ユーザーの個別設定について

DocuWorksをインストールしたあとで、Deskフォルダや一時ファイル用フォルダの場所など、DocuWorksの操作に必要な設定を変更できます。
この設定は、ユーザー個別の設定です。そのため、同じPCを複数のユーザーでログインして使用している場合は、ユーザーごとに個別に設定します。
次のことを説明します。

ユーザーの個別設定をする

はじめて個別設定をする方法

DocuWorksを使用する前に、使用するユーザー名でWindowsにログインして、ユーザーごとの個別設定をします。
手順
1.
インストール後、はじめてDesk、またはViewerを起動したときは、ユーザー個別設定ツールが自動的に実行されます。
[DocuWorksユーザー個別設定]ダイアログボックスが表示されます。
表示されない場合、またはDocuWorksを使い始めたあと設定を変更したい場合は、[スタート]>[FUJIFILM DocuWorks]>[DocuWorks ユーザー個別設定ツール]を選択します。
補足
エクスプローラーなどで「C:¥Program Files (x86)¥Common Files¥FUJIFILM¥DocuWorks¥bin¥dwenv.exe」を実行する方法もあります。
2.
[次へ]をクリックします。
[設定方法の選択]ダイアログボックスが表示されます。
3.
すべて初期値を設定する場合は[標準設定]、設定を変更する場合は[カスタム設定]を選択します。
[次へ]をクリックします。
[標準設定]を選択した場合は、手順13に進みます。
[カスタム設定]を選択した場合は、[Deskフォルダの設定]ダイアログボックスが表示されます。
4.
[新しい設定値]に、Deskフォルダの場所を設定して、[次へ]をクリックします。
Deskで使用するユーザーフォルダなどが作成されるフォルダーです。ユーザーデータが保存されるので、十分な空き容量が必要です。
補足
アップグレードインストールしたあと、はじめて個別設定を行うときの初期設定は、旧バージョンのDocuWorksが使用していた「Deskフォルダ」の場所です。
5.
[新しい設定値]に、一時ファイル用フォルダの場所を設定して、[次へ]をクリックします。
DocuWorksが動作するときに、プログラムが一時的に使用するフォルダーです。
補足
ネットワークフォルダーを指定する場合、複数のユーザーで、同じフォルダーの共有はできません。
6.
アップグレードインストールの場合、DocuWorks Deskの設定を継続して使用するかどうかを設定します。以前のツールバーの設定を使う場合は、[継続して使用する]にチェックマークを付けて、[次へ]をクリックします。
本バージョンの初期値に置き換える場合は、チェックマークを外します。
補足
[継続して使用する]にチェックマークを付けた場合、DocuWorks 9の新規タブをお仕事バーに追加するかしないかを設定します。
DocuWorks 9の新規タブをお仕事バーに追加する場合は、チェックマークを付けます。
7.
アップグレードインストールの場合、アノテーションの設定を継続して使用するかどうかを設定します。
以前のアノテーションツールバー / 作成ツール・定形ツールの設定を使う場合は、[継続して使用する]にチェックマークを付けて、[次へ]をクリックします。
本バージョンの初期値に置き換える場合は、チェックマークを外します。
[OCR(文字認識)の選択]ダイアログボックスが表示されます。
8.
使用するOCRを選択して、[次へ]をクリックします。
[内蔵OCR]は、DocuWorks内蔵のOCRを使用します。通常はこちらを選択します。
補足
WinReader PROのOCRを使用するには、WinReader PRO(別売ソフトウェア)のインス トールが必要です。
9.
DocuWorks Creator for Microsoft Officeを有効にするアプリケーションを選択して、[次へ]をクリックします。
選択したOfficeアプリケーションのツールバーに[DocuWorks文書を作成する]ボタンが追加されます。
10.
作成するショートカットを選択し、[次へ]をクリックします。
[「送る」メニュー]を選択すると、Windowsのエクスプローラーで右クリックしたときに表示される[送る]の項目に、DocuWorks Printerが追加されます。
[クイック起動ツールバー]を選択すると、Windowsのタスクバーに表示されるクイック起動の項目に、[DocuWorks Deskの起動]が追加されます。
11.
DocuWorksの操作ログを記録する場合は、[アプリケーションの操作ログを記録する]にチェックマークを付けて、[次へ]をクリックします。
[Desk]フォルダの配下に[Log]フォルダを自動的に生成し、DocuWorksの操作ログを記録します。
[アプリケーションの操作ログの自動送信を許可する]にチェックマークを付けると、操作ログが富士フイルムビジネスイノベーションに自動で送信されます。
この機能は、DocuWorks サブスクリプション、またはDocuWorks サブスクリプション Suiteの場合だけ利用できます。
12.
クラウドサービスと連携する場合は、[クラウドサービスと連携する]にチェックマークを付けて、連携先クラウドサービスを選択します。
[次へ]をクリックします。
補足
連携に関する詳細を設定する場合は、[詳細]をクリックします。
[設定内容の確認]ダイアログボックスが表示されます。
13.
設定内容を確認して、[次へ]をクリックします。
ユーザーの個別設定が始まります。
14.
設定が終了すると、[設定終了]ダイアログボックスが表示されるので、[閉じる]をクリックします。

