DocuWorks使用上の制限事項
DocuWorksを使用する上での注意・制限事項について説明します。
DocuWorksが使用するフォルダー
Deskフォルダ
Deskフォルダの下は、直接、エクスプローラーからフォルダーやファイルの追加・削除などの操作をしないでください。たとえば「DWFolder¥リンクフォルダ」には、リンク先フォルダーと接続するための管理ファイルがあるので、手動で削除したり移動したりしないでください。
一時ファイル用フォルダ
一時ファイル用フォルダは、直接、エクスプローラーから操作しないでください。DocuWorks関連アプリケーションが、一時ファイルを作成する場合があります。
DocuWorks Desk
サムネールについて
サムネールに表示できるファイル数は、PCのリソースの空きメモリーに依存します。たとえば以下の場合、サムネールを表示できるファイル数が少なくなります。
- 他のアプリケーションを複数起動している場合
- 空きメモリーが少ない場合
- サムネールの表示倍率が大きい場合
この場合は、フォルダー内のファイル数を少なくして、1つのフォルダーで大量のサムネールが表示されないようにしてください。
管理ファイルについて
ユーザフォルダ以下にあるdwdesk.ibmとdwdesk.idwは、DocuWorks Deskで使用する管理ファイルです。サムネールの位置やサムネール画像のキャッシュデータが格納されています。
処理途中のファイルについて
Deskでファイルの移動やコピーなどの操作をしたときに、ディスクの空き容量不足などで途中で処理が失敗すると、処理途中のファイルが残り、同じファイルが複数存在する場合があります。その場合は、不要なファイルを手動で削除してください。
一時ファイルについて
拡張子が「xd#」や「xd$」のファイルは、DocuWorksの一時ファイルとして使用されています。これらのファイルを、DocuWorks Deskのユーザーフォルダやリンクフォルダに取り込まないでください。
パスにUnicode文字を含むファイル
補足
ここでは、「Unicode固有文字」を「Unicode文字から各国語の文字コードに変換できない文字」の意味で使用しています。たとえば、Shift JISやBig5などに変換できないUnicode文字です。
- パスにUnicode文字を含むDocuWorksファイルは、Deskのサムネール表示に、使用中の状態を示す網掛け表示が反映されないことがあります。<F5>キーを押すと、網掛け表示が反映されます。
- フォルダーを並べ替えるダイアログボックスでUnicode文字を含むフォルダー名を表示すると、ダイアログボックスのタイトルバーが文字化けする場合があります。
- Viewerで編集後に保存せずに閉じようとしたときの確認メッセージで、ファイル名のUnicode文字が「?」で表示されます。確認メッセージで[はい]をクリックしたとき、ファイル名のUnicode文字は正常に保持されます。
- Viewerの最近開いた文書のメニューで、ファイル名にUnicode文字があるファイルは、その文字が「?」で表示されます。また、このようなファイルは最近開いた文書のメニューから開くことはできません。
- ファイルのパスにUnicode文字が含まれていると、Viewerの[ファイル]メニューにある[送信]は選択できず、メールの送信が実行できません。
- イメージ変換出力プラグインの対象ファイル名にUnicode文字が含まれていると、[イメージ変換出力]ダイアログボックスの[ファイル名]で、Unicode文字は「_」で表示されます。
- Viewerのコマンド(dwviewer.exe)のオプションでファイルを開くことができますが、Unicodeで指定された文字はマルチバイト文字として扱われるため、Unicode文字を「?」にして処理されます。
該当するオプションは次のものです。
- Viewerのコマンド(dwviewer.exe)の/sp、/sptオプションを指定してファイルを印刷するとき、保護文書は印刷されず、ログに文書名が記録されます。パスにUnicode文字を含むファイルでは、「文書名(フルパス)」の部分にあるUnicode文字が「?」で記録されます。
- パスにUnicode文字を含むファイルをViewerから印刷すると、Unicode文字を「?」にしたファイル名で印刷されます。
- パスにUnicode文字を含むDocuWorksファイルを、エクスプローラーから一覧表示形式のViewerにコピー&貼り付け、ドラッグ&ドロップできません。
- パスにUnicode文字を含むDocuWorksファイルでは、文書表示での[表示ページコピー]および[表示ページ切り取り]ができません。また、一覧表示で選択したページのコピーや切り取りができません。
- パスにUnicode文字を含むDocuWorksファイルでは、一覧表示でのページのドラッグができません。
- パスにUnicode文字を含むコンテキスト文書は、コンテキスト文書提供者機能で文書の場所を変更できません。
- パスにUnicode固有文字を含むイメージ文書やXPS(XML Paper Specification)文書は、ワークスペース部でサムネールが表示されずに、アイコンで表示されます。
- パスにUnicode文字を含むファイルをワークスペース部で選択すると、ステータスバーのUnicode文字が「???」のように表示されたり、似た文字に変換されたりする場合があります。
- ファイルの取り込み機能でイメージファイルからDocuWorks文書に変換するとき、イメージファイルのパスにUnicode固有文字が含まれているとエラーになります。
フォルダーを取り込む場合も、フォルダー内のイメージファイルのパスにUnicode固有文字が含まれているとエラーになります。
- パスにUnicode固有文字を含むアプリケーションファイルをワークスペース部にドラッグ&ドロップし、[アプリケーションファイルの取り込み]ダイアログボックスで[ページを作成してオリジナルデータを添付する]を選択し、[実行]をクリックするとエラーになります。
- バインダーのパスにUnicode文字が含まれていると、[バインダーの索引]ダイアログボックスを表示したときに、タイトルバーのファイル名が文字化けします。
- サムネール表示のワークスペース部で、ファイル名にUnicode文字が含まれるイメージファイルを、Unicode文字を含まないファイル名に変更しても、アイコン表示のままになります。
- DocuWorks Deskの[検索]ダイアログボックスの[ファイル]メニューから、[CSV形式で結果保存]を選択してCSV出力するときに、検索結果のファイルパス中のUnicode文字は「?」で出力されます。
- DocuWorks Deskのサムネール表示で文書の名前を変える際に、IMEで環境依存文字(Unicode)を入力すると、「?」に変換されることがあります。その場合は、ほかのアプリケーションから文字列をコピーして貼り付けるか、リスト表示に切り替えて名前を入力してください。
その他
IMEで環境依存文字(Unicode)を入力すると、「?」に変換されることがあります。