インターネットファクス
電話回線を経由するファクス通信とは異なり、企業内ネットワークやインターネットを経由して、本機で読み取ったデータなどを電子メールの添付文書として送受信する機能です。
また、インターネットファクスダイレクトは、SMTPサーバーを経由しないで、インターネットファクス対応機に直接送信できます。
補足
添付文書のファイル形式は、TIFF形式です。
インターネットファクスでは、通信モード、優先通信、時刻指定、送信シート、Fコード通信、親展通信、ポーリング、手動送信、ボックスへの振り分け(ボックスセレクター)、ダイレクトファクスは使用できません。ただし、通信モードとFコード通信は、ファクスゲートウェイ機能を使用した場合に設定できます。
インターネットファクスとインターネットファクスダイレクトは、両方を有効にできません。利用状況に応じて、機械管理者モードで切り替えてください。
インターネットファクス機能は、カラー文書に対応していません。カラーのインターネットファクス文書(プロファイル:TIFF-C)を受信した場合は、モノクロに変換してプリントされます。
インターネットファクスダイレクトは、POP受信に対応していません。
送信
- 原稿をセットします。
- [インターネットファクス]をタップします。
- 以降の操作は、基本操作の手順3以降と同じです。
補足
一般のメールで使用するCC、BCC、Reply-to機能は使用できません。
インターネットファクスダイレクトの宛先は、次の方法で指定します。
ホスト名を指定
例:local-part@device.domain.jp
@の右側がFQDNであることが必要です。
IPアドレスを指定
例:local-part@[192.0.2.1]
@の右側に、[ ]で囲ったIP アドレスを入力します。
受信
インターネットファクス対応機から本機に宛てたメールを受信すると、受信文書をプリントします。
また、「BOX123@myhost.example.com」のように、メールアドレスにボックスを指定したメールも受信できます。
補足
プロファイルに[TIFF-S]が選択されている場合は、A4でプリントされます。
ボックスへの送信
補足
受信側がSMTP受信の場合にだけ使用できます。
受信側にパスワードを設定していないボックスが登録されている必要があります。
- [インターネットファクス]をタップします。
- 受信側のメールアドレスを次のように入力します。
(a)
「BOX」+3 桁のボックス番号
(b)
@+ 受信側のホスト名
(c)
「.(ドット)」+ 受信側のドメイン名
一般のファクスへの送信
特定の形式でメールアドレスを指定することによって、一般のファクス(インターネットファクス機能を持たないファクス)にファクス文書を送信できます。
インターネットファクス対応機で、受信したメールをファクス文書に変換して、指定したファクスに送信します。
補足
ファクスゲートウェイのメール受信方法がSMTPの場合にだけ使用できます。
[通信モード]の指定は、ファクスゲートウェイから送信先ファクスの間の通信モードに適用されます。
- [インターネットファクス]をタップします。
- 受信側のメールアドレスを次のように入力します。
(a)
固定文字列
(b)
ファクスを受信する相手先のファクス番号
(c)※1
「/T33S」+Fコード
(d)
@+ メールを受信してファクス送信する本機のホスト名
(e)
「.(ドット)」+ ドメイン名
- Fコードを指定しない場合、省略できます。
文書の転送
ボックスに蓄積されたファクス文書を、メールの添付文書として転送できます。
ファクスを送信する側
FAX信号方式(弊社独自の通信手順)、Fコード方式を使用して親展送信します。
ボックスにファクスを受信して、インターネットファクスを転送する側
転送先を指定したジョブフローを作成して、作成したジョブフローをボックスに関連づけます。
補足
転送できる宛先は、100か所までです。
「ボックス番号」と「暗証番号」は、ファクス送信側で必要となります。設定内容を送信側に知らせてください。