[LDAPサーバー設定]画面

[LDAP同期]画面で、[LDAPサーバー設定]をクリックすると表示されます。

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[設定方法]

[本体設定に従う]または[個別に設定する]から選択します。[本体設定に従う]は、機器本体の設定がLDAP外部認証であり、認証方式がユーザー属性認証の場合に選択できます。[本体設定に従う]を選択した場合は、[検索時間の上限]と[クエリフィルター]だけを入力します。

[IPアドレス(ホスト名)]

LDAP サーバーのアドレスを入力します。

[ポート番号]

LDAP サーバーのポート番号を入力します。

[LDAP - SSL/TLS通信]

SSL/TLS通信を使用したLDAPを有効にする場合はチェックマークを付けます。

  • LDAPサーバー側のSSL/TLS通信も有効にしてください。また、LDAPサーバー側の証明書が自己証明書の場合は、機器にサーバー証明書をインポートしておく必要があります。

[相手先サーバー証明書の検証]

LDAPサーバー側のSSL/TLS通信が有効な場合に、通信データの盗聴や改ざんを防止するためにSSL証明書の検証を行うかどうかが表示されます。設定の変更は、機器本体から行います。

[検索起点エントリー(DN)]

検索の起点となるエントリーのDN(識別名)を入力します。使用可能な文字コードはASCII(印字可能な文字)で、文字数は255文字までです。

[検索用ログイン名]

検索用のログイン名を入力します。

[検索用パスワード]

検索用のパスワードを入力します。

[検索時間の上限]

検索時間の上限となる秒数を入力します。

[リフェラルの使用]

LDAP referral(クライアントから要求を受けたサーバーが状況に応じて別サーバーに接続させる機能)を有効にする場合は、チェックマークを付けます。通信先のLDAPサーバーの仕様や構成に合わせて設定します。Entra IDでは、ドメインコントローラーが複数あるかなどによって決まります。

[リフェラルのホップ数上限]

リフェラルの循環によりLDAPサーバーに負荷がかかるのを防ぐための上限数です。通信先のLDAPサーバーの構成に合わせて設定します。

[クエリフィルター]

LDAPの検索フィルター条件式を入力します。この条件式に合致するユーザーが同期の対象とされます。初期値はEntra ID用で、無効化ユーザーは同期の対象外とされます。使用可能な文字コードはASCII(印字可能な文字)で、文字数は1,024文字までです。

  • 特殊文字のエスケープをする場合は、2つのエスケープ文字「¥¥」に続けて、16進数のASCII値を入力します。

    例:LDAP属性値として入力する場合、バックスラッシュは「¥¥5c」、カンマは「¥¥2c」となります。