[画質]タブ[DocuWorks Printerのプロパティ]ダイアログボックス
DocuWorks Printerの、画質に関する項目を設定します。
[カラーモード]
アプリケーションから渡されたカラーのデータから、カラーのDocuWorks文書を作成するか、カラーをグレースケールに変換して白黒のDocuWorks文書を作成するかを選択します。
初期値は[カラー]です。
補足
[白黒]を選択しても、作成されるDocuWorks文書のファイルサイズが小さくなるとは限りません。[カラー]を選択した場合よりもファイルサイズが大きくなる場合もあります。
[解像度]
プリンタードライバーの出力解像度を設定します。リストボックスに表示される解像度から1つを選択します。
初期値は600 dpiです。
[カラーイメージの圧縮]
文書に含まれるカラーイメージ、およびグレースケールイメージの圧縮の種類を[圧縮率優先]、[標準]、[画質優先]、[画質劣化なし]の中から選択します。
初期値は[標準]です。
- [圧縮率優先]
画質よりもサイズを小さくすることを優先した画像処理です。
- [標準]
標準的な圧縮率の画像処理です。サイズは圧縮率優先よりも少し大きくなります。
- [画質優先]
サイズよりも画質を優先した画像処理です。サイズは標準よりも大きくなります。
- [画質劣化なし]
画質が劣化せず、サイズはほとんどの場合、画質優先よりもさらに大きくなります。
[テキストの設定]>[文字をテキストとして保存する]
[詳細設定]タブの[DocuWorks 6.x以前と互換性のある文書を作成する(Ver.4文書)]にチェックマークを付けていると、アプリケーションから生成されるDocuWorks文書の文字は、マルチバイトコードで保存されます。生成されるDocuWorks文書はVer.4文書です。Unicode固有の文字がある場合、その文字は図形データとして保存されます。
補足
マルチバイトコードとは、日本語ではShift-JIS、簡体字中国語ではGB2312など、言語ごとの文字コードです。
また、[詳細設定]タブの[DocuWorks 6.x以前と互換性のある文書を作成する(Ver.4文書)]のチェックマークを外していると、アプリケーションから生成されるDocuWorks文書の文字は、Unicodeで保存されます。生成されるDocuWorks文書はVer.7文書です。
アプリケーションがDocuWorks Printerにテキストをグリフインデックスの形式(字体を参照するための値)で出力する場合、Unicodeに割り当てられていない文字は図形データとして保存されます。ただし、埋め込みが許可されていないフォントは、図形データとして保存できず、抜け落ちます。
補足
テキストがまったく出力されなかった場合は、Ver.4文書になります。
[テキストの設定]>[外字を図形データに変換する]
テキストの中の外字を図形データに変換します。ただし、埋め込みが許可されているフォントのみ有効です。図形データの解像度は、[解像度]で設定した値になります。
初期値は、チェックマークが付いています。チェックマークが付いていない場合は、外字はテキストのまま保存されます。
補足
変換した外字は、テキストの選択、コピー、および検索はできません。
[文書にフォントを埋め込む]
チェックマークを付けると、埋め込みが許可されているフォントを文書に埋め込みます。外字も埋め込みフォントになります。
初期値は、チェックマークが外れています。
補足
チェックマークを付けないで処理を実行した場合、変換されたDocuWorks文書で使用しているフォントをインストールしていない環境では、文書が正しく表示されないことがあります。
[すべての文字を図形データに変換する]
すべてのテキストを図形データに変換します。ただし、埋め込みが許可されているフォントのみ有効です。図形データの解像度は、[解像度]で設定した値になります。また、特定のフォントだけ図形データに変換することはできません。
補足
[詳細設定]タブの[DocuWorks 6.x以前と互換性のある文書を作成する(Ver.4文書)]のチェックマークを外していると、文字から変換した図形データの背面に、テキストを埋め込みます。埋め込まれたテキストは、検索、選択、およびコピーができます。
外字のテキスト情報も保存されるため、文書を生成した環境と同じ外字を使用する環境では、外字のテキスト検索、コピーもできます。
生成されるDocuWorks文書はVer.7文書です。