利用者情報ファイルのフォーマット

ジョブログから[Job Log Analyzer]によって決定される「ユーザー」をもとにして、利用者名、個人番号などの情報を付加します。

参照先の初期値:{データ格納先フォルダー}¥Settings¥awjla_user_info.xls

 

フォーマットとセルの初期値

ユーザー[必須] 利用者名[必須] 個人番号 所属名 カード番号
CEカード CEカード (空欄) 富士フイルムビジネスイノベーション 4294967295
(初期値なし) (初期値なし) (初期値なし) (初期値なし) (初期値なし)

 

  • 1行目に入力されているデータは、機器の保守のときに、富士フイルムビジネスイノベーションの技術員が使用するカードに対応しています。

セルの入力規則

なし なし なし なし なし

項目の追加

上記以外の項目を追加すると、カスタマイズしたレポートに、追加した項目を表示できます。

 

「ユーザー」に入力する内容

ジョブログから[設定]画面の[ユーザー決定方式]によって決定される「ユーザー」を入力します。

たとえば[ユーザー決定方式]が[ジョブオーナー名優先]のとき、プリンタードライバーから送信されるジョブオーナー名が優先順位1位で「ユーザー」になります。したがって、利用者情報ファイルの「ユーザー」には、各クライアントPCのプリンタードライバーで設定している、ジョブオーナー名(またはUser ID)を入力します。

プリントジョブ以外のジョブについては、次の表を参考にしてください。

ジョブの種類 ガイドライン
ダイレクトファクス送信のジョブ IPアドレスがジョブログファイルに記録されません。そのため、ダイレクトファクス送信とプリントを行い、同じユーザーとして集計する場合は、[ユーザー決定方式]に、[IP アドレス優先]を選択しないでください。ファクスドライバーとプリンタードライバーで同じジョブオーナー名を設定し、[ユーザー決定方式]を[ジョブオーナー名優先]にします。
次のジョブで、ユーザーを決定するための情報が記録されていない場合
  • プリント、コピー以外のジョブ
  • [カード番号をコピーサービスのユーザーにする/しない]を[する]に設定したコピージョブ
ジョブログの「利用者名」は次の値になります。
  • 「機種コード_識別ID:Local User」
  • 「機種コード_識別ID:report/list」
  • 「機種コード_識別ID:ファクス使用回線」(例:「NC100256_255366:Local User」)
利用者情報ファイルの「ユーザー」に、上記の値を入力します。

「利用者名」に入力する内容

作成するレポート上に表示される利用者の名前です。重複して設定できます。設定しないと、レポートには「ユーザー」の値が表示されます。

個人番号

「ユーザー別」で集計したレポートでは、ユーザーは利用者名と個人番号で識別されます。項目欄を空白にすると、レポート上では空白になります。利用者情報ファイルにユーザーが設定されていない場合は、「不明」と表示されます。

所属名

利用者の所属名を入力します。

項目欄を空白にすると、レポート上では空白になります。利用者情報ファイルにユーザーが設定されていない場合は、「不明」と表示されます。

カード番号

ICカードのカードID、または純正コピーカードのカード番号を入力します。

[設定]画面の[ユーザー決定方式]に従って、ジョブログの「カード番号」でユーザーが決定された場合に、「カード番号」をもとにして利用者名、個人番号などの情報が付加されます。

また、「ユーザー」の代わりに「カード番号」の値で利用者情報、個人番号などを付加したい場合も、「カード番号」に値を入力します。「カード番号」の値で利用者情報、個人番号などが付加されるのは、「ユーザー」で利用者名や個人番号などの情報が付加されなかったデータです。

 

  • 「カード番号」の情報は「利用者情報ファイル」と「利用者情報ファイル」(カード優先プリントジョブファイルのフォーマット)のどちらででも設定できますが、情報を一元的に管理するために「利用者情報ファイル」で設定することを推奨します。
    両方のファイルで「カード番号」の情報を設定すると、次のようになります。
    • ジョブログの「カード番号」でユーザーが決定された場合は、「コピーカード情報ファイル」の情報が使用されます。
    • ジョブログの「カード番号」以外の項目でユーザーが決定された場合は、「利用者情報ファイル」の情報が使用されます。

入力例

利用者情報シートの入力例を次に示します。

ユーザー[必須] 利用者名[必須] 個人番号 所属名 カード番号
CEカード CEカード (空欄) 富士フイルムビジネスイノベーション 4294967295
Fuji.Taro 富士太郎 1234 営業部 (空欄)
Fuji.Jiro 富士次郎 5678 開発部 (空欄)
Fuji.Saburo 富士三郎 9101 総務部 (空欄)

ワイルドカードの利用

上記の利用者情報に登録されていないユーザーが存在するときは、特定の所属名で集計するように、ワイルドカードを使って設定できます。この設定をするには、利用者情報ファイルに「Sheet2」という名前のワークシートを追加します。sheet2のフォーマットは、利用者情報(利用者情報ファイルのフォーマット)と同じです。次のワイルドカードを使用できます。

ワイルドカード 意味
?(疑問符) 任意の1 文字を意味します。たとえば、「sm?th」と入力すると、「smith」や「smyth」が検索されます。
*(アスタリスク) 任意の数の任意の文字を意味します。たとえば、「*east」と入力すると、「Northeast」や「Southeast」が検索されます。
~(チルダ) 疑問符(?)、アスタリスク(*)、またはチルダ(~)を、ワイルドカードではなく文字として検索する場合に、文字の直前に入力します。たとえば、「fy91~?」と入力すると、 「fy91?」 が検索されます。

Sheet2の入力例

ユーザー 利用者名 個人番号 所属名 カード番号
123* 短期アルバイト (空欄) 人事部 (空欄)
* (空欄) (空欄) 総務部 (空欄)

この例では、ユーザー名が「123」で始まる利用者は人事部に集計され、そのほかの不明なユーザーは、総務部に集計されます。このように複数のワイルドカードを指定したときは、上の行の条件から順に判断されます。