利用可能なQRコード・バーコード
FUJIFILM IWproで利用可能なQRコードおよびバーコードについて説明します。
バーコードの種類
利用できるバーコードの種類は、次のとおりです。
- CODE39
- CODE128
- NW7
- CODE128の場合は、読み取った値からチェックディジットを除いた値を返します。CODE39およびNW7の場合は、読み取った値をそのまま返します。
バーコードの印字サイズ
スキャンしたバーコードが正しく読み取られるためには、次の基準を満たす必要があります。
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バーコードの線幅は、スキャン時の読み取り解像度に対して次の最小の線幅以上にしてください。
最小の線幅より小さい線幅のバーコードは読み取れません。読み取り解像度 最小の線幅 200dpi、300dpi 0.7 mm 400dpi、600dpi 0.3 mm - バーコードの周囲には、最小の線幅の10倍の余白が必要です。余白のないバーコードは読み取れません。
- 10桁のバーコードの場合、10 mm以上の高さが必要です。10桁以上のバーコードの場合は、桁数に比例した高さが必要です。十分な高さのないバーコードは読み取れません。
QRコードの印字サイズ
スキャンしたQRコードが正しく読み取られるためには、次の基準を満たす必要があります。
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QRコードの印字サイズは、スキャンなどの読み取り解像度に応じて必要な縦横サイズが異なります。読み取り解像度ごとのQRコードの縦横サイズは、次のとおりです。表中のサイズより小さいQRコードは読み取れません。
解像度 QRコードの縦横サイズ 200dpi 20x20 mm以上 300dpi 13x13 mm以上 400dpi 10x10 mm以上 600dpi 7x7 mm以上 -
QRコードの周囲には、QRコードのドット4つ分以上の余白が必要です。ファインダ―パターン(切り出しシンボル)と同程度の大きさの余白を確保してください。余白のないQRコードは読み取れません。
- ファインダ―パターン(切り出しシンボル)とは、QRコードの3隅に配置される位置検出用の四角形のことです。
- QRコードは必ず正方形で貼り付けてください。縦横の長さが1:1でない場合は読み取れません。
- QRコードの黒いドットは、必ず正方形にしてください。ドットが丸みを帯びたデザインのQRコードは読み取れません。
留意事項
バーコードおよびQRコードを読み取る場合は、次のことに留意してください。
バーコードの読み取りについて
- 帳票に対して斜めに印字されたバーコードは読み取れません。
- 必ずバーコードの背景色は白、バーコード部分は黒として、コントラストをつけてください。コントラスが小さいバーコードは読み取れません。
QRコードの読み取りについて
- QRコードの一部をマスク(ロゴなど)すると読み取れません。
- 必ずQRコードの背景色は白、QRコード部分は黒として、コントラストをつけてください。コントラストが小さいQRコードは読み取れません。
- ECI(拡張チャンネル解釈)モードで生成されたQRコードは読み取れません。