個別設定を変更する方法

一度個別設定をしたあとに、Deskフォルダ、一時ファイル用フォルダ、使用するOCRソフトウエアの設定、DocuWorks Creator for Microsoft Officeの設定、および作成するショートカットを変更できます。
手順
1.
[スタート]>[FUJIFILM DocuWorks]>[DocuWorks ユーザー個別設定ツール]を選択します。
[DocuWorksユーザー個別設定]ダイアログボックスが表示されます。
補足
Windowsのエクスプローラーなどで「C:¥Program Files (x86)¥Common Files¥FUJIFILM¥DocuWorks¥bin¥dwenv.exe」を実行する方法もあります。
2.
[設定の変更]を選択して、[次へ]をクリックします。
[Deskフォルダの設定]ダイアログボックスが表示されます。
以降は、画面の指示に従って情報を変更します。
「はじめて個別設定をする方法」で設定した項目のうち、次の設定を変更できます。
  • Deskフォルダの設定
  • 一時ファイル用フォルダの設定
  • 使用するOCRの設定
  • DocuWorks Creator for Microsoft Officeの設定
  • ショートカットの設定
  • 操作ログの設定

個別設定を修復する方法

個別設定をしたあとに、何らかの原因で設定情報が壊れたり、不整合が起きたりした場合に修復します。
手順
1.
[スタート]>[FUJIFILM DocuWorks]>[DocuWorks ユーザー個別設定ツール]を選択します。
[DocuWorksユーザー個別設定]ダイアログボックスが表示されます。
補足
Windowsのエクスプローラーなどで「C:¥Program Files (x86)¥Common Files¥FUJIFILM¥DocuWorks¥bin¥dwenv.exe」を実行する方法もあります。
2.
[設定の修復]を選択して、[次へ]をクリックします。
[設定方法の選択]ダイアログボックスが表示されます。
3.
設定方法を選択して、[次へ]をクリックします。
[標準設定]を選択した場合は、「はじめて個別設定をする方法」の手順13に進みます。
[カスタム設定]を選択した場合は、「はじめて個別設定をする方法」の手順4に進みます。

個別設定を削除する方法

DocuWorksをアンインストールしても、ユーザーの個別設定は自動的に削除されません。アンインストールしたあとで、ユーザーごとにWindowsにログインして設定を削除します。
手順
1.
Windowsのエクスプローラーなどで「C:¥Program Files (x86)¥Common Files¥FUJIFILM¥DocuWorks¥bin¥dwenv.exe」を実行します。
[DocuWorksユーザー個別設定]ダイアログボックスが表示されます。
2.
[次へ]をクリックします。
個別設定の削除処理が始まります。
3.
終了すると、[設定終了]ダイアログボックスが表示されるので、[閉じる]をクリックします。

