付録 M 注意制限事項

FUJIFILM IWpro 文書管理の操作には以下の注意制限事項があります。
注記
本ページで記載している「キャプチャー」や「ルール」は、旧商品Smart Workstream データエントリーオプションの機能を指しています。文書管理では旧商品を購入いただいていたお客様のみ利用可能な互換機能として提供しています。

  • タイムスタンプオプション(日本国内向けオプション)が無いオフィスに作成されたキャビネットに、原本性保証対象のドロワーをインポートすることができます。
    インポートされたドロワーは通常の原本性保証対象のドロワーと同じですが、原本性保証に関する操作はできません。また、タイムスタンプの付与や証明情報の延長など自動で行なわれる処理も行われません。
    その場合は、[原本性管理の変更]で[原本性を管理する]のチェックマークを外してください。
  • エクスポートしたキャプチャーの設定を他のオフィスにインポートする場合、インポートした設定を利用する前に、そのオフィスに合わせて設定を修正してください。
  • [ルール設定]画面や属性を編集する画面で、指定できる整数型のカスタム属性の値は -9,007,199,254,740,991 ~ 9,007,199,254,740,991 で設定してください。それ以外の数値を設定した場合、異なる数値が設定されます。
  • ログインしていない状態で、「#」を含む FUJIFILM IWpro 文書管理のURLをWebブラウザーのアドレスバーに入力するなどして画面を直接表示する場合、ログインしたあと、入力したURLとは異なるタブの画面が表示されることがあります。
    その場合は、画面上で表示したいタブを選択してください。
  • 複数のタブを含む画面の場合、タブを切り替えたあとにWebブラウザーの戻るボタンをクリックしても、前に選択していたタブに切り替わらないことがあります。
    その場合は、画面上で表示したいタブを選択してください。
  • キャプチャーコンポーネントにてシステム管理者/運用管理者を追加した場合、System Admin(キャプチャー内部管理用)/Operation(キャプチャー内部管理用)という名称のグループが自動生成されます。これらグループは内部権限管理に利用されますので削除しないでください。
  • 許可する文字の種類に繰り返し表現を含む正規表現を指定した場合、正規表現に合致する文字列が大量に含まれると、属性制約に違反していなくても「フォルダー作成」、「アップロード」、「属性の変更」に失敗することがあります。
     例:(A|B)+ 
  • [ビューの編集]で、[基本設定]の[案件を絞込むための条件]および[検索設定]の[業務プロパティの検索項目]に以下の検索式を複数設定すると、案件一覧画面での検索に時間がかかることがあります。
    - 対象プロパティ:データ型が[ユーザー・グループ]型のプロパティ
    - 演算子:[メンバーに含む]
  • 言語ごとの名前を指定できる設定(作業設定やテンプレートなど)に、言語用の名前が設定されていない場合、指定されている名前で表示します。
  • FUJIFILM IWpro では、契約時にテナントで利用可能な容量を[契約容量]として設定します。
    [契約容量]の使用状況については、[ワークスペース]の管理機能である[使用状況]ページで確認することが可能です。利用可能な空き容量は、[ワークスペース]の利用状況と[文書管理]の各キャビネットに割り当てた[容量の上限]により変化します。
    例えば、[文書管理]で新規キャビネットの作成や、既存キャビネットの[容量の上限]の増加を行うと利用可能な空き容量は減少し、既存キャビネットの削除や、既存キャビネットの[容量の上限]の減少を行うと利用可能な空き容量は増加します。
  • 状態遷移一覧(自動)において、「通知先」を「更新者」または「状態更新者」に設定した場合、該当の属性値がシステムユーザーの場合は通知されません。
  • 文書管理のキャビネットの初期値として設定されている属性テンプレートは削除しないでください。キャビネットへ出力するルールがエラーになる場合があります。削除した場合は、キャビネットの設定で属性テンプレートの初期値を選択しなおしてください。

