使用環境の設定
Google クラウドプリントを利用するための設定について説明します。
本体側の設定
Google クラウドプリントを使って本機からプリントするには、本機がIPv4のネットワークに接続され、インターネットに接続できることが必要です。あらかじめ、本機に次の設定がされていることを確認してください。
項目 |
設定内容 |
参照 |
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プロトコル設定 |
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プロキシサーバー設定* |
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*: お使いの環境に合わせて、必要な場合はこの項目を設定してください。
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各設定項目について詳しくは、プロトコル設定およびプロキシサーバー一覧を参照してください。
プロトコル設定
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[仕様設定]>[ネットワーク設定]>[プロトコル設定]で、IP アドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスなど、TCP/IP(IPv4)環境で機械を使用するための項目を設定します。
補足-
Google クラウドプリントは、IPv6環境では動作しません。
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DNSサーバーを手動で設定する必要がある場合は、[仕様設定]>[ネットワーク設定]>[プロトコル設定]>[TCP/IP-ネットワーク設定]で、[IPv4-DNS設定]を選択し、DNSサーバーの設定をします。
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[仕様設定/登録]画面が表示されるまで、[閉じる]を押します。
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他の項目を設定しない場合は、[×]を押します。
プロキシサーバー設定
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お使いの環境に合わせて、必要な場合はこの項目を設定してください。
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[仕様設定]>[ネットワーク設定]>[プロキシサーバー一覧]>[プロキシサーバー設定]で、サーバー名、ポート番号、ログイン名、パスワードなど、インターネットに接続するための項目を設定します。
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[仕様設定/登録]画面が表示されるまで、[閉じる]を押します。
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他の項目を設定しない場合は、[×]を押します。
Google クラウドプリントへの複合機の登録
CentreWare Internet Servicesを使用して[Googleクラウドプリント]ポートを起動し、Google クラウドプリントに本機を登録する手順を説明します。
Google クラウドプリントに本機を登録するには、あらかじめ利用するユーザーのGoogleアカウント(メールアドレス)を作成しておく必要があります。
Google クラウドプリント ver1.1 とver2.0 では、登録の手順が異なります。
手順 |
Googleクラウドプリント ver1.1 |
Googleクラウドプリント ver2.0 |
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1 |
ver2.0では用紙の準備は不要です。 |
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2 |
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3 |
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アカウントの作成方法について詳しくは、Google Inc.のウェブサイトを参照してください。
用紙の準備 (ver1.1 のみ)
登録の手順では、本機から登録手順書が出力されます。登録作業を始める前に、次の設定をしてください。
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登録完了後、変更前の設定に戻してください。
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機械管理者として、本機の認証モードに入ります。
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ホーム画面で、[仕様設定/登録]を押します。
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[仕様設定]>[プリンター設定]>[その他の設定]で、[用紙の置き換え]を選択し、[確認/変更]を押します。
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[近いサイズを選択]を選択し、[決 定]を押します。
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[閉じる]を押します。
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[×]を押します。
[Googleクラウドプリント]ポートの起動
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ネットワークに接続されたコンピューターで、Webブラウザーを起動します。
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Webブラウザーのアドレス入力欄に本機のIPアドレスを入力し、〈Enter〉キーを押します。
CentreWare Internet Servicesが起動されます。
補足-
CentreWare Internet Servicesへの接続時、または操作中にユーザー名とパスワードを求める画面が表示された場合は、機械管理者IDとパスワードを入力し、[OK]をクリックします。
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[プロパティ]タブ>[ネットワーク設定]>[ポート起動]で、[Googleクラウドプリント]の[起動]にチェックを付け、[新しい設定を適用]をクリックします。
Google クラウドプリントver2.0 に本機を登録する場合は、[Bonjour] の[ 起動] にもチェックを付けます。
補足-
「WSD」とは、「Web Services on Devices」の略です。
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Webブラウザーに、機械の再起動を指示するメッセージが表示されたら、[再起動]をクリックします。
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確認画面で[OK]をクリックします。
機械が再起動し、設定した値が反映されます。
Google クラウドプリントver1.1への複合機の登録
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機械が再起動したら、Webブラウザーの再読み込みを実行します。
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[プロパティ]タブ>[ネットワーク設定]>[プロトコル設定]>[Googleクラウドプリント]で[Googleクラウドプリントに登録]をクリックします。
補足-
オプションのセカンダリーイーサネットキットまたは無線キットが装着されている場合は、使用するインターフェースを選択できます。
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「WSD」とは、「Web Services on Devices」の略です。
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メッセージが[未登録]から[登録中...]に変わり、本機から登録手順書がプリントされることを確認します。
この登録手順書は、次の手順以降で必要です。
補足-
[登録中...]のメッセージは手順6で登録処理が完了すると、[登録済み]に変わります。
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[登録中...]が表示されてから、14分以内に手順6までの操作を行ってください。
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Webブラウザーのアドレス入力欄に登録手順書に記載されているURLを入力し、〈Enter〉キーを押します。
補足-
登録手順書に記載されているQRコードからカメラ機能付きスマートフォンを使って、登録ページにアクセスすることもできます。
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利用するユーザーのGoogleアカウント名とパスワードを入力してログインします。
補足-
ここでログインするアカウントは、登録時に機械のオーナーとして設定されます。
