[イメージの取り出し]ダイアログボックス
DocuWorks文書から作成するイメージファイルの設定をします。
文書、またはバインダーを1つ選択して、イメージの取り出しプラグインを実行すると表示されるダイアログボックスです。
補足
表示ページがイメージファイルまたはスキャナーから読み込んで作成されたものでない場合は、イメージを取り出すことはできません。また、貼り付けたアノテーションは取り出せません。
イメージファイルまたはスキャナーから読み込んで作成した文書かどうかを確認するには、次の2つの方法があります。
- Deskで、ワークスペース部がサムネール表示のときに文書を選択すると、ステータスバーに[イメージ]と表示されます。
- Viewerのインフォビューで[ページ属性]タブの[オリジナル種別]が[イメージ文書]と表示されます。
- イメージの取り出しプラグインを実行中は、ページめくり、コピーなどの編集を伴わない操作ができます。ただし、フォルダーの移動/削除、名前の変更はできません。
[変換形式]
変換するイメージファイル形式を選択します。
初期値は、[ビットマップファイル]です。
補足
ファイルと拡張子の対応は、次のとおりです。
- ビットマップファイル : bmp
- TIFFファイル : tif
- JPEGファイル : jpg
- PDFファイル : pdf
イメージファイルまたはスキャナーから読み込んで作成したDocuWorks文書から変換できるイメージファイルは、次のとおりです。
文書の種類 |
BMP |
TIFF |
JPEG |
PDF |
備考 |
白黒のビットマップ/TIFFを
取り込んだ文書 |
○ |
○ |
― |
○ |
Deskのステータスバーに
イメージ[画質劣化無し]と表示される |
2色カラーのビットマップ/TIFFを
[画質と圧縮率]=[画質劣化なし] で取り込んだ文書 |
○ |
〇 |
× |
× |
カラービットマップが出力される |
16色カラーのビットマップ/TIFFを[画質と圧縮率]=[画質劣化なし]で取り込んだ文書 |
〇 |
× |
× |
× |
カラービットマップが出力される |
256色カラービットマップ/TIFFを[画質と圧縮率]=[画質劣化なし]で取り込んだ文書 |
〇 |
× |
× |
× |
カラービットマップが出力される |
フルカラーのビットマップ/TIFFを[画質と圧縮率]=[画質劣化なし]で取り込んだ文書 |
〇 |
× |
× |
× |
カラービットマップが出力される |
256色、およびフルカラーのビットマップ/TIFFを[画質と圧縮率]=[圧縮率優先]/[標準]/
[画質優先]で取り込んだ文書 |
× |
× |
○ |
○ |
Deskのステータスバーにイメージ[JPEG圧縮(圧縮率優先)]などと表示される |
JPEGファイルを取り込んだ文書 |
× |
× |
○ |
○ |
Deskのステータスバーにイメージ[JPEG圧縮(その他)]と表示される |
MRCファイルを取り込んだ文書 |
× |
× |
× |
○ |
Deskのステータスバーにイメージ[MRC圧縮(その他)]と表示される |
補足
- アプリケーションで作成されたページと、イメージページが混在している文書は、アプリケーションで作成されたページは処理されず、イメージページのみを、イメージファイルとして出力します。
- 複数のファイルが作成される場合は、自動的に番号を付けたファイル名で作成されます。上記×印のファイル形式に変換したい場合は、「イメージ変換出力プラグイン」を使用します。
[保存先]
保存先のパス名を入力します。
初期値は、デスクトップが指定されています。[参照]をクリックすると、保存先のパスを指定するためのダイアログボックスが表示されます。保存先のパス名の文字数は、最大255文字です。
デスクトップ以外のパスを出力先に指定すると、次回からはそのパスが初期値になります。
[指定ページ]
イメージファイルに変換するページを指定します。指定した範囲のページごとにイメージファイルが作成されます。
補足
TIFFファイルの場合、詳細設定で[1ファイルにマルチページをおさめる]を設定しているときは、1つのファイルとして作成されます。
[OK]
設定した内容でイメージに変換します。
次回このダイアログボックスを開いたときには、[変換形式]と[保存先]で設定した内容が表示されます。[詳細設定]をクリックして表示されるダイアログボックスも、次回に同じ設定で表示されます。
[キャンセル]
設定を取り消して、ダイアログボックスを閉じます。
[詳細設定]