ICカード登録
ユーザーが個人のIC カードとユーザー情報の関連付けを行うことができます。
ICカード登録を設定すると、本機のメニュー画面に[ICカード登録]が表示されます。
補足
ユーザーIDとは異なるカードIDを使用しているユーザーだけが使用できます。
次の機能やサービスは本機能と併用できません。
指静脈認証
本体認証モード/外部認証モード以外の運用を前提とするサービス
次のユーザーIDは、使用できません。
半角スペースだけのユーザーID
「"」、「+」、「;」、「<」、「>」、「?」、「[」、「]」、「`」、「{」、「¦」、「}」、「:」、「#」、「(」、 「)」、「¥」、「,」、「*」、「/」、「=」の記号のうちどれかを含むユーザーID
「'」で始まるユーザーID
一度登録したユーザーを、認証先を変えて再登録することはできません。
環境設定
ICカード登録を利用するための環境を設定します。
項目 |
設定内容 |
---|---|
[ポート設定] |
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[プロトコル設定] |
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認証モードが本体認証の場合は、999人以内でICカード情報を登録できます。外部認証の場合は、Active Directoryサーバーの制限に依存します。
認証先としてActive Directoryを利用する場合は、Active Directoryの管理者に次のことを確認してください。
ICカード登録を利用するユーザーの認証情報が登録されていること。
認証方式が外部認証の場合は、ICカード登録を利用するユーザー自身に、書き込み許可の権限が設定されていること。
補足
Active Directoryサーバーを利用する場合は、Active Directoryサーバーに保存された認証情報が本機に複製保存されます。
>[設定] >[認証/集計管理] >[集計管理] >[認証/集計の設定] で[認証しない] 、または[本体認証/集計] を設定します。認証方式が外部認証の場合、集計管理の設定は任意です。
また、 >[設定]>[認証/集計管理]>[認証/セキュリティー設定]>[認証の設定]で次のように設定します。
項目 |
設定内容 |
|
---|---|---|
[認証/集計の設定] |
[本体認証/集計]、または[外部認証/集計] |
|
[認証情報の設定] |
[ICカードの使用] |
[する] |
[ICカード認証時のユーザー登録] |
[自動登録する] 補足
|
|
[ICカード連携モード] |
[パスワード入力不要] 補足
|
Active Directoryサーバー設定
Active Directoryサーバーの認証情報を使用する場合は、Active Directoryサーバーの設定をしてください。
操作パネルの >[設定] >[ネットワーク設定] >[外部認証サーバー/ディレクトリーサービス設定] で設定します。
[認証用ユーザー名の属性]:ユーザーIDに使用されます。
[メールアドレスの属性型]:メールアドレスに使用されます。
補足
ユーザー名は、操作パネル、またはインターネットサービスでは設定できません。ActiveDirectoryサーバーに設定されている「displayName」属性を取得し、ユーザー情報に設定します。
ユーザー登録
本機に登録されたユーザーが本機能を使用する場合は、操作パネル、またはDevice Setup(デバイス設定ツール) で、本機にユーザー情報(ユーザーID、パスワード)を登録してください。
補足
ユーザー本人にID、パスワード、および認証先が[本体]であることを通知してください。
機械管理者情報の設定
ICカード登録に、機械管理者の情報を設定します。
補足
本体の仕様設定画面で機械管理者ID、機械管理者パスワードを変更した場合は、本機能の設定も変更してください。本機能が正常に動作しなくなります。
- 本機の操作パネルから、機械管理者モードにログインします。
- [ICカード登録]をタップします。
- [機械管理者ID]、[パスワード]に、機械管理者のIDとパスワードを入力して、[登録]をタップします。
- 認証方式に応じて、次の操作をします。
認証方式が[本体認証]の場合
- 運用する構成に合わせて、[認証先]を選択します。
- [標準認証先]が表示される場合は、ユーザーがIC カード登録するときに標準で表示する認証先を選択します。
- [ICカードIDの照合]を有効にします。
- [保存]をタップします。
認証方式が[外部認証]の場合
- 本機で認証する場合にIC カード登録の画面を表示するときは、[外部認証時のIC カード登録]を有効にします。
- [保存]をタップします。
- 本機を再起動します。