メール機能のセットアップ
メール機能を利用するには、各種設定が必要です。次の手順で設定をしてください。
補足
S/MIMEで暗号化したり、デジタル署名をつけたりしてメールを送受信するには、あらかじめ証明書が必要です。
IPアドレスの設定
IPアドレス、サブネットマスク、およびゲートウェイアドレスなどを設定します。使用環境がIPv4の場合を例に説明します。
補足
IPアドレスがすでに設定されている場合は、次の手順は不要です。
- 機械管理者モードにログインします。
- ホーム画面で
をタップします。
- [設定]をタップします。
- [ネットワーク設定]をタップします。
- [プロトコル設定]をタップします。
- [TCP/IP - ネットワーク設定]をタップします。
補足
セカンダリーイーサネット(オプション)を取り付けている場合、本設定項目は[TCP/IP設定(Ethernet1)]、[TCP/IP設定(Ethernet2)]となります。IPアドレスを設定するときは、[TCP/IP設定(Ethernet1)]を選択してください。
- [IPv4 - IPアドレス取得方法]をタップします。
- IPアドレスの取得方法を選択し、[OK]をタップします。
[手動で設定]を選択した場合は、[<]をタップして[TCP/IP - ネットワーク設定]画面まで戻り、手動設定に進みます。
[手動で設定]以外を選択した場合は、[<]をタップして[ネットワーク設定]画面まで戻り、メールを送受信するポートの設定に進みます。
手動設定
- [TCP/IP - ネットワーク設定]画面で、[IPv4 - IPアドレス]をタップします。
- 表示されるキーボードを使用して、IPアドレスを入力し、[OK]をタップします。
補足
IPアドレスは、xxx.xxx.xxx.xxxの形式で入力してください。
- 手順1~2と同じ方法で、[IPv4 - サブネットマスク]と[IPv4 - ゲートウェイアドレス]を設定します。
補足
ゲートウェイアドレスは、xxx.xxx.xxx.xxxの形式で入力してください。
- [<]をタップして[ネットワーク設定]画面まで戻ります。
メールを送受信するポートの設定
メールの送信ポートと受信ポートを起動します。
- [ネットワーク設定]画面で、[ポート設定]をタップします。
- [メール受信]をタップします。
- [メール受信 - ポート]をタップします。
- [起動]をタップします。
- [<]をタップして[ポート設定]画面に戻ります。
- [メール送信]をタップします。
- [メール送信 - ポート]をタップします。
- [起動]をタップします。
- [<]をタップして[ネットワーク設定]画面まで戻ります。
メールアドレスやホスト名の登録
本機のメールアドレス、名前、ホスト名、およびドメイン名を設定します。
- [ネットワーク設定]画面で、[本体メールアドレス/ホスト名]をタップします。
- 各項目を設定します。
項目
説明
[メールアドレス]
本機のメールアドレスを、128文字以内で入力します。
SMTP 受信の場合
アカウント(@マークの左側)は、任意の名称を設定できます。アドレス部(@マークの右側)には、ホスト名とドメイン名を組み合わせたものを設定します。エイリアスは設定できません。たとえば、
- アカウント名:mymail
- ホスト名:myhost
- ドメイン名:example.com
の場合、メールアドレスは、mymail@myhost.example.comとなります。
POP3受信の場合
メールの受信に使用するメールアドレスを設定します。
[名前]
本機の名前を32文字以内で入力します。
[ホスト名]
ホスト名を半角32文字以内で入力します。
補足
SMBで通信する場合、先頭から半角15文字をホスト名として使用します。本機を正しく識別するためには、ホスト名を半角15文字以内で設定してください。
[ドメイン名]
ドメイン名を255文字以内で入力します。
- [<]をタップして[ネットワーク設定]画面まで戻ります。
メールの受信プロトコルの設定
使用環境に合わせて、[SMTP]、または[POP3]を設定します。
