個別のクライアントシークレットによる認証を利用したセットアップ

Microsoft Entra ID管理者の設定

個別のクライアントシークレットによる認証を使う前に、お使いのテナントに、FUJIFILM IWpro用のアクセス権を登録し、クライアントシークレット(パスワード)を発行する必要があります。

  • この作業はMicrosoft Entra IDのサービス管理者が実施してください。

  1. Microsoft Entra管理センターに管理者ロールでログインします。
  2. [Microsoft Entra ID]>[アプリの登録]>[新規登録]の順にクリックします。
  3. 任意の名前を入力し、[登録]をクリックします。

    • ここで登録したアプリケーションの名前は、FUJIFILM IWproでは使用しません。Microsoft Entra IDの管理者が分かりやすい名前で登録します。
  4. アプリケーションの登録が終わると、画面に[アプリケーション(クライアント)ID]と[ディレクトリ(テナント)ID]が表示されるので、両方のIDを控えておきます。

  5. [APIのアクセス許可]>[アクセス許可の追加]の順にクリックします。
  6. 表示された一覧から、[Microsoft Graph]を選択します。
  7. アプリケーションに必要なアクセス許可の種類は、[アプリケーションの許可]を選択します。
  8. 表示されたAPIのアクセス許可の一覧から、[User.Read.All]を選択します。
  9. [アクセス許可の追加]をクリックします。
    アクセス許可が追加され、管理者の同意が必要という警告メッセージが表示されます。
  10. [ディレクトリに管理者の同意を与えます]をクリックします。
    管理者の同意に関する警告メッセージが消えます。

    • テナントのご契約内容によって、ボタンの名前が変わることがあります。たとえば、[Premiumディレクトリに管理者の同意を与えます]のような名前に変わります。
  11. [証明書とシークレット]>[新しいクライアントシークレット]の順にクリックします。
  12. 有効期限を選択して、[追加]をクリックします。

    • 有効期限を[なし]以外に設定した場合、有効期限の期日になるたび、セットアップのやり直しが必要になります。
    • クライアントシークレットは手動でも削除できます。そのため、有効期限は[なし]に設定し、シークレットが流出してしまった場合など必要に応じて、クライアントシークレットを削除してセットアップをやり直す、という運用方法もあります。
  13. クライアントシークレットが表示されるので、控えておきます。

    • クライアントシークレットは、お客様のEntra IDデータにアクセスするためのパスワードです。取り扱いには、十分に注意してください。

  14. Microsoft Entra IDとFUJIFILM IWproの管理者が異なる場合は、操作手順の中で控えた次の内容をFUJIFILM IWproのシステム管理者に伝えます。
    • アプリケーション(クライアント)ID
    • ディレクトリ(テナント)ID
    • クライアントシークレット

機器管理の[Microsoft Entra IDとの連携]設定

Microsoft Entra IDで発行したクライアントシークレットを、FUJIFILM IWproに入力します。

  • 本設定は、FUJIFILM IWpro Device Setupで機器を登録し、機器が「機器管理」機能を使用するように設定したあと行う設定です。事前にテナントに機器を登録してください。

  1. ランチャーメニューで、[管理メニュー]の[機器管理]をクリックします。
  2. [機器管理]のメニューで、[システム設定]の[Microsoft Entra IDとの連携]をクリックします。

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  3. [追加]をクリックします。

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  4. [個別のクライアントシークレットによる認証]が選択されていることを確認し、[OK]をクリックします。
  5. Microsoft Entra ID管理者の設定で控えておいたMicrosoft Entra IDの設定項目の値を入力します。
    • アプリケーション(クライアント)ID
    • ディレクトリ(テナント)ID
    • クライアントシークレット
  6. [OK]をクリックします。