電子印鑑によるセキュリティーを設定する
文書に、電子印鑑によるセキュリティーを新規に設定する方法を説明します。Deskでも、Viewerでも設定できます。複数の文書に同じ設定をする場合は、Deskで操作すると、一度に複数の文書に設定できるので便利です。バインダーの操作も同じです。
電子印鑑の用意
文書を開くことや、フルアクセスモードになることを許可するユーザーの電子印鑑を、あらかじめ電子印鑑ケースの[信頼済みの電子印鑑]に入れておきます。
電子印鑑によるセキュリティーを設定する方法
文書を開くことを許可する電子印鑑、およびフルアクセスモードになることを許可する電子印鑑を指定します。フルアクセスを許可した電子印鑑は、自動的に文書を開くことも許可されます。
手順
1.
Deskの場合は、ワークスペース部をサムネール形式で表示して、文書を選択します。複数の文書を選択できます。
Viewerの場合は、文書を表示します。
2.
[文書]メニューの[セキュリティー]から[セキュリティーの設定]を選択します。
3.
[DocuWorks電子印鑑によるセキュリティー(128bit V5以降)]を選択して、[OK]をクリックします。
4.
必要に応じて、[操作の制限]を設定します。
5.
[文書を開ける電子印鑑]の[追加]をクリックします。
6.
電子印鑑を選択して、[OK]をクリックします。複数の電子印鑑を選択できます。有効期限が過ぎている電子印鑑は表示されません。また、電子印鑑を1つ選択して[電子印鑑の詳細]をクリックすると、詳細な情報が表示されます。
[文書を開ける電子印鑑]に、選択した電子印鑑の情報が表示されます。
7.
必要に応じて、[フルアクセスモードにできる電子印鑑]の[追加]をクリックします。
[電子印鑑の追加]ダイアログボックスが表示されます。
8.
電子印鑑を選択して、[OK]をクリックします。複数の電子印鑑を選択できます。有効期限が過ぎている電子印鑑は表示されません。また、電子印鑑を1つ選択して[電子印鑑の詳細]をクリックすると、詳細な情報が表示されます。
[フルアクセスモードにできる電子印鑑]に、選択した電子印鑑の情報が表示されます。
また、[文書を開ける電子印鑑]にも、自動的に追加されます。
9.
[設定]をクリックします。
Viewerの場合は、文書を保存するときに設定内容が反映されます。
Deskの場合は、セキュリティーが設定され、サムネールの右下に、開いた錠のマークが表示されます。
サムネールを表示したくない場合は、いったんDeskを終了して、再び起動してください。サムネールが表示されていない状態になります。
補足
- [自分の電子印鑑]内の電子印鑑を指定しないと、作成した保護文書を開いたり、セキュリティーの設定を変更したりできなくなります。
- Viewerで設定した内容は、文書を保存するときに反映されます。保存しないで閉じた場合は、セキュリティーも設定されません。
- 電子印鑑の有効期限は、セキュリティーを設定するときにチェックされます。しかし、電子印鑑で保護文書を開くとき、およびフルアクセスモードになるときには有効期限はチェックされません。これは、長期間保存された文書が、誰にも開けなくなるトラブルを防ぐための仕様です。