セキュリティー操作の流れ

セキュリティーを利用して文書を保護したり、保護された文書を運用したりする操作の例を説明します。

パスワードによるセキュリティー

たとえば、ある特定の文書を、自分のグループ内のメンバーだけに公開したい場合、パスワードによるセキュリティーを設定して、そのパスワードをグループ内に通知します。
例として、保護文書を管理するユーザー、利用するユーザー、その他のユーザーに分けて、それぞれができることを説明します。

管理するユーザー

セキュリティーを設定するユーザーです。

利用するユーザー

管理者から「開くパスワード」を通知されたユーザーです。一部の操作を制限されています。

その他のユーザー

「開くパスワード」を知らないので、保護文書を開くことも、サムネールを表示することもできません。
文書のプロパティで、セキュリティーの設定内容を確認することができます。

電子印鑑によるセキュリティー

電子印鑑によるセキュリティーの仕組み

セキュリティーの設定に利用する電子印鑑は、電子印鑑ケースツールで用意します。
セキュリティーを設定するユーザーは、電子印鑑ケース内の印鑑を、文書を開ける印鑑およびフルアクセスできる印鑑として指定します。指定された電子印鑑を持つユーザーだけが、その保護文書を開いたりフルアクセスしたりできます。
ほかのユーザーの電子印鑑は、「電子印鑑の証明情報」を使って「信頼済みの電子印鑑」に追加します。

電子印鑑によるセキュリティー操作の流れ

例として、保護文書を管理するユーザー、利用するユーザー、その他のユーザーに分けて、それぞれが行うことを説明します。

管理するユーザー

セキュリティーを設定するユーザーです。保護文書を開くことができる印鑑と、フルアクセスできる印鑑を持っています。

利用するユーザー

保護文書を開くことができる印鑑を持っているユーザーです。フルアクセスできる印鑑は持っていません。許可されている操作の範囲で保護文書を利用できます。

その他のユーザー

印鑑を持っていないので、保護文書を開くことも、サムネールを表示することもできません。
文書のプロパティで、セキュリティーの設定内容を確認することができます。