[セキュリティーの設定-パスワード(256bit V8以降/128bit V5以降/56bit V4以降)]ダイアログボックス
[セキュリティーモジュールの選択]ダイアログボックスから[パスワードによるセキュリティー](256bit V8以降、128bit V5以降、または56bit V4以降)を選択すると、表示されるダイアログボックスです。
このダイアログボックスでは、文書に、パスワードを使って4種類の操作を制限できます。フルアクセスモードのときに設定できます。
セキュリティーの設定には、4種類の操作の制限があります。1つでも操作が制限されている文書を保護文書と言います。
[操作の制限]
[文書の編集を禁止する]
アノテーション以外の文書の編集を禁止するかしないかを設定します。
初期値は、チェックマークが付いていません。
チェックマークを付けると、次の操作ができません。
- ページの作成、ドラッグ&ドロップによる移動
- ページの切り取り / 貼り付け / 削除
- オリジナルデータのドラッグ&ドロップによる移動
- オリジナルデータの切り取り / 貼り付け / 削除
- 回転 / 傾き補正 / ノイズ除去
- 見出し・ページ番号の設定 / 更新 / 削除
- OCR処理の実行、 OCR処理のテキストの編集
- バインダー内の文書の挿入 / 新規挿入 / 文書の削除
- 文書の移動 / 変更
[アノテーションの編集を禁止する]
アノテーションの編集を禁止するかしないかを設定します。
初期値は、チェックマークが付いていません。
チェックマークを付けると、アノテーションに対して次の操作ができません。
- 新規貼り付け
- 属性変更、リサイズ、削除
- 固定 / 固定解除
- 次のページからすべてに複製
- ドラッグ&ドロップによる移動 / 切り取り
- 整列、前面/背面の移動
- 表示 / 非表示
- アノテーションの編集
- OLEオブジェクトとしての切り取り
- Viewer以外からのドラッグ&ドロップによる貼り付け
- 部分イメージ切り取り
- 署名して保存
補足
- アノテーションの編集が禁止されていても、次の操作は可能です。
- リンクアノテーションのリンク先のジャンプ
- リンクアノテーションのすべてのリンク動作有効の切り替え
- アノテーションの編集が禁止されていても、OLEアノテーションを[内容表示] / [リンク]で貼り付けた場合、リンク元の文書の変更がOLEアノテーションの表示に反映されます。
[印刷を禁止する]
印刷を禁止するかしないかを設定します。チェックマークを付けると、印刷、印刷プレビューができません。初期値はチェックマークが付いていません。
[転記を禁止する]
文書の内容のコピーを禁止するかしないかを設定します。初期値はチェックマークが付いていません。
チェックマークを付けると、次の操作ができません。
- すべてのオブジェクトのコピー
- ドラッグによるコピー操作
- すべてのオブジェクトの切り取り
- 文書外へのドラッグによる移動操作
- アノテーションを次のページからすべてに複製
- オリジナルデータのファイルの取り出し
- イメージ変換出力、OCR処理の実行
- 傾き補正、ノイズ除去
- OLEオブジェクトとしての切り取り / コピー
- バインダー内の文書の取り出し
[パスワード]
[開くパスワード]
保護文書を開くためのパスワードを設定します。パスワードは、半角の英数字および記号で255文字以内まで設定できます。全角文字および半角カナは使用できません。
[フルアクセスパスワード]
セキュリティーの設定を変更するためのパスワードを設定します。
[コメント]
保護文書に付加される文字列を入力します。
保護文書を開くときに入力するパスワードのガイドメッセージとして利用します。
ここで入力した文字列は、保護文書を開いたり、保護文書のサムネールを表示したりしたときの[パスワード]ダイアログボックスと、フルアクセスモードになるときの[パスワード]ダイアログボックスに表示されます。文字数は半角英数の場合で1,000文字以内にしてください。
[設定]
[解除]
セキュリティーの設定を解除します。ボタンをクリックすると、確認のメッセージが表示されます。
補足
- Viewerでの設定が文書に反映されるのは、文書を保存するときです。文書を保存せずに終了した場合、セキュリティー情報は反映されません。
- Viewerで文書のセキュリティーを設定/解除した時点で、ほかのViewerウィンドウで同じ文書が開いていた場合、そのViewerウィンドウの文書には、設定は反映されません。
[キャンセル]
設定した内容を取り消してダイアログボックスを閉じます。