[セキュリティーの設定(DocuWorks電子印鑑)]ダイアログボックス

[セキュリティーモジュールの選択]ダイアログボックスから[DocuWorks電子印鑑によるセキュリティー]を選択したときに、表示されるダイアログボックスです。
電子印鑑ケースツールが起動していない場合は、電子印鑑ケースツールが自動的に起動して、正しいパスワードを入力してから表示されます。

このダイアログボックスでは、文書に、DocuWorks電子印鑑を使って4種類の操作を制限できます。また、文書を開ける印鑑とフルアクセスできる印鑑を設定します。
バインダーの場合の設定も同じです。1つでも操作が制限されている文書を保護文書といいます。

[操作の制限]

[文書の編集を禁止する]

アノテーション以外の文書の編集を禁止するかしないかを設定します。
初期値は、チェックマークが付いていません。
チェックマークを付けると、次の操作ができません。
  • ページの作成、ドラッグ&ドロップによる移動
  • ページの切り取り / 貼り付け / 削除
  • オリジナルデータのドラッグ&ドロップによる移動
  • オリジナルデータの切り取り / 貼り付け / 削除
  • 回転 / 傾き補正 / ノイズ除去
  • 見出し・ページ番号の設定 / 更新 / 削除
  • OCR処理の実行、 OCR処理のテキストの編集
  • バインダー内の文書の挿入 / 新規挿入 / 文書の削除
  • 文書の移動 / 変更

[アノテーションの編集を禁止する]

アノテーションの編集を禁止するかしないかを設定します。
初期値は、チェックマークが付いていません。
チェックマークを付けると、アノテーションに対して次の操作ができません。
  • 新規貼り付け
  • 属性変更、リサイズ、削除
  • 固定 / 固定解除
  • 次のページからすべてに複製
  • ドラッグ&ドロップによる移動 / 切り取り
  • 整列、前面/背面の移動
  • 表示 / 非表示
  • アノテーションの編集
  • OLEオブジェクトとしての切り取り
  • Viewer以外からのドラッグ&ドロップによる貼り付け
  • 部分イメージ切り取り
  • 署名して保存
補足
  • アノテーションの編集が禁止されていても、次の操作は可能です。
  • リンクアノテーションのリンク先のジャンプ
  • リンクアノテーションのすべてのリンク動作有効の切り替え
  • アノテーションの編集が禁止されていても、OLEアノテーションを[内容表示] / [リンク]で貼り付けた場合、リンク元の文書の変更がOLEアノテーションの表示に反映されます。

[印刷を禁止する]

印刷を禁止するかしないかを設定します。チェックマークを付けると、印刷、印刷プレビューができません。
初期値は、チェックマークが付いていません。

[転記を禁止する]

文書の内容のコピーを禁止するかしないかを設定します。
初期値は、チェックマークが付いていません。
チェックマークを付けると、次の操作ができません。
  • すべてのオブジェクトのコピー
  • ドラッグによるコピー操作
  • すべてのオブジェクトの切り取り
  • 文書外へのドラッグによる移動操作
  • アノテーションを次のページからすべてに複製
  • オリジナルデータのファイルの取り出し
  • イメージ変換出力、OCR処理の実行
  • 傾き補正、ノイズ除去
  • OLEオブジェクトとしての切り取り / コピー
  • バインダー内の文書の取り出し

[フルアクセスモードにできる電子印鑑]

セキュリティーの設定の変更と、禁止されている操作を許可する電子印鑑を表示します。この電子印鑑を「自分の電子印鑑」として持っているユーザーは、保護文書に対してフルアクセスモードになります。フルアクセスモードに設定した電子印鑑は、自動的に[文書を開ける電子印鑑]にも設定されます。

[文書を開ける電子印鑑]

保護文書を開ける電子印鑑を表示します。この印鑑を「自分の電子印鑑」として持っているユーザーは、保護文書を開けます。

[追加]

フルアクセスモードにできる電子印鑑、または文書を開ける電子印鑑を設定します。このボタンをクリックすると、[電子印鑑の追加]ダイアログボックスが表示されるので、権限を与える電子印鑑を1つ以上選択して[OK]をクリックします。

[削除]

[フルアクセスモードにできる電子印鑑]、または[文書を開ける電子印鑑]で選択されている電子印鑑を、リストから削除します。

[すべてを削除]

[フルアクセスモードにできる電子印鑑]、または[文書を開ける電子印鑑]で表示されているすべての電子印鑑を、リストから削除します。

[設定]

指定した内容で、セキュリティーを設定します。[フルアクセスモードにできる電子印鑑]、または[文書を開ける電子印鑑]に電子印鑑が指定されているときに設定できます。

[解除]

セキュリティーの設定を解除します。ボタンをクリックすると、確認のメッセージが表示されます。
補足
  • Viewerでの設定が文書に反映されるのは、文書を保存するときです。文書を保存せずに終了した場合、セキュリティー情報は反映されません。
  • Viewerで文書のセキュリティーを設定/解除した時点で、他のViewerウィンドウに同じ文書が開いていた場合、そのViewerウィンドウの文書には、設定は反映されません。

[キャンセル]

設定した内容を取り消してダイアログボックスを閉じます。