PDFファイルの用紙のサイズを[レター]やA4などの定型サイズから選択するか、用紙の縦横のサイズを入力します。用紙の余白も設定できます。
補足
アプリケーションの「ページ設定」で指定した用紙サイズが、ここで設定した用紙サイズよりも優先されます。
[標準:]
リストボックスから用紙サイズを選択します。各サイズの横×縦の長さを確認できます。
[サイズ指定:]
用紙のサイズを横×縦で入力します。必要に応じて、指定する単位を[サイズ指定と余白の単位]で変更できます。
PDFの色設定を、[カラー]または[白黒]から選択します。[白黒]はグレースケールです。
[余白:]
PDFファイルの上と左に設定する余白を入力します。必要に応じて、指定する単位を[サイズ指定と余白の単位]で変更できます。
ここで指定した余白は、アプリケーションの「ページ設定」で設定されている上の余白および左の余白のさらに内側に設定されます。
つまり、ここで余白を指定してPDFファイルを作成すると、元の文書での余白設定よりも全体が右下に移動し、はみ出した部分は消去されたり、別のページとして出力されます。
[サイズ指定と余白の単位:]
用紙のサイズと余白の設定で使用する単位を[インチ]/[ポイント]/[ミリ]から選択します。単位を変更すると、用紙のサイズや余白に入力された数値が自動的に変わります。
1インチ=72ポイント=25.4ミリです。
用紙の向きを[縦]または[横]から選択します。
補足
アプリケーションの「ページ設定」で指定した用紙の向きが、ここで設定した用紙の向きよりも優先されます。
作成するPDFファイルの解像度と倍率を設定します。
[解像度:]
作成するPDFファイルの解像度を選択します。
[スクリーン]は72 dpiです。通常、解像度が高いほど文書のレイアウトは正確になりますが、ファイルサイズが大きくなります。
PDFファイルをモニターで表示するだけであれば、[スクリーン]または[96 dpi]でも問題ありません。
ただし、150 dpi以下の解像度を指定した場合、アプリケーションで表示されているページ内容と、作成されたPDFファイルの内容が異なってしまうことがあります(文字間隔の変化など)。
補足
元の文書のレイアウトを変えずにPDFファイルを出力したい場合や、高品質での印刷が必要な場合は、300 dpi以上の解像度を指定してください。
[倍率:]
作成するPDFファイルの倍率を設定します。
ここで設定する倍率は、元の文書の内容に対する倍率になります。PDFファイルは、表示・印刷時に倍率を指定できるので、通常は「100 %」(原寸)で変更する必要はありません。
なお、倍率の設定は、用紙サイズには影響しません。
例えば、A4サイズの文書で、倍率に「50 %」を指定してPDFファイルを作成すると、A4サイズの用紙に、元の文書の内容が50 %(つまりA5サイズ)に縮小されて収められます。
「200 %」を指定すると、A4サイズの用紙に、元の文書の内容が倍に拡大されて収められ、はみ出した部分は消去されたり、別のページとして出力されます。
作成するPDFファイルのファイル名や保存先のフォルダーに関する設定をします。
[ファイル名に日付を付加する]
作成するPDFファイルのファイル名に、PDFファイルを作成した年月日や時刻を自動的に追加する場合にチェックを付けます。
例えば、ABC.docという文書を元に2021年4月1日15時31分8秒にPDFファイルを作成した場合、PDFファイルのファイル名は「ABC20210401153108.pdf」になります。
[保存先を指定する]
PDFファイルを作成するたびに、ファイルの保存先とファイル名を確認・変更できるようにする場合にチェックを付けます。
[保存先を指定する]にチェックを付けると、PDFファイル作成後に[PDFファイルに名前をつけて保存]ダイアログボックスが表示され、保存先のフォルダーとPDFファイルのファイル名を指定できます。
[保存先を指定する]のチェックを外した場合は、PDFファイルはインストール時または[出力フォルダの設定]グループボックスで指定したPDFファイルの保存先のフォルダーに、元の文書のファイル名(拡張子の前の部分)と同じファイル名で保存されます。
PDFファイルの保存先のフォルダーに、作成するPDFファイルと同じ名前のファイルがあった場合の処理を次の中から選択します。
[警告ダイアログを表示する]
同名の既存のファイルに上書きするかどうかを確認するメッセージを表示します。
[上書き]
自動的に既存ファイルに上書きします。
[ファイル名に連番を付けて保存する]
ファイル名の後に、自動的に1、2・・・99までの連番を付けて保存します。99を超えるとエラーになり、PDFファイルは作成されません。
例えば、ABC.docという文書をファイル名を変更せずに3回変換すると、作成されるPDFファイルはABC.pdf、ABC1.pdf、ABC2.pdfとなります。
[既存ファイルの後に追加する]
作成するPDFファイルの内容を、既存ファイルの内容の後に追加して1つのファイルにします。
PDFファイルを作成した後、自動的にそのファイルを開いて表示する場合にチェックを付けます。
元の文書に空白ページが含まれている場合に、空白のページを自動的に削除してPDFファイルを作成する場合にチェックを付けます。
Webサイト上でPDFを表示させる際に、表示に最適な構成でPDFを生成したい場合にチェックを付けます。ページ単位でダウンロードできるようになるため、表示時間の短縮に効果があります。
補足
セキュリティーおよびタイムスタンプの付与と同時に最適化を行うことはできません。
作成するPDFファイルにサムネール画像を埋め込む場合にチェックを付けます。
サムネール画像をあらかじめ埋め込んでおくと、PDFビューアーでサムネールをすばやく表示することができます。
補足
グラフィック欄の解像度は96~1200 dpiで有効となります。
[保存先を指定する]のチェックを外している場合に、PDFファイルが保存されるフォルダーを変更します。
[マイドキュメント]
保存先を「マイドキュメント」にする場合に選択します。
[デスクトップ]
保存先をデスクトップにする場合に選択します。
[初期化]
インストール時に指定したフォルダーを保存先にする場合にクリックします。
フォルダ名のボックス
保存先のフォルダーを新しく指定する場合は、[デスクトップ]の下にあるボタンを選択し、目的のフォルダーまでのパスを直接入力するか、[参照]をクリックしてフォルダーを選択します。