プロトコル設定
通信に必要な条件を設定します。
[プロトコル設定]は、通信に必要な設定ごとに以下のカテゴリーで構成されています。
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Ethernet設定
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TCP/IP-共通設定
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TCP/IP-ネットワーク設定
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各カテゴリーを設定するときは、それぞれの項目を選択し、[確認/変更]を押して、設定画面を開いてください。
また、[Ping 接続確認]では、設定した条件で正しく通信できるかを確認できます。
[ネットワークプロトコルレポート出力]では、プロトコル設定を出力できます。
Ethernet設定
Ethernetの設定をします。
Ethernet1- ネットワークの名称、Ethernet2- ネットワークの名称
Ethernet インターフェイスを2 回線利用する場合に、それぞれの名称を設定します。
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この項目は、セカンダリーイーサネットキット(オプション)を装着している場合のみ表示されます。
Ethernet- 速度設定/Ethernet1- 速度設定、Ethernet2- 速度設定
通信速度を次の項目から設定します。
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本設定のタイトルはEthernetインターフェイスが1 回線のとき[Ethernet- 速度設定]のみ表示されます。Ethernet インターフェイスが2 回線のとき[Ethernet1- 速度設定]と[Ethernet2- 速度設定]が表示されます。
自動(~100Mbps)/自動(~1Gbps)
Ethernetの通信速度が自動的に検知されます。
100BASE - TX(全二重)
100BASE - TX(全二重)に固定して使用する場合に選択します。
100BASE - TX(半二重)
100BASE - TX(半二重)に固定して使用する場合に選択します。
10BASE - T(全二重)
10BASE - T(全二重)に固定して使用する場合に選択します。
10BASE - T(半二重)
10BASE - T(半二重)に固定して使用する場合に選択します。
1000BASE - T
1000BASE - T に固定して使用する場合に選択します。
Energy Efficient Ethernet
Energy Efficient Ethernetを有効にするかどうかを設定します。
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工場出荷時は、[有効]に設定されています。
TCP/IP - 共通設定
TCP/IPプロトコルに共通の設定をします。
プライマリーネットワーク
複数のインターフェイスを使用している場合、プライマリーネットワークとして動作するネットワークの名称が表示されます。
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Ethernet2 は、プライマリーネットワークに設定することはできません。
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この項目は、セカンダリーイーサネットキット(オプション)、または無線キット(オプション)を装着している場合のみ表示されます。表示のみで設定はできません。
IP 動作モード
TCP/IP の動作モードを次の項目から設定します。
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次世代ネットワーク(NGN) を利用する場合は、[IPv4モード]または[デュアルスタック]を選択します。
IPv4モード
IPv4で動作する場合に選択します。
IPv6 モード
IPv6で動作する場合に選択します。
デュアルスタック
IPv4、IPv6の混在した環境で使用する場合に選択します。
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次世代ネットワーク(NGN)を利用する場合は、[IPv4モード]または[デュアルスタック]を選択します。
TCP/IP - ネットワーク設定/TCP/IP 設定(Ethernet1)、TCP/IP 設定(Ethernet2)、TCP/IP 設定(Wi-Fi)
共通設定以外のTCP/IP プロトコルの設定をします。
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[TCP/IP 設定(Ethernet1)]、[TCP/IP 設定(Ethernet2)]、[TCP/IP 設定(Wi-Fi)]に同じIP アドレスを設定することはできません。同一IP アドレスを設定したい場合は、弊社のカストマーコンタクトセンターまたは販売店にご連絡ください。
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セカンダリーネットワークで使用できるポートは、LPD、Port9100、SNMP、インターネットサービス(HTTP)およびBonjourです。ネットワークスキャナーユーティリティ3 など、その他のポートを使用するアプリケーションでセカンダリーネットワークのインターフェイスを設定しても動作しないことがあります。
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[TCP/IP 設定(Ethernet1)]、[TCP/IP 設定(Ethernet2)]、[TCP/IP 設定(Wi-Fi)]には異なるIP アドレスを設定することを推奨します。
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本設定のタイトルはインターフェイスが1 回線のとき[TCP/IP - ネットワーク設定]のみ表示されます。インターフェイスが複数のとき、使用しているインターフェイスにあわせて、[TCP/IP設定(Ethernet1)]、[TCP/IP設定(Ethernet2)]、[TCP/IP設定(Wi-Fi)]が表示されます。
