コマンドで表示 / 印刷する

コマンドプロンプトやユーザープログラムから、コマンドでViewerを起動して文書を表示/印刷できます。
コマンドのオプション指定で、表示形式の指定、文字列の検索、プリンターの指定などができます。

コマンドライン形式

Viewerのコマンド(dwviewer.exe)は、次の形式で実行します。
 
dwviewer.exe DocuWorksファイル名 [/nページ番号] [/i"バインダー内の文書名"]
[/f] [/v表示形式に対応する数値] [/q"検索文字列"] [/m表示倍率] [/mw] [/mh] [/mp]
[/p] [/ptプリンター名 ドライバー名 ポート名] [/sp] [/sptプリンター名 ドライバー名 ポート名
[/oop印刷詳細設定
 

オプションの説明

各オプションの意味は、次のとおりです。
オプション 説明
/nページ番号
表示するページ番号を指定します。
/nとページ番号の間には、スペースを入れません。
  • /iオプションの指定がある場合は、そのバインダー内の文書のページ番号になります。0を指定すると、プロファイル表示になります。
  • /p、/pt、/sp、/sptオプションを指定した場合は、このオプションは無効になります。
/i"バインダー内の文書名"
文書名にバインダーを指定した場合、表示するバインダー内の文書名を指定します。
/iと文書名の間には、スペースを入れません。バインダー内の文書名は、ダブルクォーテーション「"」で囲みます。また、文字数は、最大255文字です。
  • /p、/pt、/sp、/sptオプションを指定した場合は、このオプションは無効になります。
/f
フルスクリーン表示形式で表示します。
  • フルスクリーンを閉じた場合の表示形式は、/vオプションの指定がある場合は/v指定の形式に戻ります。/vオプションの指定がない場合は、文書表示に戻ります。
  • /p、/pt、/sp、/sptオプションを指定した場合は、このオプションは無効になります。
/v表示形式に対応する数値
表示する形式に対応する数値を指定します。
/vと数値の間には、スペースを入れません。数値は、次のとおりです。
1 : 文書表示形式
2 : 一覧表示形式
3 : プロファイル表示形式
4 : 一覧-文書表示形式
  • このオプションを指定しないと、文書表示形式で表示されます。ただし、/fオプションの指定がある場合は、フルスクリーンで表示され、閉じるところの指定に戻ります。
  • /n0を指定した場合は、このオプションは無効になり、プロファイル表示形式になります。
  • /p、/pt、/sp、/sptオプションを指定した場合は、このオプションは無効になります。
/m表示倍率
表示する倍率を指定します。
/mと数値の間には、スペースを入れません。
  • 指定できる数値は、10から1600の間です。この範囲外の数値を指定した場合は、100%で表示されます。
/mw
ウィンドウの幅に合わせて表示します。
/mh
ウィンドウの高さに合わせて表示します。
/mp
ページ全体に表示します。
/q"検索文字列"
検索文字列を指定します。
文字列は、ダブルクォーテーション( " )で囲みます。/qと文字列の間には、スペースを入れません。指定できる文字数は、最大255文字です。
「A B」のように、全角、または半角のスペースで区切って、「AまたはB」という条件を指定できます。
このオプションを指定すると、[検索]ダイアログボックスを表示して、1回だけ[次を検索]を実行します。検索条件は、[検索]ダイアログボックスの全項目にチェックマークを付けた指定になります。
検索文字列を指定しないと、前回Viewerで検索した文字列になります。前回の検索文字列がない場合は、文書が表示され、検索は実行されません。
  • /nオプションの指定、/iオプションの指定がある場合は、指定したページから検索されます。
  • /f、/p、/pt、/sp、/sptオプションを指定した場合は、このオプションは無効になります。
  • /vオプションを指定した場合は、/v1を指定したときだけ検索が実行されます。
/p
文書を、「通常使うプリンター」で印刷します。
  • このオプションを指定した場合は、/n、/i、/f、/v、/q、/m、/mw、/mh、/mpオプションは無効になります。
/pt プリンター名 ドライバー名 ポート名
プリンターを指定して、文書を印刷します。
/ptとプリンター名の間、プリンター名、ドライバー名、ポート名の間にそれぞれスペースを入れます。
  • このオプションを指定した場合は、/n、/i、/f、/v、/q、/m、/mw、/mh、/mpオプションは無効になります。
/sp
文書を、「通常使うプリンター」で印刷します。
印刷する文書が保護文書の場合、印刷しないでログファイルに、文書名と処理日時を記録します。
ログファイルは、「AppData¥Local¥FUJIFILM¥DocuWorks¥DWTemp¥temp¥BatPrint.log」です。
  • このオプションを指定した場合は、/n、/i、/f、/v、/q、/m、/mw、/mh、/mpオプションは無効になります。
/sptプリンター名 ドライバー名 ポート名
プリンターを指定して、文書を印刷します。
/sptとプリンター名の間、プリンター名、ドライバー名、ポート名の間にそれぞれスペースを入れます。
印刷する文書が保護文書の場合は、印刷しないでログファイルに、文書名と処理日時を記録します。
ログファイルは、「AppData¥Local¥FUJIFILM¥DocuWorks¥DWTemp¥temp¥BatPrint.log」です。
  • このオプションを指定した場合は、/n、/i、/f、/v、/q、/m、/mw、/mh、/mpオプションは無効になります。
/oop印刷詳細設定
印刷の詳細設定をします。/pまたは/ptと一緒に指定します。
次のどちらかの文字列を指定します。/oopと文字列の間には、スペースを入れません。2つの詳細設定をする場合は、2つの/oopオプションを指定します。
  • nocancel
    [印刷中]ダイアログボックスが表示されません。
  • skipprotected
    印刷する文書が保護文書の場合、印刷しないでログファイルに、文書名と処理日時を記録します。
    ログファイルは、「AppData¥Local¥FUJIFILM¥DocuWorks¥DWTemp¥temp¥BatPrint.log」です。

使用例

いくつかの例をあげて、コマンドの使用方法を説明します。
「C:¥Program Files (x86)¥FUJIFILM¥DocuWorks¥bin¥dwviewer.exe」のように、名前にスペースや全角文字が含まれる場合は、正常に動作しないことがあります。その場合は、名前をダブルクォーテーション「"」で囲んでください。