インターネットファクスダイレクトを利用する場合、[POP3]は選択できません。
- [ネットワーク設定]画面で、[その他の設定]をタップします。
- [メール受信プロトコル]をタップし、表示されるメニューから[SMTP]、または[POP3]を選択します。
- [<]をタップして[ネットワーク設定]画面まで戻ります。
メールの送受信設定
メールの送信用サーバーと受信用のサーバーを設定します。
- [ネットワーク設定]画面で[メール送受信設定]をタップします。
SMTP
- [SMTPサーバー設定]をタップします。
- 各項目を設定します。
項目
説明
[SMTPサーバー - サーバー名/アドレス]
SMTPサーバーのサーバー名、またはIPアドレスを入力します。
IPv4 の場合、IPアドレスはxxx.xxx.xxx.xxx の形式で入力します。
IPv6 の場合、IPアドレスはxxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx の形式で入力します。
[SMTPサーバー - ポート番号]
SMTPサーバーのポート番号を設定します。
[送信時の認証方式]
SMTP送信時の認証方法を設定します。
補足
認証方式は、AUTH GSSAPI(Kerberos指定時のみ)、AUTH NTLMv2、AUTH NTLMv1、AUTH PLAIN、AUTH LOGIN、AUTH CRAM-MD5に対応しています。
[送信時の認証ユーザー]
送信時の認証ユーザーを設定します。
[外部認証のユーザー]に設定した場合、ジョブの実行前に本機で外部認証していれば、外部認証のユーザー名/パスワードでSMTPサーバーに認証します。また、認証に失敗した場合の動作を選択できます。外部認証を利用しない場合は、本機に設定したユーザー名/パスワードが使用されます。
[SMTP AUTH - ログイン名]
SMTPサーバーのログイン名を設定します。
[SMTP AUTH - パスワード]
SMTPサーバーの認証用パスワードを設定します。
[接続確認]
本機から指定したメールアドレスにテストメールを送信することで、本機とSMTPサーバーとの接続状況を確認できます。また、[接続確認]>[SMTP通信レポート出力]を選択すると、本機が送信/受信したSMTP通信のプロトコルの内容を表すレポートがプリントされます。
補足
メール送信に問題が発生し、認証方式が問題であるかどうかを確認する場合は、[送信時の認証方式]で[利用しない]を選択し、[SMTPサーバー - サーバー名/アドレス]で、認証が不要なサーバーを設定します。
設定したパスワードを解除する場合は、[SMTP AUTH - パスワード]画面で、何も入力しない状態で[次へ]>[OK]をタップします。
- [<]をタップして[メール送受信設定]画面まで戻ります。
POP3
補足
[メール受信プロトコル]で[SMTP]を選択した場合は、POP3の設定は不要です。
- [POP3サーバー設定]をタップします。
- 各項目を設定します。
項目
説明
[POP3サーバー - サーバー名/アドレス]
POP3サーバーのサーバー名、またはIPアドレスを入力します。
[POP3サーバー - ポート番号]
POP3サーバーのポート番号を設定します。
[POP3サーバー - 受信間隔]
POP3サーバーへのメールの確認間隔を設定します。
[POP3サーバー - ログイン名]
POP3サーバーにログインするための名前を入力します。
[POP3サーバー - パスワード]
POP受信用のパスワードを設定します。
[POP受信パスワードの暗号化]
パスワードを暗号化できます。
- [<]をタップして[ネットワーク設定]画面まで戻ります。
S/MIMEの設定
メールやインターネットファクスを暗号化または署名機能を利用して送受信するときに設定します。
- [ネットワーク設定]画面で、[セキュリティー設定]をタップします。
- [S/MIME設定]をタップします。
- 必要に応じて、各項目を設定します。
補足
設定が完了したら、〈ホーム〉ボタンを押します。本機の再起動を指示するメッセージが表示されたら、再起動します。