他のバージョンとの互換

DocuWorksの各バージョンで作成した文書の、互換性について説明します。

DocuWorks 8以降でなければ開けないDocuWorksファイル

次のDocuWorksファイルは、DocuWorks 8以降でなければ開けません。これらの文書には、プロパティの[種類]に「Ver.8」と表示されます。
  • DocuWorks入れ物
  • パスワードによるセキュリティー(256bit V8以降)を設定した保護文書
  • 電子証明書によるセキュリティー(256bit V8以降)を設定した保護文書
次のDocuWorksファイルは、DocuWorks 9(バージョン9.0.7以降)、もしくはDocuWorks 8(バージョン8.0.13以降)でなければ開けません。これらの文書には、プロパティの[種類]に「Ver.9」と表示されます。
  • FUJIFILMブランドの複合機で作成した高圧縮DocuWorks文書
補足
DocuWorks Viewer Lightをご利用の場合も、DocuWorks 8およびDocuWorks 9(バージョン9.0.6以前)では開けません。 DocuWorks Viewer Light 9.1の最新バージョンをご利用ください。

DocuWorks 7.0以降でなければ開けない文書

次の条件の少なくともひとつを満たすDocuWorks文書は、DocuWorks 7.0以降でなければ開けません。これらの文書には、プロパティの[種類]に「Ver.7」と表示されます。
  • たてよこの一方または両方の長さが500 mmを超えるページを持つ
  • Unicode文字を含む
  • 表示データのサイズが250 MBを超える

DocuWorks 6.2で作成した文書の注意事項

日付印について

  • リサイズした日付印を貼った文書をDocuWorks 6.1以前のバージョンで表示した場合で、[日付印のプロパティ]ダイアログボックスを表示して[OK]をクリックしたとき、日付欄のフォントサイズと線の太さが初期値になります。この場合は、DocuWorks 6.2で[日付印のプロパティ]ダイアログボックスを表示し、[OK]をクリックすると正常に表示されます。
  • 日付印の[年]、[月]、[日]のいずれかに3文字以上の文字列を設定した文書をDocuWorks 6.1以前のバージョンで表示した場合で、[日付印のプロパティ]ダイアログボックスを表示して[OK]をクリックしたとき、警告メッセージが表示されます。この場合、[年]、[月]、[日]の文字数を2文字以内に変更するか、[キャンセル]をクリックしてください。
  • 日付印の[年]、[月]、[日]のいずれかに数字、"-"(ハイフン)以外を含む文字列を設定した文書をDocuWorks 6.1以前のバージョンで表示した場合で、[日付印のプロパティ]ダイアログボックスを表示して[OK]をクリックしたとき、警告メッセージが表示されます。この場合、[年]、[月]、[日]を数字、"-"(ハイフン)を含む文字列に変更するか、 [キャンセル]ボタンをクリックしてください。
  • 日付印の[年の先頭文字]を空文字に設定した文書をDocuWorks 6.1以前のバージョンで表示した場合で、[日付印のプロパティ]ダイアログボックスを表示して[OK]をクリックしたとき、警告メッセージが表示されます。この場合、[年の先頭文字]に入力可能な文字を設定するか、[キャンセル]ボタンをクリックしてください。
  • 日付印の[日付の書式]を"yy.mm.dd"あるいは"年.月.日"以外の書式に設定した文書をDocuWorks 6.1以前のバージョンで表示した場合で、[日付印のプロパティ]ダイアログボックスを表示して[OK]をクリックしたとき、日付欄が"yy.mm.dd"あるいは"年.月.日"の書式で表示されます。

DocuWorks 6.1で作成した文書の注意事項

見出し・ページ番号

ページ番号の開始番号として「65536」以上の値が設定されている文書をDocuWorks 6.0以前のバージョンで表示した場合、[見出し・ページ番号の設定]ダイアログボックスのページ番号タブを開いた後に、[OK]または[適用]をクリックしたり、ほかのタブを表示するときにエラーメッセージが表示されます。この場合、開始番号を「65535」以下の値に変更するか[キャンセル]をクリックすることで回避できます。

