです。通常は、[有効]のままで使用します。

USB-自動排出時間

本機にデータが送られなくなってから、用紙を自動的に排出するまでの時間を5~1275秒の範囲で5秒単位で設定します。

USB - Adobe通信プロトコル

標準

プリンタードライバーの出力プロトコルがASCII形式のときに設定します。

バイナリー

プリンタードライバーの出力プロトコルがBCP形式のときに設定します。

TBCP

プリンタードライバーの出力プロトコルがTBCP形式のときに設定します。

RAW

プリンタードライバーの出力プロトコルがASCII形式またはバイナリ形式のときに設定します。

Adobe通信プロトコルの制御を受けないで、データをそのまま出力します。

PS印刷待ちタイムアウト

本機ではデータを一定時間受信しないと、接続を自動的に切断します。[USB-Adobe通信プロトコル]で[RAW]を選択して、データを印刷しているときに、接続を切断するまでの時間を[USB-自動排出時間]に従う場合は[無効]、PostScriptのタイムアウトに従う場合は[有効]に設定します。

LPD

LPD-ポート

LPDを使用するときは[起動]に設定します。

LPD-ポート番号

LPDのポート番号を1~65535の範囲で設定します。

初期値は、515です。

注記
  • ほかのポートのポート番号と同じ番号を使用しないでください。

LPD-セッション数

本機にLPDで同時に接続できるクライアントの最大数を、1~10の範囲で1単位で設定します。

初期値は、5です。

SMB クライアント

SMBクライアント - ポート

スキャナー(PC保存)でSMB転送する場合やSMB認証を行う場合など、SMBを使用するときは[起動]に設定します。

IPP

IPP-ポート

IPPを使用するときは[起動]に設定します。

IPP(Internet Printing Protocol)を使って、インターネット経由でプリントするときに設定します。

IPP-追加ポート番号

標準のポート番号以外でIPPを受け付けない場合は[無効]、受け付ける場合は[有効]に設定します。

追加ポート番号は、1~65535の範囲で指定できます。

初期値は、80です。

注記
  • ほかのポートのポート番号と、同じ番号を使用しないでください。ただし、HTTPを使用するポート(インターネットサービス(HTTP)、UPnPディスカバリー、SOAP、WebDAV、Web Services on Devices(WSD)、BMLinkS)は、同じポート番号を共用できます。

補足
  • [IPP-ポート]が[停止]に設定されているときは、[IPP-追加ポート番号]は設定できません。[IPP-ポート]を[起動]に設定し、[閉じる]を押し、[はい(再起動する)]を押して本機が再起動したあとに、[IPP-追加ポート番号]を設定してください。

Bonjour

Bonjour-ポート

Bonjour®を使用するときは[起動]に設定します。

補足
  • Bonjourを使用して検出したプリンターでプリントするためには、LPDポートを起動しておく必要があります。

Port 9100

Port9100-ポート

Port9100®を使用するときは[起動]に設定します。

Windowsの標準TCP/IP ポートモニターでRawプロトコルを使用する場合に設定します。

Port9100-ポート番号

Port9100のポート番号を1~65535の範囲で設定します。

初期値は、9100です。

注記
  • ほかのポートのポート番号と同じ番号を使用しないでください。

SNMP

SNMP-ポート

本機をネットワーク上で管理する弊社製アプリケーションを使用する場合など、SNMPを使用するときは[起動]に設定します。

SIP

SIP-ポート

IPファクス(SIP)を使用するときは[起動]に設定します。

SIP-ポート番号

IPファクス(SIP)に使用するポート番号を設定します。

初期値は、5060です。

注記
  • ほかのポートのポート番号と同じ番号を設定しないでください。

補足
  • IPファクス(SIP)は、お使いの機種によっては利用できません。

FTPクライアント

FTPクライアント-ポート

スキャナー(PC保存)でFTP転送する場合など、FTPを使用するときは[起動]に設定します。

補足
  • スキャンした画像をFTP通信で送信する際の通信モードを、Passive通信モード、Active通信モードから選択できます。工場出荷時の初期設定は、Passiveモードになっています。設定を変更する場合は、CentreWare Internet Servicesを使用してください。

メール受信

メール受信-ポート

メールやインターネットファクスを受信するときは[起動]に設定します。

メール送信

メール送信-ポート

メールやインターネットファクスを送信するときは[起動]に設定します。

メール通知サービス

メール通知サービス-ポート

メール通知サービスを使用するときは[起動]に設定します。メール通知サービスとは、本機の状態やプリントジョブ、ダイレクトファクスジョブの実行終了をメールで通知する機能です。

補足
  • 通知される本機の状態は、[消耗品の状態]、[交換部品の状態]、[用紙の状態]、[排出先の状態]、[ジャム状態]、[インターロック状態]、[フォルトの通知]です。

  • メール通知サービスの設定はCentreWare Internet Servicesで行います。詳しくは、CentreWare Internet Servicesのヘルプを参照してください。

注記
  • CentreWare Internet Servicesのヘルプを表示するには、インターネットに接続できる環境が必要です。通信費用はお客様の負担になりますのでご了承ください。

UPnPディスカバリー

UPnPディスカバリー-ポート

UPnPを使用するときは[起動]に設定します。

UPnPディスカバリー-ポート番号

UPnPの通信で使用するポート番号を、1~65535の範囲で設定します。

初期値は、80です。

注記
  • ほかのポートのポート番号と、同じ番号を使用しないでください。ただし、HTTPを使用するポート(IPP、インターネットサービス(HTTP)、UPnPディスカバリー、SOAP、WebDAV、Web Services on Devices(WSD)、BMLinkS)は、同じポート番号を共用できます。

