Job Log Analyzerとは

Job Log Analyzerは、ジョブログファイルを集計して一覧レポートやグラフなどを作成する、Excelのマクロプログラムです。

[ご使用状況の集計]ページでの集計と比べ、より詳細に使用状況の分析ができます。

Job Log Analyzerでできること

Job Log Analyzerでできること、特徴について説明します。

集計レポートやグラフなどを、Excelのワークシートで作成

Job Log AnalyzerはExcelのマクロプログラムなので、集計した一覧表やグラフは、Excelのワークシートで作成されます。レポートやグラフをExcelで編集/加工したり、ほかのアプリケーションに取り込んだりできます。

多様なレポートやグラフ

ユーザー別、所属別、機器別など、多種類の切り口から集計する一覧表やグラフが、あらかじめ用意されています。Job Log Analyzerで作成する一覧表やグラフなどを総称して、以降では「レポート」と表記します。

分析レポートでは、削減可能枚数や削減実施枚数を表示できます。

  • 削減可能枚数
    実際の出力枚数を基準にして、両面印刷やまとめて一枚を使用したとき、何枚の用紙が削減できるかを計算します。用紙の削減目標を設定するときに利用できます。
  • 削減実施枚数
    両面印刷やまとめて一枚を利用することで、用紙の片面に1アップで印刷したときと比較して、何枚の用紙を削減できたかを計算します。用紙の削減状況を確認するときに利用できます。

設定ファイルを使った情報の付加やレポート対象の限定

各種の設定ファイルを使って、氏名や所属などのユーザー属性をレポートに表示したり、用紙や通話の料金を計算したり、対象の機器を絞ってレポートを作成したりできます。

レポートのカスタマイズ

ユーザーが、レポートのフォーマットを独自に設定できます。

ユーザー独自の処理の実行

ジョブログ作成ツールには、ユーザーが呼び出せるプロシージャーが用意されています。レポートを作成する途中に、独自の処理を実行させることができます。

集計レポートの種類

Job Log Analyzerで作成するレポートには、大きく分けて期間集計、月別集計、および稼動グラフがあります。各レポートの概要を説明します。

期間集計のレポート

期間集計では、最長1年(366日)までの期間を指定してジョブログを集計し、レポートを作成します。レポートのタイプは、「集計」と「分析」の2種類から選択できます。集計は、出力用紙の枚数やスキャンの回数などの実績値を確認するためのレポートを作成します。分析は、削減可能枚数や削減実施枚数を確認するためのレポートを作成します。

月別集計のレポート

月別集計では、ジョブログを月単位で集計し、月別にまとめたレポートを作成します。指定できる最長の期間は、24か月です。

レポートのタイプは、「集計」と「分析」の2種類から選択できます。集計は、出力用紙の枚数やスキャンの回数などの実績値を確認するためのレポートを作成します。分析は、削減可能枚数や削減実施枚数を確認するためのレポートを作成します。

稼動グラフ

稼動グラフでは、日付と機器を指定して、24時間の稼動状況をグラフにしたレポートを作成します。選択できるグラフのタイプは、次のとおりです。

時間帯別機器名別面数

縦軸を「面数」、横軸を「時間帯」、凡例を「機器名」に設定した3D折れ線グラフです。

時間帯別日付別面数

縦軸を「面数」、横軸を「時間帯」、凡例を「日付」に設定した3D折れ線グラフです。

時間帯別サービス別面数

縦軸を「面数」、横軸を「時間帯」、凡例を「プリント」「ファクス受信プリント」「システムシート」「コピー」「スキャン」「ファクス送信」の6種類に設定した、3D折れ線グラフです。3D折れ線グラフの例を、下図に示します。

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時間帯別ランレングス別面数

縦軸を「面数」、横軸を「期間集計」、凡例を「ランレングス値」に設定した積み上げ面グラフです。積み上げ面グラフの例を、下図に示します。

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  • ランレングスとは、1回のプリント操作で出力した枚数です。