PDFに変換(Adobe PDF)プラグインについて

PDFに変換(Adobe PDF)プラグインでは、Adobe社のAcrobat製品の機能を使用して、DocuWorks文書をPDF文書に変換します。このプラグインを利用するには、「Adobe Acrobat XI」、「Adobe Acrobat X」、または「Adobe Acrobat 9」がインストールされている必要があります。
  • 選択したDocuWorks文書の中に保護された文書があった場合で、その文書の印刷権がないとき、その文書に対する変換処理はスキップされます。
  • 選択した文書の中にDocuWorks文書以外のフォーマットの文書があった場合、他フォーマットの文書はスキップして、DocuWorks文書だけを変換します。また、選択したファイルにDocuWorks文書が1つもない場合、エラーメッセージが表示され、変換は行われません。
  • 変換されたPDF文書は、もとのDocuWorks文書と同じフォルダーに作成されます。[環境設定]ダイアログボックスの[DocuWorks Deskの設定]にある[表示]で、[DocuWorksファイル以外のファイルを表示する]にチェックマークが付いている場合は、作成されたPDF文書がDeskのワークスペース上に表示されます。
変換されたPDF文書には、次の情報を引き継ぎます。
  • アプリケーションページのテキスト
  • テキストアノテーションのテキスト
  • 日付印のテキスト
  • 不透過なリンクアノテーションのタイトルテキスト
  • ページ見出し
  • ページ番号
  • OCR結果テキスト
  • 日時アノテーション
 
次の制限があります。
  • 一度に変換できるファイルは30個までです。
  • テキストアノテーションなどのアノテーションは、アノテーションとしてPDF文書に反映されるのではなく、アプリケーションページの本文テキストとして埋め込まれます。
  • アノテーション非表示で保存されていた場合は、PDF文書にアノテーションを引き継ぎません。
  • PDF文書に継承したテキストの位置情報に誤差がでる場合があります。
  • PDF文書に変換した場合に、用紙サイズからはみ出る部分があったときは、DocuWorks文書のOCR結果テキストの一部が継承されない場合があります。
  • OCR処理をしたあとで回転したDocuWorks文書を変換すると、PDF文書に継承したテキストの位置がずれる場合があります。
  • OCR結果テキストにテキスト位置の情報が存在しない場合、PDF文書のページ左上付近に小さなフォントで付加されます。
  • Adobe PDFのドキュメントのプロパティの[Adobe PDF 設定]タブで設定した[Adobe PDFのページサイズ]は有効ですが、その他の設定は無効となります。
補足
Acrobat DistillerのAdobe PDF設定で選択されているデフォルト設定によっては、PDFに変換プラグインで作成したPDFファイルにジョブオプションファイルが添付されることがあります。初期状態では、PDFに変換プラグインで作成されたPDFに、ジョブオプションファイルは添付されません。