電子証明書によるセキュリティーを設定する

文書に、電子証明書によるセキュリティーを新規に設定する方法を説明します。Deskでも、Viewerでも設定できます。複数の文書に同じ設定をする場合は、Deskで操作すると、一度に複数の文書に設定できるので便利です。バインダーの操作も同じです。

証明書の用意

セキュリティーの設定に使う証明書を、あらかじめWindowsの証明書マネージャーの[個人]または[ほかの人]に登録しておきます。
証明書が中間認証局から発行されている場合は、中間認証局の証明書が証明書マネージャーの[中間証明機関]に登録されている必要があります。また、中間認証局の証明書の発行元になるルート認証局の証明書が、[信頼されたルート証明機関]に登録されている必要があります。
証明書がルート認証局から発行されている場合は、ルート認証局の証明書が[信頼されたルート証明機関]に登録されている必要があります。
Windowsの証明書マネージャーで確認できます。

電子証明書によるセキュリティーを設定する方法

[セキュリティーの設定(電子証明書)]ダイアログボックスの全項目の設定をセットにして名前を付け、保存したものを「セキュリティー設定」と呼びます。既存のセキュリティー設定がない場合とある場合に分けて、操作を説明します。

既存のセキュリティー設定がない場合

手順
1.
Deskの場合は、ワークスペース部をサムネール表示して、文書を選択します。複数の文書を選択できます。
Viewerの場合は、文書を表示します。
2.
[文書]メニューの[セキュリティー]から[セキュリティーの設定]を選択します。
[セキュリティーモジュールの選択]ダイアログボックスが表示されます。
3.
[電子証明書によるセキュリティー(256bit V8以降)]、または[電子証明書によるセキュリティー(128bit V5以降)]を選択して、[OK]をクリックします。
[セキュリティーの設定-電子証明書(256bit V8以降/128bit V5以降)]ダイアログボックスが表示されます。
4.
必要に応じて、[操作の制限]を設定します。
5.
[文書を開ける証明書]の[追加]をクリックします。
[証明書の追加]ダイアログボックスが表示されます。
6.
証明書を選択して、[OK]をクリックします。複数の証明書を選択できます。証明書を1つ選択して[証明書情報]をクリックすると、詳細な情報が表示されます。
[文書を開ける証明書]に、選択した証明書の情報が表示されます。
有効期限が過ぎている、失効している、などの無効な証明書は×のマークが表示されます。無効な証明書を選択して、[削除]をクリックしてください。
7.
必要に応じて、[フルアクセスモードにできる証明書]の[追加]をクリックします。
[証明書の追加]ダイアログボックスが表示されます。
8.
証明書を選択して、[OK]をクリックします。複数の証明書を選択できます。証明書を1つ選択して[証明書情報]をクリックすると、詳細な情報が表示されます。
[フルアクセスモードにできる証明書]に、選択した証明書の情報が表示されます。
有効期限が過ぎている、失効している、などの無効な証明書は×のマークが表示されます。無効な証明書を選択して、[削除]をクリックしてください。
9.
[設定]をクリックします。
Viewerの場合は、文書を保存するときに設定内容が反映されます。
Deskの場合は、セキュリティーが設定され、サムネールの右下に、開いた錠のマークが表示されます。
サムネールを表示したくない場合は、いったんDeskを終了して、再び起動してください。サムネールが表示されていない状態になります。
補足

既存のセキュリティー設定がある場合

手順
1.
Deskの場合は、ワークスペース部をサムネール表示して、文書を選択します。複数の文書を選択できます。
Viewerの場合は、文書を表示します。
2.
[文書]メニューの[セキュリティー]から[セキュリティーの設定]を選択します。
[セキュリティーモジュールの選択]ダイアログボックスが表示されます。
3.
[電子証明書によるセキュリティー(256bit V8以降)]、または[電子証明書によるセキュリティー(128bit V5以降)]を選択して、[OK]をクリックします。
[セキュリティーの設定-電子証明書(256bit V8以降/128bit V5以降)]ダイアログボックスが表示されます。
4.
セキュリティー設定がファイルとして保存されている場合は、[インポート]をクリックし、[ファイルを開く]ダイアログボックスでセキュリティー設定のファイルを開きます。
5.
[セキュリティー設定]から、利用するセキュリティー設定を選択します。
[操作の制限]、[フルアクセスモードにできる証明書]、および[文書を開ける証明書]が、セキュリティー設定に保存された内容で設定されます。
6.
各項目の設定を確認して、[設定]をクリックします。
Viewerの場合は、文書を保存するときに設定内容が反映されます。
Deskの場合は、セキュリティーが設定され、サムネールの右下に、開いた錠のマークが表示されます。
サムネールを表示したくない場合は、いったんDeskを終了して、再び起動してください。サムネールが表示されていない状態になります。
補足

電子証明書によるセキュリティーの設定を保存する方法

[セキュリティーの設定(電子証明書)]ダイアログボックスの全項目の設定をセットにして名前を付け、「セキュリティー設定」として保存する操作を説明します。
手順
1.
「電子証明書によるセキュリティーを設定する方法」の「既存のセキュリティー設定がない場合」の手順1~8を行います。
2.
[セキュリティー設定の管理]の[保存]をクリックします。
3.
[セキュリティー設定名入力]ダイアログボックスでセキュリティー設定の名前を入力し、[OK]をクリックします。
入力した名前が、[セキュリティー設定]に表示されます。
4.
セキュリティー設定をファイルとして保存する場合は、[エクスポート]をクリックします。
[ファイル名を付けて保存]ダイアログボックスが表示されるので、保存場所とファイル名を指定します。ファイル名の初期値は「手順3で指定したセキュリティー設定名.dat」です。