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[プリンタ登録を完了]をクリックします。
これでGoogle クラウドプリントへの登録は完了です。
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[Manage your printers]をクリックします。
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本機がリストに表示されていることを確認します。
登録が完了すると、オーナーのアカウントでログインすることで、本機からプリントできます。
補足-
登録に失敗した場合は、手順2に戻って[Googleクラウドプリントに登録]をクリックし、登録手順書をプリントし直してください。
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オーナー以外のアカウントで利用したい場合は、共有の設定をしてください。共有の設定については、複数ユーザーによる複合機の共有についてを参照してください。
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Googleクラウドプリントver2.0への本機の登録
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本機をGoogleクラウドプリントver2.0に登録するには、お使いのコンピューターにGoogle ChromeTMがインストールされている必要があります。
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ネットワークに接続されたコンピューターで、Google Chromeを起動します。
補足-
お使いのGoogleアカウントにログインしていない場合は、ログインしてください。
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画面の右上にある[
]をクリックします。
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ドロップダウンメニューの[設定]をクリックします。
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[詳細設定を表示...]をクリックします。
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[Googleクラウドプリント]の下にある[管理]をクリックします。
プリンター管理画面が表示され、[新しいデバイス]の下に登録できるプリンターの一覧が表示されます。
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登録できるプリンターの一覧に本機が表示されていることを確認し、右の[登録]をクリックします。
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確認画面で[登録]をクリックします。
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機械管理者として、本機の認証モードに入ります。
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本機のホーム画面で、[仕様設定/登録]>[仕様設定]>[プリンター設定]>[Googleクラウドプリント登録]を選択します。
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確認画面で[はい(登録する)]を押します。
しばらくすると、Google Chromeのプリンター管理画面の[マイデバイス]に、本機が追加され、Googleクラウドプリント ver2.0への登録が完了します。
登録が完了すると、オーナーのアカウントでログインすることで、本機からプリントできます。
複合機の登録状況の確認
お使いの機械がGoogle クラウドプリントに登録されているかどうかは、CentreWare Internet Servicesで確認できます。
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ネットワークに接続されたコンピューターで、Webブラウザーを起動します。
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Webブラウザーのアドレス入力欄に本機のIPアドレスを入力し、〈Enter〉キーを押します。 CentreWare Internet Servicesが起動されます。
補足-
CentreWare Internet Servicesへの接続時、または操作中にユーザー名とパスワードを求める画面が表示された場合は、機械管理者IDとパスワードを入力し、[OK]をクリックします。
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[プロパティ]タブ>[ネットワーク設定]>[プロトコル設定]>[Googleクラウドプリント]をクリックします。
登録状況によって、[登録済み]または[未登録]と表示されます。
補足-
ネットワーク環境や混雑具合によっては、Google側の登録処理が完了するまで時間がかかることがあります。
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[プロトコル設定]で[Googleクラウドプリント]が表示されない場合は、Google クラウドプリントポートが起動していない可能性があります。Google クラウドプリントポートについては、[Googleクラウドプリント]ポートの起動を参照してください。
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「WSD」とは、「Web Services on Devices」の略です。
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複数ユーザーによる複合機の共有について
機械を共有したいユーザーのGoogleアカウントを登録しておくことで、オーナー以外のユーザーもGoogle クラウドプリントを利用して、お使いの機械からプリントできるようになります。
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登録の手順について詳しくは、Google クラウドプリントのヘルプを参照してください。
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Webブラウザーを開いて、オーナーのアカウントでGoogle クラウドプリントにログインします。
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Google クラウドプリントの管理画面で、[プリンタ]をクリックします。
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共有する機械を選択して、[共有]をクリックします。
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表示された画面で、共有するユーザーのGoogleアカウント(メールアドレス)を入力し、[共有]をクリックします。
[アクセス権のあるユーザー]リストに追加されます。
補足-
リストに追加されたユーザーがGoogle クラウドプリントにログインすると、オーナーにより共有の設定が行われたことを示すメッセージが表示されます。共有に同意してください。
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Google クラウドプリントへの複合機の登録の解除
Google クラウドプリントへの登録を解除する手順を説明します。
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Google クラウドプリントのプリンター管理画面からお使いの機械の登録を解除しても、機械側には設定が反映されません。必ずCentreWare Internet Servicesから、次の手順で登録の解除を行ってください。
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ネットワークに接続されたコンピューターで、Webブラウザーを起動します。
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Webブラウザーのアドレス入力欄に本機のIPアドレスを入力し、〈Enter〉キーを押します。
CentreWare Internet Servicesが起動されます。
補足-
CentreWare Internet Servicesへの接続時、または操作中にユーザー名とパスワードを求める画面が表示された場合は、機械管理者IDとパスワードを入力し、[OK]をクリックします。
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[プロパティ]タブ>[ネットワーク設定]>[プロトコル設定]>[Googleクラウドプリント]で、[登録を解除]をクリックします。
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メッセージが[登録済み]から[未登録]に変わることを確認します。
補足-
ネットワーク環境や混雑具合によっては、Google側の解除処理が完了するまで時間がかかることがあります。
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「WSD」とは、「Web Services on Devices」の略です。
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