DocuSign連携の注意制限事項

DocuSign連携には以下の注意事項があります。
  • DocuSignの仕様変更などにより、必要な設定が変更される可能性があります。本手順は、2024年6月時点のDocuSignを使用して動作を確認しています。
  • DocuSignの仕様詳細については、DocuSignのマニュアルなどを参照してください。
  • FUJIFILM IWpro文書管理と連携できるDocuSignは、次のとおりです。
    - DocuSign eSignature Business Pro Edition
    - DocuSign eSignature Enterprise Pro Edition
    - DocuSign eSignature Business Pro Edition for Salesforce
    - DocuSign eSignature Enterprise Pro Edition for Salesforce
  • 注記
    Business Pro Editionでは、利用できる機能に一部制限があります。
  • 補足文書が含まれているエンベロープはエラーになります。
  • 文書カスタムフィールドとエンベロープカスタムフィールドで同じ名前のフィールドがある場合は、文書カスタムフィールドの値が使用されます。
  • 任意の文書に対する同じ名前の文書カスタムフィールドが複数ある場合、すべての値が一致していれば、その値が使用されます。1つでも異なる場合はエラーになります。
  • FUJIFILM IWpro文書管理に送信する場合、1エンベロープの容量は200 MB未満です。
  • FUJIFILM IWpro文書管理への登録者名は、「system」になります。
  • FUJIFILM IWpro DocuSign連携機能の対象範囲は以下となります。
    - DocuSignからの格納先は、FUJIFILM IWproプロセスの文書証跡となります。ドキュメント領域に直接格納することはできません。
    - FUJIFILM IWpro文書管理のプロセスで指定できるドロワーは通常ドロワーのみです。原本性を管理するドロワーを指定した場合、DocuSignから登録されるデータはエラーとなります。
  • DocuSign連携時のFUJIFILM IWpro文書管理のプロセスの動作について
    - 案件キープロパティに該当する案件がない場合は、案件が新規に作成されます。案件キープロパティに該当する案件がある場合には、該当の案件に登録されます。また、登録先の文書証跡に既に文書が登録されている場合は、新しい文書として文書証跡内に登録されます。文書証跡属性は、新しく登録された文書に紐づく属性値が採⽤されます。
  • FUJIFILM IWpro文書管理連携で使用するフィールドには、以下の制限があります。
    1. サポートしているフィールドのタイプ
    [エンベロープカスタムフィールド]
    - テキスト
    - テスト
    [文書カスタムフィールド]
    - テキストフィールド
    - ドロップダウン
    - 式
    - メモ
    なお、FUJIFILM IWpro文書管理の証跡属性の型が文字列型の場合、フィールドの値が文字列として一致すれば、上記3種以外のフィールドタイプでも動作します。利用する場合は、各環境において動作を確認してください。
    例)氏名フィールドなど
    ただし、DocuSignのフィールドの値に改⾏が含まれている場合、改⾏は半角スペースに置き換えられてFUJIFILM IWpro文書管理に送信されます。
    2. FUJIFILM IWpro文書管理の証跡属性の型が整数型の場合、フィールドの値が整数になっている必要があります。
    3. FUJIFILM IWpro文書管理の証跡属性の型が日付型の場合、フィールドの値は以下の形式になっている必要があります。
    - 2024-03-15T09:15:00Z(UTCによる指定)
    - 2024-03-14T15:00:03+09:00
    - 2024-03-05T12:34:56(*)
    - 2024-03-05 12:34:56(*)
    - 2024-03-14(*)
    - 2024/03-15T09:15:00Z(UTCによる指定)
    - 2024/03/14T15:00:03+09:00
    - 2024/03/05T12:34:56(*)
    - 2024/03/05 12:34:56(*)
    - 2024/03/14(*)
    (*)タイムゾーンなしの形式のためJSTと解釈されます。
    なお、DocuSignのテキストフィールドに日付の検証タイプは「yyyy/MM/dd」のみ使用できます。