ユーザー個別設定ツールをカスタマイズする

「dwenv.ini」ファイルの設定を変更することで、[DocuWorksユーザー個別設定]ダイアログボックスを表示しないでユーザーの個別情報を設定できます。
設定中、ユーザーの操作が必要ないため、たくさんのPCに一度に設定する場合などに便利です。
ダイアログボックスを表示しないときの設定情報は、「dwenv.ini」ファイルに設定します。
ここでは、「dwenv.ini」ファイルの設定方法を説明します。
エラーメッセージも表示されないので、設定が正常に終了したかしないかは、ユーザー個別設定ツールの動作ログファイルで確認します。
補足
サイレントインストールを実行した場合は、ユーザー個別設定も、自動的にサイレントモードで実行されます。このときユーザー個別設定には初期値が使用されます。ユーザー個別設定をカスタマイズしたい場合は、「dwenv.ini」ファイルの設定をしてください。

書式

通常のWindowsのiniファイルと同じ書式です。キーと値は「=(等号)」で結び、同一行に記述します。
[セクションネーム 1]
key1=値1
key2=値2
[セクションネーム 2]
key1=値1
key2=値2

セクションネーム

セクションネームの意味、および対応するダイアログボックスは、次のとおりです。
セクションネーム 説明
Install [Install]セクションは、[ユーザー個別設定]ダイアログボックスの表示の省略を設定します。
ExtModule ユーザー個別設定が完了した後に、追加で設定を行うための実行形式(拡張子:exe)のファイルを設定します。
複数のファイルを指定できます。
DeskFolder [Deskフォルダの設定]ダイアログボックスに対応します。
フォルダーの場所を指定します。
TempFolder [一時ファイル用フォルダの設定]ダイアログボックスに対応します。
フォルダーの場所を指定します。
PluginUpdate [Desk設定情報の継承]ダイアログボックスに対応します。
Deskプラグインを更新するかどうかを指定します。
AnnotationUpdate [アノテーション設定情報の継承]ダイアログボックスに対応します。
アノテーションファイル、および定型/作成ツールの更新を行うかどうかを指定します。
OCR [OCR(文字認識)の選択]ダイアログボックスに対応します。
使用するOCRエンジンを指定します。
DWCreator [DocuWorks Creator for MicrosoftOfficeの設定]ダイアログボックスに対応します。
Officeアプリケーションの起動時に、DocuWorks Creatorアドインのロードを指定します。
Shortcut [ショートカットの作成]ダイアログボックスに対応します。
Windowsの[送る]メニューとクイック起動ツールバーに、DocuWorksのショートカットを作成するかどうかを指定します。
LinkFolderUpdate Deskの[リンクフォルダ]を更新するかどうかを指定します。
ExtFolder Deskのフォルダー部に、[親展ボックス]を表示するかどうかを指定します。
DWCustomize DocuWorksの設定情報をインポートする場合の設定をします。ユーザー個別設定ツールがこのセクションを実行するのは、DocuWorksのインストール後に、ユーザー個別設定を最初に実行したときだけです。[DWCustomize]セクションが記述されていない場合、またはPathキーが空白の場合は、設定情報のインポートは実行されません。
OperationLog
[操作ログのアップロード設定]に対応します。

