付録 C 埋め込み式

[通知設定]のテンプレート、プロセスの[通知]の[件名]や[本文]に入力できる関数とその内容について説明します。
関数 説明
String getProcessKey() キープロパティの値を返します。
String getProperty(String propertyId) ・ 業務プロセスの指定したプロパティ値を返します。
引数1:プロパティ ID
・ 値が空の場合や指定したプロパティが存在しない場合空文字列を返します。
・ 実行状態とステータスは表示値に変換して返します。
・ 日時、日付は本コンポーネントの表示形式の文字列に変更して返します。
String getProperty(String stepId, String propertyId) ・ 指定したステップの指定したプロパティの値を返します。
引数1:対象の定義 ID(業務プロセス全体、ステップ、ステップグループ)引数2:プロパティ ID
・ 値が空の場合や指定したステップ、プロパティが存在しない場合空文字列を返します。
・ 実行状態とステータスは表示値に変換して返します。
・ 日時、日付は本コンポーネントの表示形式の文字列に変更して返します。
String getAfterValue() ・ 通知対象となったプロパティの変更後の値を返します。
・ 変更後の値が空の場合、空文字列を返します。
・ 実行状態とステータスは表示値に変換して返します。
・ 日時、日付は本コンポーネントの表示形式の文字列に変更して返します。
String getBeforeValue() ・ 通知対象となったプロパティの変更前の値を返します。
・ 変更後の値が空の場合、空文字列を返します。
・ 実行状態とステータスは表示値に変換して返します。
・ 日時、日付は本コンポーネントの表示形式の文字列に変更して返します。
String urlEncode(String str) 引数で与えられた文字列に対してURLエンコーディング(UTF-8)を行います。
業務定義の設定例
埋め込み式を利用した場合の例は、次のとおりです。
件名: [$.getProcessKey()] 案件の見積ステップのステータス変更通知
本文: 対象案件:[$.getProcessKey()]
通知内容:見積ステップのステータスが[$.getProperty('Step1','et:statusString')]に変更されました。
下記URLからご確認ください。
https://data-management.fbiwpro.fujifilm.com/web/{オフィスID}/process/page/instances/ search?business=example&param1=$.urlEncode($.getProcessKey())
実際に送付されるメールは次のとおりです。
件名: [TEST001] 案件の見積ステップのステータス変更通知
本文: 対象案件:[TEST001]
通知内容:見積ステップのステータスが[RED]に変更されました。
下記URLからご確認ください。
https://data-management.fbiwpro.fujifilm.com/web/{オフィスID}/process/page/instances/ search?business=example&param1=%28%E6%A0%AA%29%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E3
%83%93%E3%83%AB%E5%BB%BA%E8%A8%AD
補足
オフィスIDは、FUJIFILM IWpro 文書管理のURLで確認できます。たとえば、ドキュメント画面のURLは次のようになっています。
https://data-management.fbiwpro.fujifilm.com/web/{オフィス ID}/document/page/main/object-list