留意事項
学習用データを作成する場合は、次の事項に留意して作成してください。
実行エラーを回避するには
分析タイプが「分類」の場合、[推論したい項目]の値のうち、データが1件しかない値は削除され、学習には使用されません。
また、[推論したい項目]の値がすべて異なる場合は、学習の実行エラーとなります。 [推論したい項目]に設定する列では、1つの値につき10件以上のデータを用意することをお勧めします。
また、[推論したい項目]の値がすべて異なる場合は、学習の実行エラーとなります。 [推論したい項目]に設定する列では、1つの値につき10件以上のデータを用意することをお勧めします。
- [推論したい項目]とは、実際に推論でAIモデルを使用して予測する項目です。学習時に指定します。
分析タイプが「データマッチング」の場合は、次の条件を満たす学習用データを使用してください。条件を満たさない学習用データを利用した場合、学習はエラーになります。
- [マッチング先データ]は、[共通キー項目]の値が重複しないこと
- [マッチング元データ]の[共通キー項目]が[マッチング先データ]に含まれていること
- [共通キー項目]とは、[マッチング元データ]と[マッチング先データ]の対応関係を示す一意な列の項目です。学習時に指定します。
分析タイプが「入金請求突合」の場合は、次の条件を満たす学習用データを使用してください。条件を満たさない学習用データを利用した場合、学習はエラーになります。
- [入金データ]で[識別項目]の値が同じ行は、[共通キー項目]以外の項目がすべて同じ値になること
- [入金データ]の[共通キー項目]が[請求データ]に含まれていること
- [入金データ]および[請求データ]は、各データ内で[共通キー項目]の値が重複しないこと
- [共通キー項目]とは、入金データと請求データの対応関係を示す一意な列の項目です。学習時に指定します。
分析タイプが「需要予測」の場合は、次の条件を満たす学習用データを使用してください。条件を満たさない学習用データを利用した場合、学習はエラーになります。
- 日付を表す項目が必ずあること。また、3日分以上のデータがあること
- 推論期間の2倍以上のデータがあること
- [推論する項目]の値が欠損していないこと
- [系列1]および[系列2]の組み合わせの数が400以下であること
- [系列1]、[系列2]、および[郵便番号]に設定した項目の値の文字数が256文字以下であること
- [推論する単位]が[日ごと]、かつ[気象情報]を[考慮する]場合は、郵便番号が正しいこと
学習用データの値や行数などが仕様の範囲内であっても、データに含まれる値や学習時のデータの詳細設定によってはエラーが発生することがあります。その場合は、分析タイプに応じて次のように対処してください。
上記を試しても解決できない場合は、弊社公式サイトにある「FUJIFILM IWproに関するお問い合わせ」 (https://www.fujifilm.com/fb/form/support/fbiwpro/contact)からご連絡ください。
分析タイプ | 対処 |
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分類 |
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データマッチング 入金請求突合 |
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データクレンジング後に、データ行数が100行未満の場合は、学習の実行エラーとなります。学習用データについては、分析タイプに応じて事前に次の内容を確認してください。
-
分類の場合
推論したい項目の値が欠損していないこと。 -
データマッチング、入金請求突合の場合
共通キー項目の2つのデータの値が一致すること。
- データクレンジングとは、学習用データをアップロードしたあと学習の前処理として実施される、データの欠損した行などの削除処理です。
AIモデルの分析精度の低下を回避するには
登録する学習用データに偏りがある場合、作成されるAIモデルの精度が低下する恐れがあります。
学習用データには、多様性とバランスを保つようなデータを採用してください。
学習用データには、多様性とバランスを保つようなデータを採用してください。
分析タイプが「分類」の場合、学習用データの先頭から10,000行以内に次の列が含まれていると、分析の精度が低下する恐れがあります。
- 要素数(値の種類)が100以上ある列
- 分類先の1つのカテゴリーに割り当てられるデータの件数が10件未満の列
その他の留意事項
学習用データの先頭から10,000行以内に次の列が含まれる場合、その列は学習には使用されません。
- すべての値が空欄の列
- すべて同じ値が入力されている列