差分検出プラグインを実行する
差分検出プラグインを使用して、ファイルの差分を検出して確認する方法を説明します。
補足
- 同じページ番号同士でページサイズ(縦横比)が同一のとき、内容を比較して、差分を検出します。ページ番号をまたいだ内容は比較できません。
- 選択した2つのファイルの合計ページ数が100ページを超える場合は、プラグインを実行できません。
- 次の場合はエラーとなり、差分を検出できません。
- ファイルがロックされている
- ファイルにセキュリティが設定されている
- ページ数が0ページのファイルを選択している
- ファイルやページが破損している
- ページサイズが大きすぎるファイルは、差分を検出できない場合があります。
- 画像比較モードでは、傾き補正や色補正は行いません。そのため、スキャンされた文書では正確に差分を検出できない場合があります。
- テキスト比較モードでは、次のテキスト情報の差分を検出できません。
- 元のファイルで画像化されているテキスト
- 元のファイルでOCR(文字認識)処理したテキスト
- DocuWorks文書のアノテーションの内容や、PDF文書の注釈の内容
- 左寄せや縦書きなどのレイアウト情報や、太字や下線、文字色などの装飾情報、フォントの種類や文字サイズなど
- テキスト比較モードでは、たて書きや回転したテキストについては、差分を検出できない場合があります。
- 画像に変換する過程で発生した変化などが、差分として検出されることがあります。
- 差分を検出する処理を実行中は、Deskの他の操作はできません。
差分を検出する
手順
1.
同じフォーマットのファイル(DocuWorks文書、DocuWorksバインダー、またはPDF文書)を2つ選択して、ツールバーまたはお仕事バーの[差分検出]プラグインボタンをクリックします。
[差分検出の設定]ダイアログボックスが表示されます。
先に選択されたファイルのパスが[比較元]に、あとに選択されたファイルのパスが[比較先]に入力されています。[入れ替え]をクリックすると、[比較元]と[比較先]を入れ替えます。
ファイルを1つだけ選択した場合は[比較元]に入力されます。ファイルを選択しなかった場合は[比較元][比較先]は空欄です。
先に選択されたファイルのパスが[比較元]に、あとに選択されたファイルのパスが[比較先]に入力されています。[入れ替え]をクリックすると、[比較元]と[比較先]を入れ替えます。
ファイルを1つだけ選択した場合は[比較元]に入力されます。ファイルを選択しなかった場合は[比較元][比較先]は空欄です。
2.
[画像に変換して比較する]または[テキストのみを比較する]のどちらかを選択し、[実行]をクリックします。
差分検出の進捗状況を示すダイアログが表示されます。
差分の検出が終わるとWebブラウザーに比較結果のサマリーが表示されます。
差分の検出が終わるとWebブラウザーに比較結果のサマリーが表示されます。
3.
比較結果のサマリーの[内容を表示する]をクリックします。
検出結果が表示されます。
補足
[差分検出の設定]ダイアログボックを表示したまま、続けて[実行]をクリックすると、最初の検出結果は削除されます。
検出結果表示の構成

操作バー
[左右に並べて表示]
比較元のファイル(左)と比較先のファイル(右)を並べて表示します。初期値に設定されています。
[比較元の文書]
比較元のファイルだけを表示します。
[比較先の文書]
比較先のファイルだけを表示します。
[重ねて表示]
比較元のファイルと比較先のファイルを重ねて表示します。
[前の変更](差分の箇所/差分の総数)[次の変更]
前または次の差分検出箇所にジャンプします。
差分の検出結果を表示した直後は、差分の箇所は「0」が表示されます。
差分の検出結果を表示した直後は、差分の箇所は「0」が表示されます。
[比較結果のサマリー]
比較結果のサマリーを表示します。
差分表示
差分を検出した箇所を、囲み線、または塗りつぶしによって表示します。
比較モードによって、表示の仕方が異なります。
また、[左右に並べて表示]のとき、一方のファイルにマウスカーソルを合わせると、もう一方のファイルの対象箇所がハイライト表示されます。
比較モードによって、表示の仕方が異なります。
また、[左右に並べて表示]のとき、一方のファイルにマウスカーソルを合わせると、もう一方のファイルの対象箇所がハイライト表示されます。
補足
[左右に並べて表示]/[比較元の文書]/[比較先の文書]のときは、比較ができなかったページの左上にアイコン(
)を表示します。クリックすると理由が表示されます。

画像比較モード
初期値では、差分が検出されたエリアを赤枠で囲んで表示します。エリアの形状や色は、設定で変更できます。
テキスト比較モード
差分が検出されたテキストがハイライト表示されて、対象箇所にアイコンが表示されます。ハイライト表示されたテキストやアイコンをクリックすると、差分の情報がポップアップで表示されます。
差分の内容に応じて、ハイライトの色が異なりります。
差分の内容に応じて、ハイライトの色が異なりります。
ハイライトの色 | 差分の内容 | 説明 | アイコンの表示 |
---|---|---|---|
黄 |
置換 |
変更されているテキスト。 比較元ファイルと比較先ファイルの両方にハイライト表示されます。 |
なし |
緑 |
挿入 |
比較元ファイルに存在しないテキスト。 比較先ファイルにハイライト表示されます。 |
比較元ファイルの対象箇所 |
赤 |
削除 |
比較先ファイルに存在しないテキスト。 比較元ファイルにハイライト表示されます。 |
比較先ファイルの対象箇所 |
ファイル名
現在表示しているファイルの、ファイル名を表示します。
設定
テキスト比較モードの場合は、[重ねて表示]のときだけ表示します。
[並べて表示][比較元の文書][比較先の文書]を表示しているとき(画像比較モードの場合)
比較元のファイル名、比較先のファイル名を表示します。
- [差分エリアの形状]
差分箇所の囲みの形状を選択します。初期値は[線]です。 - [差分エリアの色]
差分箇所の囲みの色を選択します。初期値は[赤]です。
[重ねて表示]を表示しているとき
比較元のファイル名、比較先のファイル名を表示します。



- [下に配置されている文書の透明度]
下に配置されているファイルの透明度を、0から100までの間で変更します。初期値は50です。 - [差分エリアの形状](画像比較モードの場合)
差分箇所の囲みの形状を選択します。初期値は[線]です。 - [差分エリアの色](画像比較モードの場合)
差分箇所の囲みの色を選択します。初期値は[赤]です。