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[TCP/IP 設定(Ethernet1)]、[TCP/IP 設定(Ethernet2)]、[TCP/IP 設定(Wi-Fi)]には[TCP/IP - ネットワーク設定]と同じ設定項目が表示されます。インターフェイスごとに独立したTCP/IP のネットワーク設定ができます。
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[Ethernet1- ネットワークの名称]と[Ethernet2- ネットワークの名称]で任意の名称を設定した場合、[TCP/IP 設定(Ethernet1)]と[TCP/IP 設定(Ethernet2)]の[Ethernet1]と[Ethernet2]に設定した名称がそれぞれ表示されます。
IPv4 - IP アドレス取得方法
IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスの取得方法を指定します。
DHCPから取得
DHCPサーバーからIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスを自動的に取得します。
BOOTPから取得
BOOTPサーバーからIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスを自動的に取得します。
DHCP/AutoIPから取得
DHCPサーバーからIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスを自動的に取得します。
DHCPサーバーとの通信に失敗した場合は、AutoIP機能が有効となり、IPアドレス(169.254.xxx.xxx)が割り当てられます。この場合も、DHCPサーバーと通信可能となった場合は、DHCPサーバーから取得し直します。
手動で設定
IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスを手動で設定します。
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IPアドレスを設定しないと、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスは設定できません。
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次世代ネットワーク(NGN) を利用する場合は、[DHCP/AutoIPから取得]または[DHCPから取得]を選択します。
IPv4 - IP アドレス
[IPv4-IPアドレス取得方法]で[手動で設定]を選択した場合に、IPアドレスをキーボードまたはキーパッドで指定します。
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IPアドレスは、xxx.xxx.xxx.xxxの形式で入力します。xxxは、0~255までの数値です。
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数値(0~9)、またはピリオド(.)による文字列で指定します。[1文字削除]で間違った入力を1文字ずつ削除できます。
IPv4 - サブネットマスク
[IPv4-IPアドレス取得方法]で[手動で設定]を選択した場合に、サブネットマスクをキーボードまたはキーパッドで指定します。
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IPアドレスは、xxx.xxx.xxx.xxxの形式で入力します。xxxは、0~255までの数値です。
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数値(0~ 9)、またはピリオド(.)による文字列で指定します。[1文字削除]で間違った入力を1文字ずつ削除できます。
IPv4 - ゲートウェイアドレス
[IPv4-IPアドレス取得方法]で[手動で設定]を選択した場合に、ゲートウェイアドレスをキーボードまたはキーパッドで指定します。
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IPアドレスは、xxx.xxx.xxx.xxxの形式で入力します。xxxは、0~255までの数値です。
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数値(0~ 9)、またはピリオド(.)による文字列で指定します。[1文字削除]で間違った入力を1文字ずつ削除できます。
IPv4 - DNS 設定
DNS サーバーを設定します。
DHCPからのアドレス取得
DNSサーバーのアドレスをDHCPサーバーから自動的に取得するかどうかを設定します。
DNS サーバーアドレス1 ~ 3
[DHCPからのアドレス取得]を[しない]に設定した場合は、DNSサーバーのアドレスを手動で設定します。DNS サーバーアドレス2 と3 には代替DNS サーバー のアドレスを設定できます。
IPv4 - 受付IP アドレス制限
本機への接続をIPv4アドレスで制限するかどうかを設定します。
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[IPv4-受付IPアドレス制限]は、TCP/IPを使用する全機能が対象となります。たとえば、プリント、スキャン(親展ボックススキャン)、CentreWare Internet Services、外部アクセス(ApeosPort シリーズのみ)などです。
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接続を受け付けるIPv4アドレスの登録は、CentreWare Internet Servicesの[受付IPアドレス制限]で行います。設定方法は、CentreWare Internet Services のヘルプを参照してください。また、使用方法は、CentreWare Internet Servicesを参照してください。