キー

セクションごとのキーと値は、次のとおりです。記述がない場合、および不正な値が設定されている場合は、初期値が適用されます。
  • [Install]セクション
    キー 説明
    SilentInstall Y すべてのダイアログボックスが表示されません。
    N(初期値) 通常のユーザー個別設定の動作になります。
    Initialize Y 「dwenv.ini」ファイルの設定に従って、旧バージョンのユーザー個別設定情報を上書きします。
    N(初期値) 旧バージョンのユーザー個別設定情報を引き継ぎます。新規に追加された項目や設定情報が存在しない場合は、「dwenv.ini」ファイルの設定に従って設定されます。
  • [ExtModule]セクション
    キー 説明
    name
    起動する拡張設定ツールの名前
    ユーザー個別設定ツールで設定される項目以外の設定を記述した実行ファイル(拡張子:exe)の名前を設定します。複数の実行ファイルを設定できます。
    「dwenv.ini」ファイルに記述した順序で起動します。
    絶対パスは、指定できません
  • [DeskFolder]セクション
    キー 説明
    Path
    Deskフォルダーのパス
    Deskフォルダを作成する場所を、フルパスで設定します。設定しない場合、新規インストールのときは「C:¥Users¥{ログインユーザー名}¥Documents¥FUJIFILM¥DocuWorks¥DWFolders¥」になります。アップグレードのときは、以前のバージョンのDeskフォルダと同じ場所になります。
    フルパスには、以下の変数を使用できます。また、%USERPROFILE%などの環境変数を指定することもできます。
    変数 説明
    <PERSONAL>
    ユーザーごとの「My Documents」フォルダー
    <APPDATA>
    ユーザーごとの「Application Data」フォルダー
    InstallセクションのSilentInstallキーとPathキーの組み合わせで、次のように動作します。
    Pathキーの指定 SilentInstallキーがYの場合 SilentInstallキーがNの場合
    指定あり 指定されたパスを新しい設定値として、設定を続行します。
    パスが存在しない場合は、作成します。 
    [Deskフォルダの設定]ダイアログボックスが表示され、[新しい設定値]に指定したパスを表示します。
    指定なし デフォルトのパスを新しい設定値として、設定を続行します。
    パスが存在しない場合は、作成します。
    [Deskフォルダの設定]ダイアログボックスが表示され、[新しい設定値]にデフォルトのパスを表示します。
  • [TempFolder]セクション
    キー 説明
    Path
    一時ファイル用
    フォルダパス
    一時ファイル用フォルダを作成する場所を、フルパスで設定します。設定しない場合は、「{各ユーザーのApplication Dataフォルダー}¥FUJIFILM¥DocuWorks¥DWTemp」になります。リムーバブルメディア、およびドライブの直下は設定できません。
    フルパスには、以下の変数を使用できます。また、%USERPROFILE%などの環境変数を指定することもできます。
    変数 説明
    <PERSONAL>
    ユーザーごとの「My Document」フォルダー
    <APPDATA>
    ユーザーごとの「Application Data」フォルダー
    InstallセクションのSilentInstallキーとPathキーの組み合わせで、次のように動作します。
    キーの指定 SilentInstallキーがYの場合 SilentInstallキーがNの場合
    指定あり 指定されたパスを一時ファイル用フォルダーの設定値として、設定を続行します。
    パスが存在しない場合は、作成します。
    [一時ファイル用フォルダの設定]ダイアログボックスが表示され、[新しい設定値]に指定したパスを表示します。
    指定なし デフォルトのパスを一時ファイル用フォルダーの設定値として、設定を続行します。
    パスが存在しない場合は、作成します。
    [一時ファイル用フォルダの設定]ダイアログボックスが表示され、[新しい設定値]にデフォルトのパスを表示します。
  • [PluginUpdate]セクション
    キー 説明
    Update
    Y(初期値)
    [継続して使用する]が選択されます。
    N
    [継続して使用する]が選択されません。
    InstallセクションのSilentInstallキーとUpdateキーの組み合わせで、次のように動作します。
    Updateキーの指定 SilentInstallキーがYの場合 SilentInstallキーがNの場合
    指定あり [Desk設定情報の継承]ダイアログボックスは表示されず、[継続して使用する]設定で継続します。 [継続して使用する]が選択された状態で、[Desk設定情報の継承]ダイアログボックスが表示されます。
    指定なし [Desk設定情報の継承]ダイアログボックスは表示されず、[継続して使用しない]設定で継続します。 [継続して使用しない]が選択されない状態で、[Desk設定情報の継承]ダイアログボックスが表示されます。
  • [AnnotationUpdate]セクション
    キー 説明
    Update
    Y(初期値)
    [継続して使用する]が選択されます。
    N
    [継続して使用する]が選択されません。
    InstallセクションのSilentInstallキーとUpdateキーの組み合わせで、次のように動作します。
    Updateキーの指定 SilentInstallキーがYの場合 SilentInstallキーがNの場合
    指定あり [アノテーション設定情報の継承]ダイアログボックスは表示されず、[継続して使用する]設定で継続します。 [継続して使用する]が選択された状態で、[アノテーション設定情報の継承]ダイアログボックスが表示されます。
    指定なし [アノテーション設定情報の継承]ダイアログボックスは表示されず、[継続して使用しない]設定で継続します。 [継続して使用しない]が選択されない状態で、[アノテーション設定情報の継承]ダイアログボックスが表示されます。
  • [OCR]セクション
    キー 説明
    Engine
    1(初期値)
    以下のレジストリーキーに登録されているエンジンのエントリー番号を指定します。

