保護文書の操作制限(Desk)

保護文書は、セキュリティーの設定内容によって実行できる操作が異なります。
保護文書に対して、Deskで制限される操作について説明します。

保護文書に対してできない操作

操作の制限の内容とは関係なく、保護文書の場合は、次の操作はできません。

開く権利が必要な操作

パスワードによる保護文書は、開くパスワードを設定した場合、以下の操作をするときに、開くパスワードの入力を求められます。電子印鑑による保護文書は、開くことを許された印鑑が電子印鑑ケースの[自分の電子印鑑]内にあり、その電子印鑑ケースが開いている場合に、以下の操作ができます。
 
リスト表示で次の操作をするとき

フルアクセスの権利が必要な操作

パスワードによる保護文書は、フルアクセスパスワードを設定した場合、以下の操作をするときに、フルアクセスパスワードの入力を求められます。電子印鑑による保護文書は、フルアクセスを許された印鑑が電子印鑑ケースの[自分の電子印鑑]内にあり、その電子印鑑ケースが開いている場合に、以下の操作ができます。

保護文書のサムネール表示が必要な操作

ワークスペース部がサムネールで表示されている場合、保護文書に対して以下の操作をする前に、[文書]メニューの[セキュリティー]から[サムネールを表示]を実行してください。

サムネール表示から錠マークに戻る操作

Deskで一度サムネールを表示された保護文書は、Deskを終了するまで表示された状態が続きます。
ただし、保護文書を操作したときに、錠マークに戻ることがあります。錠マークに戻る操作と戻らない操作は、次のとおりです。

錠マークに戻る操作

錠マークに戻らない操作

次の操作をしても、錠マークに戻りません。ただし、開くパスワードが一時的に記憶されていなかったり、Desk以外から文書や文書名を変更したりした場合は、錠マークに戻ります。

各操作に必要な権利

Deskで、権利が必要な操作は、次の表のとおりです。
○が付いている権利が禁止されている保護文書では、その操作はできません。
○に*が付いている場合は、操作の一部が制限されます。
サムネール表示
操作 アノテーション編集権 文書編集権 印刷権 転記権 備考
ファイル
プロパティ
○*
*バインダーの属性を変更する場合は、編集権が必要です。
印刷
編集
回転
表示ページの回転
文書
オリジナルデータを開く
○*
*複数のオリジナルデータが添付されている場合は、[オリジナルデータの操作]ダイアログボックスが表示されます。
ページの作成
リスト表示
操作 アノテーション編集権 文書編集権 印刷権 転記権 備考
ファイル
プロパティ
○*
*バインダーの属性を変更する場合は、編集権が必要です。
バインダーの索引
操作 アノテーション編集権 文書編集権 印刷権 転記権
ファイル
文書名の変更
文書の取り込み
文書の取り出し
印刷
保存して閉じる
編集
切り取り
コピー
貼り付け
削除
上に移動
下に移動
整列
オリジナルデータの操作、入れ物の内容の操作
操作 アノテーション編集権 文書編集権 印刷権 転記権
編集
切り取り
コピー
貼り付け
オリジナルデータ、入れ物の内容
開く
削除
名前の変更
取り込み
取り出し
プラグインの設定
操作 アノテーション編集権 文書編集権 印刷権 転記権 備考
イメージ変換出力
わく消し
OCR(文字認識)
ページの加工
○*1
○*2
*1[アノテーションをすべて削除]を実行する場合は、アノテーションの編集権が必要です。
*2[アノテーションをすべて削除]以外の項目を実行する場合は、編集権が必要です。
イメージの取り出し
イメージ処理ソフトの起動
イージープリンタ
○*
*高度な設定を保存する場合は、編集権が必要です。
デジタルカメラのイメージ補正
ページの割り付け
検索してマーク
アノテーションをコピー
PDFに変換(DocuWorks PDF)
PDFに変換(Adobe PDF)
イメージ高解像度化
文字コード変換
アノテーション張り付け