DocuWorks 6.0以降でなければ開けない文書

次の文書は、DocuWorks 6.0以降でなければ開けません。これらの文書には、プロパティの[種類]に「Ver.6」と表示されます。
  • 隠し印刷設定付き文書(TrustMarkingBasic属性を設定した文書)
  • 高圧縮DocuWorks(MRC圧縮)ファイルとして保存した文書
補足
これらの文書は、TrustMarkingBasic属性を削除したり、ページ加工プラグインの[高圧縮DocuWorks(MRC圧縮)でないページにする]を利用したりすると、DocuWorks Ver.4またはDocuWorks 5.0で開けるようになります。

DocuWorks 5.0以降でなければ開けない文書

次の文書およびバインダーは、DocuWorks 5.0以降でなければ開けません。これらの文書は、プロパティの[種類]に「Ver.5」と表示されます。
  • 署名した文書およびバインダー
  • [パスワードによるセキュリティー(128bit V4非互換)]で保護した文書
  • [DocuWorks電子印鑑によるセキュリティー(V4非互換)]で保護した文書
  • [電子証明書によるセキュリティー(V4非互換)]で保護した文書

DocuWorks Ver.4との互換性

アノテーション全般について

  • DocuWorks 5.0で追加になった色および透過属性は、そのまま表示されます。DocuWorks Ver.4.xで変更しなければ、もう一度DocuWorks 5.0以降で表示すると元の設定は保存されています。
  • DocuWorks Ver.4.xで表示すると、固定の設定は無効になります。もう一度DocuWorks 5.0以降で表示すると、元のまま固定されています。

リンクアノテーションの付いた文書

  • ツールチップは、DocuWorks 5.0以降で設定した文字列ではなく、DocuWorks Ver.4.xで自動作成される文字列が表示されます。もう一度DocuWorks 5.0以降で表示すると元の設定は保存されています。
  • DocuWorks 5.0で追加になったリンク先(その他のファイル、メールアドレス、DocuWorksデータのリンクプロパティ)の設定は無効になり、そのリンクアノテーションが貼り付けられているページにリンク先が変更されます。DocuWorks Ver.4.xでダイアログボックスの[OK]をクリックしなければ、もう一度DocuWorks 5.0以降で表示すると元の設定が保存されています。

テキストアノテーションの付いた文書

たて書き、回転、行間隔は、そのまま表示されます。属性を変更すると横書きの1行間隔に変更されます。DocuWorks Ver.4.xで横書きの1行間隔に変更された場合は、もう一度DocuWorks 5.0以降で表示すると横書きの1行間隔になります。ただし、ダイアログボックスの設定は保存されているので、[OK]をクリックすると元の設定を反映できます。

多角形アノテーションの付いた文書

そのまま表示されます。ただし、選択および編集できません。もう一度Ver.5以降で表示すると、元のまま表示されます。

見出し・ページ番号

  • 複数行の見出し・ページ番号は、そのまま表示されます。ただし、ダイアログボックスでは、改行コードは文字化けして「・」と表示されます。 DocuWorks Ver.4.xで文字列や書式の設定を変更しなければ、もう一度DocuWorks 5.0以降で表示すると、元の設定が保存されています。
  • 開始/終了ページは、文書のページ数または設定を変更して更新すると無効になります。 もう一度DocuWorks 5.0以降で更新して、元の設定を反映できます。
  • ページ番号の桁数は、更新すると、指定した桁数に足りない場合に付く「0」は表示されません。もう一度DocuWorks 5.0以降で更新して、元の設定を反映できます。

文書のプロパティ

概要、ユーザー定義属性は、DocuWorks Ver.4.xでは表示されません。もう一度DocuWorks 5.0以降で表示すると元のまま表示されます。

DocuWorks Ver.3との互換性

DocuWorks Ver.4以降で保存した文書およびバインダーは、DocuWorks Ver.3.xでは扱えません。