Step3 送信元と送信先の設定

暗号化/デジタル署名でメールを送受信するには、本機にデバイス証明書をインポートするだけでは、送受信できません。

送受信するには、機器同士でデバイス証明書や個人証明書を交換しあう必要があります。

それぞれの機器を送信元にした場合、送信元および送信先で必要な証明書とインポート方法について説明します。

送信元が本機で送信先がコンピューターの場合

本機には、コンピューターの個人証明書のインポートが必要です。また、コンピューターには、本機のデバイス証明書のインポートが必要です。

本機にコンピューターの個人証明書をインポートするには、CentreWare Internet Servicesを使用します。

コンピューターに本機のデバイス証明書をインポートするには、次の方法があります。

• 本機からコンピューターにS/MIMEデジタル署名メールを送信し、メールソフトの証明書ストアにインポートする

  本機の［設定］＞［ネットワーク設定］＞［セキュリティ設定］＞［S/MIME設定］＞［署名-メール送信］で、［常に署名する］または［送信時に選択する］を設定し、本機からメールを送信すると、S/MIMEデジタル署名メールが送信されます。

• CentreWare Internet Servicesを使って、コンピューターに本機の証明書をエクスポートし、メールソフトの証明書ストアにインポートする

  参照

  • CentreWare Internet Servicesを使った証明書のインポート/エクスポートについては、CentreWare Internet Services のヘルプを参照してください。

  • メールソフトへの証明書のインポート方法は、使用しているメールソフトのマニュアルを参照してください。

送信元が本機で送信先がほかの複合機の場合

本機には、ほかの複合機のデバイス証明書のインポートが必要です。また、ほかの複合機には、本機のデバイス証明書のインポートが必要です。

本機にほかの複合機のデバイス証明書をインポートするには、コンピューターからほかの複合機のCentreWare Internet Servicesを起動し、いったんコンピューターに証明書をエクスポートします。そのあと、本機のCentreWare Internet Servicesを起動し、ほかの機種の証明書をインポートしてください。

ほかの複合機に本機のデバイス証明書をインポートする場合も、同様に操作します。

送信元がコンピューターで送信先が本機の場合

コンピューターには、本機のデバイス証明書のインポートが必要です。本機には、コンピューターの個人証明書のインポートは必要ありません。

コンピューターに本機の証明書をインポートするには、次の方法があります。

• 本機（またはほかの複合機）からコンピューターにS/MIMEデジタル署名メールを送信し、メールソフトの証明書ストアにインポートする

  本機の［設定］＞［ネットワーク設定］＞［セキュリティ設定］＞［S/MIME設定］＞［署名-メール送信］で、［常に署名する］または［送信時に選択する］を設定し、本機からメールを送信すると、S/MIMEデジタル署名メールが送信されます。

• CentreWare Internet Servicesを使って、コンピューターに本機の証明書をエクスポートし、メールソフトの証明書ストアにインポートする。

  参照

  • CentreWare Internet Servicesを使った証明書のインポート/エクスポートについては、CentreWare Internet Services のヘルプを参照してください。

  • メールソフトへの証明書のインポート方法は、使用しているメールソフトのマニュアルを参照してください。

本機とコンピューターのメール送受信で、動作を確認しているメールソフトは次のとおりです。

• Windows：Microsoft Outlook 2007、Microsoft Outlook 2010

• OS X 10.11 El Capitan：Mail9

• macOS 10.12 Sierra：Mail10

• macOS 10.13 High Sierra：Mail11

• macOS 10.14 Mojave：Mail12

• macOS 10.15 Catalina：Mail13