WSD

補足
  • 「WSD」とは、「Web Services on Devices」の略です。

WSDプリント-ポート

WSDプリントを使用するときは[起動]に設定します。

Windows OSからネットワーク内の機器を検索するときに設定します。

WSDスキャン-ポート

WSDスキャンを使用するときは[起動]に設定します。

Windows OSからネットワーク内の機器を検索するときに設定します。

補足
  • Windows Serverの環境では、初期設定のままではスキャン機能を使用できません。

    詳しくは、Microsoft社の公式サイトを参照してください。

WSD-ポート番号

WSDの通信で使用するポート番号を、1~65535の範囲で設定します。

初期値は、80です。

注記
  • ほかのポートのポート番号と、同じ番号を使用しないでください。ただし、HTTPを使用するポート(IPP、インターネットサービス(HTTP)、UPnPディスカバリー、SOAP、WebDAV、Web Services on Devices(WSD)、BMLinkS)は、同じポート番号を共用できます。

BMLinkS

BMLinkS - ポート

BMLinkSを使用するときは[起動]に設定します。

プリントサービス- ポート番号

プリントサービス用のポート番号を、1~65535の範囲で設定します。

初期値は、80です。

注記
  • ほかのポートのポート番号と、同じ番号を使用しないでください。ただし、HTTPを使用するポート(IPPインターネットサービス(HTTP)、UPnPディスカバリー、SOAP、WebDAV、Web Services on Devices(WSD)、BMLinkS)は、同じポート番号を共用できます。

ディスカバリー- ポート番号

ディスカバリー用のポート番号を、1~65535の範囲で設定します。

初期値は、80です。

注記
  • ほかのポートのポート番号と、同じ番号を使用しないでください。ただし、HTTPを使用するポート(IPP、インターネットサービス(HTTP)、UPnPディスカバリー、SOAP、WebDAV、Web Services on Devices(WSD)、BMLinkS)は、同じポート番号を共用できます。

インターネットサービス(HTTP)

インターネットサービス- ポート

CentreWare Internet Servicesを使用するときは[起動]に設定します。

参照

インターネットサービス- ポート番号

インターネットサービスで使用するポート番号を、1~65535の範囲で設定します。

初期値は、80です。

注記
  • ほかのポートのポート番号と、同じ番号を使用しないでください。ただし、HTTPを使用するポート(IPP、インターネットサービス(HTTP)、UPnPディスカバリー、SOAP、WebDAV、Web Services on Devices(WSD)、BMLinkS)は、同じポート番号を共用できます。

補足
  • [インターネットサービス-ポート]が[停止]に設定されているときは、[インターネットサービス-ポート番号]は設定できません。[インターネットサービス-ポート]を[起動]に設定し、[閉じる]を押して[はい(再起動する)]を押してください。本機が再起動したあとに、[インターネットサービス-ポート番号]を設定してください。

SOAP

SOAP-ポート

Device Setup(デバイス設定ツール)などのアプリケーションを使用する場合など、SOAPポートを使用するときは[起動]に設定します。

SOAP-ポート番号

SOAPで使用するポート番号を、1~65535の範囲で設定します。

初期値は、80です。

注記
  • ほかのポートのポート番号と、同じ番号を使用しないでください。ただし、HTTPを使用するポート(IPP、インターネットサービス(HTTP)、UPnPディスカバリー、SOAP、WebDAV、Web Services on Devices(WSD)、BMLinkS)は、同じポート番号を共用できます。

WebDAV

WebDAV-ポート

ネットワークスキャナーユーティリティ3などのアプリケーションを使用して本機の親展ボックスにアクセスする場合など、WebDAVを使用するときは[起動]に設定します。

注記
  • WebDAVを使用するときは[SSL/TLS設定]の[HTTP - SSL/TLS通信]を有効にすることをお勧めします。パスワード漏えいの抑止に効果があります。

補足
  • [WebDAV-ポート]が[停止]に設定されているときは、[WebDAV-ポート番号]、[WebDAV-操作の時間制限]は設定できません。[WebDAV-ポート]を[起動]に設定し、[閉じる]を押して[はい(再起動する)]を押してください。本機が再起動したあとに、[WebDAV-ポート番号]、[WebDAV-操作の時間制限]を設定してください。

WebDAV - ポート番号

WebDAVで使用するポート番号を、1~65535の範囲で設定します。

初期値は、80です。

注記
  • ほかのポートのポート番号と、同じ番号を使用しないでください。ただし、HTTPを使用するポート(IPP、インターネットサービス(HTTP)、UPnPディスカバリー、SOAP、WebDAV、Web Services on Devices(WSD)、BMLinkS)は、同じポート番号を共用できます。

WebDAV - 操作の時間制限

タイムアウトの時間を設定します。1~65535秒の範囲で1 秒単位で設定できます。

ThinPrint

ThinPrint-ポート

本機は、ThinPrint .print環境での印刷に対応しています。プリントサーバーから圧縮して送られた印刷データを解凍して印刷します。

ThinPrint®を使用するときは[起動]に設定します。

ThinPrint-ポート番号

ThinPrintで使用するポート番号を、1~65535の範囲で設定します。

初期値は、4000です。

注記
  • ほかのポートのポート番号と、同じ番号を使用しないでください。

補足
  • 通信プロトコルがIPv4で動作しているときに利用できます。

  • 同時に接続できる最大接続数は、3です。