複数のユーザーが同時に同じ文書を操作した場合

複数のユーザーが同時に同じ文書を操作した場合、同時ではなく順番に処理されます。
次の表で、ユーザーAとユーザーBが同時に同じ文書を操作して、ユーザーAの操作が先に処理された場合の結果を説明します。
ユーザーAの操作
削除 移動 名前の変更 ダウンロード アップロード*1 チェックアウト
ユーザーBの操作
削除
文書は削除(ごみ箱に移動)されます
文書は削除(ごみ箱に移動)されます
文書は名前が変更され、そのあとに削除(ごみ箱に移動)されます
ダウンロードでき、文書は削除(ごみ箱に移動)されます
アップロードされていない文書は削除できないので、アップロードだけできます
ユーザーAに文書がチェックアウトされます。ユーザーBが実行した削除も成功します。ユーザーAが文書をチェックインすると、元の場所に文書が追加されます
移動
文書は削除(ごみ箱に移動)されます
文書はユーザーBが選択した移動先に移動されます
文書の名前が変更され、移動されます
ダウンロードでき、文書は移動されます
アップロードされていない文書は移動できないので、アップロードだけできます
ユーザーAに文書がチェックアウトされます。ユーザーBが実行した移動も成功します。ユーザーAが文書をチェックインすると、元の場所に文書が新規に追加されます
名前の変更
文書は削除(ごみ箱に移動)されます
文書は移動され、そのあとに名前が変更されます*2
ユーザーBが変更した名前になります*2
ダウンロードでき、名前が変更されます*2
アップロードされていない文書は名前を変更できないので、アップロードだけできます
ユーザーAに文書がチェックアウトされます。ユーザーBが実行した名前変更も成功します。ユーザーAが文書をチェックインすると、元の場所に文書が新規に追加されます。文書名は変更前の名前になります
ダウンロード
文書は削除(ごみ箱に移動)されるので、ダウンロードできません
文書は移動されるので、ダウンロードできません
文書の名前が変更されるので、ダウンロードできません
ダウンロードできます
アップロードされていない文書はダウンロードできないので、アップロードだけできます
ユーザーAに文書がチェックアウトされ、ユーザーBに文書がダウンロードされます
アップロード*3
文書は削除(ごみ箱に移動)され、そのあとにアップロードした文書が格納されます
文書は移動され、そのあとにアップロードした文書が格納されます
文書の名前が変更され、そのあとにアップロードした文書が格納されます
文書をダウンロードしたあとに、アップロードした文書が格納されます*4
ユーザーAのアップロードが先に、ユーザーBのアップロードがあとに実行されます*4
ユーザーAに文書がチェックアウトされ、ユーザーBのアップロードはできません
チェックアウト
文書は削除(ごみ箱に移動)され、チェックアウトはエラーになります
文書は移動され、チェックアウトはエラーになります
ユーザーAが実行した名前変更が成功します。ユーザーBには変更前の名前で文書がチェックアウトされます。ユーザーBが文書をチェックインすると、元の場所に文書が新規に追加されます。文書名は変更前の名前になります
ユーザーAに文書がダウンロードされ、ユーザーBに文書がチェックアウトされます
ユーザーAの文書がアップロードされ、ユーザーBに文書がチェックアウトされます
ユーザーAに文書がチェックアウトされ、ユーザーBのチェックアウトはエラーになります
*1 アップロード先のドロワーやフォルダーに、同名の文書が格納されていない前提です。
*2 ユーザーA側でDocuWorks Deskのメニューを[表示]>[最新の情報に更新]>[現在開いているフォルダ]または[現在開いているフォルダの下すべて]と選択すると、ユーザーBが変更した名前が表示されます。
*3 アップロード先のドロワーやフォルダーに、すでに同名の文書が格納されている前提です。
*4 ユーザーBのアップロードは、[連携フォルダ for Working Folderの設定]ダイアログボックスの[同名文書のドロップ/貼り付け時の動作]の設定値に従って動作します。