    • 32ビットOSの場合
      「HKLM¥Software¥FUJIFILM¥MPM3¥DWOCR entries」
    • 64ビットOSの場合
      「HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥FUJIFILM¥MPM3¥DWOCR entries」
      「HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥WOW6432Node¥FUJIFILM¥MPM3¥DWOCR entries」
    初期値の1は、[内蔵OCR]が選択された状態です。
    InstallセクションのSilentInstallキーとEngineキーの組み合わせで、次のように動作します。
    Engineキーの指定 SilentInstallキーがYの場合 SilentInstallキーがNの場合
    1
    [OCR(文字認識)の選択]ダイアログボックスは表示されず、[内蔵OCR]で設定が継続します。
    [内蔵OCR]が選択された状態で、[OCR(文字認識)の選択]ダイアログボックスが表示されます。
    2
    [OCR(文字認識)の選択]ダイアログボックスは表示されず、[WinReader PRO]で設定が継続します。
    [WinReader PRO]が選択された状態で、[OCR(文字認識)の選択]ダイアログボックスが表示されます。
  • [DWCreator]セクション
    キー 説明
    Word
    Y(初期値)
    Microsoft Wordの起動時に、DocuWorks Creatorアドインをロードします。
    N
    Microsoft Wordの起動時に、DocuWorks Creatorアドインをロードしません。
    Excel
    Y(初期値)
    Microsoft Excelの起動時に、DocuWorks Creatorアドインをロードします。
    N
    Microsoft Excelの起動時に、DocuWorks Creatorアドインをロードしません。
    PowerPoint
    Y(初期値)
    Microsoft PowerPointの起動時に、DocuWorks Creatorアドインをロードします。
    N
    Microsoft PowerPointの起動時に、DocuWorks Creatorアドインをロードしません。
    InstallセクションのSilentInstallキーと各キーの組み合わせで、次のように動作します。
    各キーの指定 SilentInstallキーがYの場合 SilentInstallキーがNの場合
    Word=Y
    [DocuWorks Creator for MicrosoftOfficeの設定]ダイアログボックスは表示されず、[Microsoft Word]でDocuWorks Creatorアドインをロードする設定で継続します。
    [Microsoft Word]が選択された状態で、[DocuWorks Creator for MicrosoftOfficeの設定]ダイアログボックスが表示されます。
    Word=N
    [DocuWorks Creator for MicrosoftOfficeの設定]ダイアログボックスは表示されず、[Microsoft Word]でDocuWorks Creatorアドインをロードしない設定で継続します。
    [Microsoft Word]が選択されない状態で、[DocuWorks Creator for MicrosoftOfficeの設定]ダイアログボックスが表示されます。
    Excel=Y
    [DocuWorks Creator for MicrosoftOfficeの設定]ダイアログボックスは表示されず、[Microsoft Excel]でDocuWorks Creatorアドインをロードする設定で継続します。
    [Microsoft Excel]が選択された状態で、[DocuWorks Creator for MicrosoftOfficeの設定]ダイアログボックスが表示されます。
    Excel=N
    [DocuWorks Creator for MicrosoftOfficeの設定]ダイアログボックスは表示されず、[Microsoft Excel]でDocuWorks Creatorアドインをロードしない設定で継続します。
    [Microsoft Excel]が選択されない状態で、[DocuWorks Creator for MicrosoftOfficeの設定]ダイアログボックスが表示されます。
    PowerPoint=Y
    [DocuWorks Creator for MicrosoftOfficeの設定]ダイアログボックスは表示されず、[Microsoft PowerPoint]でDocuWorks Creatorアドインをロードする設定で継続します。
    [Microsoft PowerPoint]が選択された状態で、[DocuWorks Creator for MicrosoftOfficeの設定]ダイアログボックスが表示されます。
    PowerPoint=N
    [DocuWorks Creator for MicrosoftOfficeの設定]ダイアログボックスは表示されず、[Microsoft PowerPoint]でDocuWorks Creatorアドインをロードしない設定で継続します。