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[受付IPアドレス制限]を[する]に設定して、本機からスキャン画像をFTP転送する場合は、FTPの通信モードを必ず[Activeモード]に切り替えてください。FTP通信モードの切り替えは、CentreWare Internet Servicesで設定できます。
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CentreWare Internet Servicesのヘルプを表示するには、インターネットに接続できる環境が必要です。通信費用はお客様の負担になりますのでご了承ください。
IPv6 - アドレスの手動設定
IPv6アドレスを手動で設定するかどうかを選択します。
IPv6 - 手動設定IP アドレス
[IPv6-アドレスの手動設定]で[する]を選択した場合に、本体のIPv6アドレスを設定します。
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xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxxの形式で入力します。xxxxは16進数です。
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英数字(0~9、A~F)、またはコロン(:)による文字列で指定します。[1文字削除]で間違った入力を1文字ずつ削除できます。
IPv6 - 手動IP アドレスプレフィクス
[IPv6-手動設定IPアドレス]を設定した場合に、プレフィクス長を0~128の範囲で設定します。
IPv6 - 手動設定ゲートウェイ
[IPv6-手動設定IPアドレス]を設定した場合に、ゲートウェイアドレスを設定します。
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xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxxの形式で入力します。xxxxは16進数です。
IPv6 - DNS 設定
DNSサーバーを設定します。
DHCPからのアドレス取得
DNSサーバーのアドレスをDHCPサーバーから自動的に取得するかどうかを設定します。
DNS サーバーアドレス1 ~ 3
[DHCPからのアドレス取得]を[しない]に設定した場合は、DNSサーバーのアドレスを手動で設定します。DNS サーバーアドレス2 と3 には代替DNS サーバー のアドレスを設定できます。
IPv6 - 自動設定アドレス
自動的に設定されたIPアドレスを表示します。次が表示されます。
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リンクローカルアドレス
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ステートレス自動設定アドレス1とプレフィクス長
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ステートレス自動設定アドレス2とプレフィクス長
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ステートレス自動設定アドレス3とプレフィクス長
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自動設定ゲートウェイアドレス
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手動でIPアドレスを設定している場合、ステートレス自動設定で割り当て可能なアドレスは2つまでです。
IPv6 - 受付IP アドレス制限
本機への接続をIPv6アドレスで制限するかどうかを設定します。
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[IPv6-受付IPアドレス制限]は、TCP/IPを使用する全機能が対象となります。たとえば、プリント、スキャン(親展ボックススキャン)、 CentreWare Internet Services、 外部アクセス(ApeosPortシリーズのみ)などです。
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[受付IPアドレス制限]を[する]に設定して、本機からスキャン画像をFTP転送する場合は、FTPの通信モードを必ず[Activeモード]に切り替えてください。FTPの通信モードは、CentreWare Internet Servicesで設定できます。
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接続を受け付けるIPv6アドレスの登録は、CentreWare Internet Servicesの[受付IPアドレス制限]で行います。設定方法は、CentreWare Internet Services のヘルプを参照してください。また、使用方法は、CentreWare Internet Servicesを参照してください。
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CentreWare Internet Servicesのヘルプを表示するには、インターネットに接続できる環境が必要です。通信費用はお客様の負担になりますのでご了承ください。
Ping 接続確認
設定した条件で本機とお使いのコンピューターが正しく通信できるかを確認できます。以下の項目を設定して[実行]ボタンを押すとPing 接続確認が開始されます。
インターフェイス
プロトコル設定に応じて[Ethernet1]または[Ethernet2]を選択します。
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この項目は、セカンダリーイーサネットキット(オプション)が装着されている場合のみ表示されます。
プロトコル
プロトコル設定に応じて[IPv4]または[IPv6]を選択します。
IP アドレス/ ホスト名
IP アドレスまたはホスト名を入力します。IP アドレスの場合は、IPv4 アドレスまたはIPv6 アドレスを入力します。ホスト名の場合は、ホスト名を半角32 文字(全角 16 文字)以内で入力します。
ネットワークプロトコルレポート出力
プライマリーインターフェイスのプロトコル設定をレポート出力します。