機器管理とは
機器管理は、機器で実行されたジョブログを取得できるサービスです。
用紙削減など、目的ごとにログが報告されるので、管理のための専門知識は不要です。個人単位でログを収集するため、部門ごとやプロジェクトごとに使用量を把握できます。
また、機器を一元管理することで連携する機器を確認できるため、使用状況も把握しやすくなっています。
取得したジョブログは、管理者がWebブラウザーのUI上で集計します。目的にあわせてログを集計し、結果を表またはグラフで表示できます。
使用状況の収集
1日に一度、設定した時間に機器のジョブログが通知されます。機器に蓄積されているジョブログのうち、まだ通知されていないものがすべて通知されます。
機器の電源が切れていたり、ネットワークでエラーが発生したりして通知できなかった場合は、復旧した時点で、その間のジョブログがすべて通知されます。
使用状況の集計
機器から収集したデータを使って、ユーザーや機器ごとの使用状況を集計したり、使用状況のデータをダウンロードしたりできます。
集計期間や集計対象、表示アイテム、描画方法などを設定できます。
機器の管理
Webブラウザーで、登録機器のプロパティを参照したり機器の集計設定や認証設定などを変更したりできます。
Webブラウザーで設定した機器やユーザーの設定情報は、機器に定期的に反映されます。即時反映する方法もあります。
また、機器の状態、トナー残量、用紙残量の確認もできます。
これらの情報は10分程度の間隔で定期的に機器から機器管理に通知されます。
機器ユーザーの管理
集計対象の機器を使用するユーザーを管理します。機器ユーザーを登録することで、ユーザー別の使用量を集計できます。また、「集計ラベル」を設定すると、集計ラベル別に集計できるようになります。
ユーザー情報のバックアップデータのダウンロード、アップロードもできます。誤って変更したユーザー情報の復元や、過去のユーザー情報の参照に利用できます。
機器ユーザーを登録する方法は、次のとおりです。
- ユーザーを個別登録
- ユーザー情報ファイルを使用して一括登録
- 未登録ユーザーを登録
- LDAPサーバーからユーザー情報を取得
- テナントに登録されたユーザー情報を同期
- 富士フイルムBIダイレクトテナントに登録されたユーザー情報を同期
システムログのダウンロード
システムログをダウンロードして、操作履歴を確認できます。
管理対象デバイスから、定期的にログが通知されます。機器のログは機器を設置した時点から自動で収集されます。
処理で利用した面数、枚数、実行日時などの詳細な利用状況データが記録されます。
収集される履歴は、サーバー側に記録された機器の操作履歴です。機器側の処理状況は含んでいません。
操作ログは、ダウンロードする月のログと、過去1年のログの13カ月分を取得できます。
ログは、csvファイルでダウンロードできます。
使用状況データの通知状況や機器への反映状態の監視
使用状況データの通知を最後に発行した日付が、機器ごとに表示されます。機器が1日以上通知を発行していない場合は警告メッセージが表示されるので、使用状況データの通知漏れにすばやく対処できます。 また、設定情報の反映状態も確認できます。機器管理で変更され、機器本体にはまだ反映されていない設定がある場合、メッセージが表示されます。
Microsoft Office OutlookなどのRSSリーダーを使用して、使用状況データの通知状況を監視することもできます。
2025年9月 GM2163J1-2 第1版
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社