学習を実行する(分析タイプが「データマッチング」の場合)
分析タイプが「データマッチング」のプロジェクトを作成して学習を実行します。学習を実行すると、AIモデルが作成されます。
- 1つのテナントで作成できるプロジェクト数の上限は100件です。
上限を超えるプロジェクトを作成しようとした場合は「プロジェクト数が上限に達したため追加できません」というメッセージが表示されます。 -
1つのプロジェクトにおける学習および推論の上限数は、次のとおりです。
- 学習:100
- 推論:500
- 作成済みのプロジェクトで学習を実行し、AIモデルを追加することもできます。詳細については、学習の操作を参照してください。
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FUJIFILM IWpro Intelligent Assistantオプションのホーム画面を表示します。
- 表示方法については、ホーム画面を表示するを参照してください。
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[プロジェクトを追加]の[+データマッチング]をクリックします。
[AIモデル作成]画面が表示されます。
- 左のエリアの[+プロジェクトを追加]をクリックし、[データマッチング]の[追加]をクリックしても[AIモデル作成]画面を表示できます。
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[マッチング元データ]および[マッチング先データ]で学習用データのCSVファイルをアップロードします。
ローカルファイルをアップロードする場合
- [ファイルを指定してアップロード]をクリックします。
- アップロードするファイルを選択し、[開く]をクリックします。
- ドラッグ&ドロップでアップロードすることもできます。
ワークスペースのファイルをアップロードする場合- [ワークスペースからアップロード]をクリックします。
- 表示されたリストからアップロードするファイルを選択し、[アップロード]をクリックします。
- アップロード時には、 CSVファイルの先頭から10,000行までのデータのチェックが実行されます。10,000行以上あるデータをアップロードした場合は、学習開始後のデータチェックでエラーが発生する可能性があります。
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[バックグラウンドでアップロード]をクリックすると、[AIモデル作成]画面が閉じます。
その場合は、プロジェクト詳細画面の[学習]タブで状況を確認してください。[ステータス]欄の文字列をクリックすると、学習を続行できます。 - [クリア]をクリックすると、アップロードしたデータが削除されます。
- [マッチング元データ]と[マッチング先データ]ごとに学習用データをアップロードします。
- 学習に使用できない列があるなど、データに問題がある場合は[注意]画面が表示されます。学習用データについてはSTEP 1:学習用データの用意を参照してください。
- 作成済みのプロジェクトの操作については、プロジェクトの管理を参照してください。
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[次へ]をクリックします。
- 学習用データの10行目までが表示されます。
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[マッチング元データ]と[マッチング先データ]から、それぞれ共通キー項目を選択します。
- 「共通キー項目」とは、マッチング元データとマッチング先データの正解の組み合わせを紐づけるためのデータセット中の共通の項目です。
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必要に応じて、作成するAIモデルの詳細を設定します。
- [詳細設定]にチェックマークを付けます。
- 学習に使用する項目は[学習に使用する]にチェックマークを付けます。
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[マッチング先の対応項目]、[データ型]を選択します。
- [マッチング先の対応項目]は共通キー項目の列では設定できません。
- [データ型]は[マッチング先の対応項目]を設定した場合に設定できます。
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[データの割合]で、学習に使用するデータと、検証に使用するデータの割合を選択します。
- データ件数が200件以下の場合、学習データの割合を「8」未満にすると、精度が下がる恐れがあります。その場合は、データの割合を初期値(学習データ[8]、テストデータ[2])から変更しないことをお勧めします。
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[AIモデルのタイプ]を選択します。
モデル 説明 バランスの取れたAIモデル 正確さと見逃しの少なさのバランスを重視したAIモデルです。全体的なパフォーマンスを評価するために、バランス評価(F1 Score)を使用します。 見逃しを抑えることを重視したAIモデル 正解のケースを見逃さないことを重視したAIモデルです。見逃しの少なさ(Recall)を高めることで、見逃しを最小限に抑えます。 間違わないことを重視したAIモデル 間違った推論を少なくすることを重視したAIモデルです。推論の正確さ(Precision)を高めることで、誤推論を減らします。
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[学習開始]をクリックします。
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表示された内容を確認し、[学習開始]をクリックします。
AIモデルの作成が開始され、学習中の進捗状況と経過時間が画面に表示されます。学習が終了すると、完了画面が表示されます。
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学習用データの値や行数などが仕様の範囲内であっても、データに含まれる値や学習時のデータの詳細設定によってはエラーが発生することがあります。その場合は、次のように対処してください。
- 学習用データから不要な日時データを削除する。
- 学習実行時に、不要な詳細設定を行わない。
上記を試しても解決できない場合は、弊社公式サイトにある「FUJIFILM IWproに関するお問い合わせ」 (https://www.fujifilm.com/fb/form/support/fbiwpro/contact)からご連絡ください。
- 学習1件の実行時間の上限は、最大7時間です。7時間を超えた場合はエラーになります。
- 表示される経過時間は、学習処理を開始した時点からの経過時間です。利用時間に反映される「学習時間」とは異なります。
- 実行できる学習は1件だけです。すでに実行中の学習がある場合、[学習開始]をクリックしても、実行中の学習が終了するまでは待機中となります。
待機可能な時間は42時間、待機できる学習の数は最大5件です。待機時間または待機数が上限を超える場合、その学習はエラーとなり、学習の内容は保存されません。 - [設定に戻る]をクリックすると、[AIモデル作成]画面に戻ります。
- AIモデルの作成中に表示される進捗状況画面で[バックグラウンドで実行]をクリックすると、[AIモデル作成]画面が閉じます。処理が終了すると、通知されます。
- AIモデルの作成中に表示される進捗状況画面で[学習を中止]をクリックすると、実行中の学習が中止されます。
- 作成済みのプロジェクトの操作、およびプロジェクト詳細画面については、プロジェクトの管理を参照してください。
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学習用データの値や行数などが仕様の範囲内であっても、データに含まれる値や学習時のデータの詳細設定によってはエラーが発生することがあります。その場合は、次のように対処してください。
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[閉じる]をクリックします。
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[学習結果を確認する]をクリックします。
[AIモデルの学習結果]画面が表示されます。 -
作成されたAIモデルについて確認します。
- [AIモデルの一覧を表示]をクリックすると、プロジェクト詳細画面の[学習]タブに戻ります。
- [AIモデルの学習結果]画面に表示される内容については、学習結果の確認を参照してください。
このあとは、STEP 4:推論の実行の手順を参照し、作成したAIモデルで推論を実行します。