    [Microsoft PowerPoint]が選択されない状態で、[DocuWorks Creator for MicrosoftOfficeの設定]ダイアログボックスが表示されます。
  • [Shortcut]セクション
    キー 説明
    SendTo Y(初期値) Windowsの[送る]メニューに、DocuWorks Printerのショートカットを作成します。
    N Windowsの[送る]メニューに、DocuWorks Printerのショートカットを作成しません。
    QuickLaunch Y(初期値) Windowsのクイック起動ツールバーに、DocuWorks Deskのショートカットを作成します。
    N Windowsのクイック起動ツールバーに、DocuWorks Deskのショートカットを作成しません。
  • [LinkFolderUpdate]セクション
    キー 説明
    Update Y Deskの[リンクフォルダ]を更新します。
    更新すると、Deskの[リンクフォルダ]は、「Common Files¥FUJIFILM¥DocuWorks¥Templates¥DWFolders¥リンクフォルダ」フォルダーの内容と同じになります。
    N(初期値) Deskの[リンクフォルダ]を更新しません。
  • [ExtFolder]セクション
    キー 説明
    ShowPBOX Y(初期値) Deskのフォルダー部に、[親展ボックス]を表示します。
    N Deskのフォルダー部に、[親展ボックス]を表示しません。
  • [DWCustomize]セクション
    キー 説明
    ShowUI Y DocuWorks設定のインポートを実行するときに、[DocuWorks設定のインポート]ダイアログボックスを表示します。
    ユーザー個別設定がサイレントモードで実行される場合、ShowUIキーにYを指定しても、DocuWorks設定のインポートはサイレントモードになります。
    N(初期値) DocuWorks設定のインポートをサイレントモードで実行します。[DocuWorks設定のインポート]ダイアログボックスは表示されません。
    Path 設定ファイルのパス DocuWorksの設定をエクスポートしたファイルのパスを、フルパスで指定します。
    Pathキーの値が空白の場合、設定のインポートは実行されません。
    Update Y(初期値) 設定ファイルの設定情報を、追記でインポートします。
    N 設定情報をすべて削除して、設定ファイルの設定情報をインポートします。
  • [OperationLog]セクション
    キー 説明
    Upload
    Y(初期値)
    [アプリケーションの操作ログをアップロードする]にチェックマークが付きます。
    N
    [アプリケーションの操作ログをアップロードする]にチェックマークが付きません。
補足
  • インストール環境によっては、PluginUpdate、AnnotationUpdateが設定されていても、無効になります。
  • 各OSの、Application DataフォルダーとPersonalフォルダーの場所は、次のとおりです。
    <Application Dataフォルダー>
    何らかの理由で以下のフォルダーが存在しない場合は、「{Win.iniがあるドライブ}:FUJIFILM¥DocuWorks¥DWTemp」になります。
    Windows 10
    Windows 11
    C:¥Users¥{ユーザー名}¥AppData¥Roaming
    <Personalフォルダー>
    何らかの理由で以下のフォルダーが存在しない場合は、「{Win.iniがあるドライブ}:FUJIFILM¥DocuWorks¥DWFolders」になります。
    Windows 10
    Windows 11
    C:¥Users¥<ユーザー名>¥Documents

「dwenv.ini」ファイルの記述例

  • 初期値設定の例
[Install]
SilentInstall=N
[ExtModule]
name=aaa.exe
name=bbb.exe
[DeskFolder]
path=D:¥DocuWorks¥DWFolder
[TempFolder]
path=D:¥DocuWorks¥DWTemp
[PluginUpdate]
Update=Y
[AnnotationUpdate]
Update=Y
[OCR]
Engine=1
[DWCreator]
Word=Y
Excel=N
PowerPoint=Y
[Shortcut]
SendTo=Y
QuickLaunch=N
[LinkFolderUpdate]
Update=Y
[ExtFolder]
ShowPBOX=N

カスタマイズしたユーザー個別設定ツールの起動

カスタマイズしたユーザー個別設定ツールを起動する方法を説明します。指定した「dwenv.ini」ファイルが存在しない場合やフォーマットが正しく読み込めない場合は、標準のユーザー個別設定ツールが実行されます。
手順
1.
「dwenv.exe」と同じフォルダーに、「dwenv.ini」ファイルを保存します。
2.
「dwenv.exe」を起動します。
設定内容を反映したユーザー個別設定が実行されます。